<ブラフ18番館~外交官の家へ>
さて、ブラフとよばれた ヨコハマ・山手ですが、
ここは、西洋かん(館)が 立ちならぶ、
みどり・あふれる、花のまち(街)
そして、教会と ミッションスクールが 点在する、
キリスト教の、しずかな丘・・
<山手カトリック教会
>
<山手聖公会
>
<横浜雙葉やフェリス女学院・・>
クリンたち、ロマンと けんい(権威)に弱い・女子たちが、
ただただ・ひれふすばかりの、
「本格的異国情緒」に みちています
とくに、うちのチット
は、おや(親)につれられ、
子どものころに「横浜デビュー」を
してるので、
はまり方も
ねんき(年季)が入っており、
語りだすと、止まりません
(「ヨコハマ物語」のえいきょうも、じん(甚)大でした
)
「
初めて、山手のこの道を 歩いた時さあ・・、
あまりに素敵で
子ども心に 感動したよ!
まさにカルチャーショック
そこらへんの家から聞こえてきた
ピアノの音色、
今だに おぼえているもんね
あっ
ここ、入居者募集してる! いいな~、住みたいな~
」
と、
さわぐ チットのかたわらで、
お友だちのジェマちゃんが
ボソッと言いました。
「・・・私、横浜市民だけど、山手に来たの、生まれて初めて。」
・・・・・・・
・・・・
(絶句)
「ホラ~、私、学校も職場も東京だったし、家からだと渋谷のほうが近いし~。」(ジェマ)
ジェマちゃんのような人のことを、
「横浜都民」
と 言うらしい
(つづく)