クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

陰陽師とは?陰陽道とは?

2015-07-01 | 教養

 「羽生結弦選手」が 今年なろうとしている、あべのせいめい(安倍晴明)

それは、

お父さんが きぞく(貴族)、

 お母さんが キツネ、という、平安時代の「陰陽師」です

 (※アニメでは、大体イケメン設定) 

 平安京は、とても やみ(闇)が深い都で、

 おんりょう(怨霊)が出たり

ちみ・もうりょう(魑魅魍魎)が出たり

 ひゃっき(百鬼)が夜行したり

とにかく こわいところでした。

 あべのせいめいは、宮廷一の「呪術」の使い手として、

こわいものから、

天皇やきぞく(貴族)を守り、

 都にふりかかる災厄をはらい、まもの(魔物)と たたかったりした

 と、ここまでが、小説や映画に描かれてきた、「晴明像」です

しかし

そもそも おんみょうじとは、「魔法使い」なんかじゃない

朝廷に仕えた、

「占い師・貴族」だそうです

 中国大りく(陸)から伝わってきた、「陰陽道」。

それは、

 万物には、「陰」と「陽」の二面があり、

「陰」のしょうちょう(象徴)は、月 

 「陽」のしょうちょう(象徴)は、太陽

2つは、互いに作用しあっている・・

という しそう(思想)。

 そこに、ものごとの成り立ちを、「木火土金水」の5つに分るい(類)する、「五行説」が

くっつきました

ならべかえると、

「日月火水木金土」。

暦や、干支や易学、天文学を

あわせた「陰陽道」は、

古くから 日本に根づき、

 せつぶん(節分)や、

 タンゴのせっく(端午の節句)、

 七夕、 七五三、

 かんれき(還暦)・・・

などの 

風習で、今に伝わっています

 平安時代のきぞく(貴族)たちは、生活スタイルそのものが、

「陰陽道」のえいきょう(影響)を うけており、

たとえば、

 朝おきたら、自分の「宿星」の名前を7回となえる→かがみで、かお(顔)を見る。

 それから、暦で、その日の吉凶をチェック→ハミガキをして、西に向かって手を洗う

という

ルールにのっとって

くらしていたらしい。

(「九条殿遺戒」より)

 えきびょう(疫病)やら、政争やら、治安あっか(悪化)やらで、

人間のはかなさを

かん(感)じずには いられなかった

きぞく(貴族)たち。。

 何でも知っていて、こうどう(行動)のししん(指針)を示してくれる「陰陽師」は、

かれらの不安を とりはらってくれる

とくべつな存在であり、

現代の占いし(師)とは

ひかくにならないくらいの力を、もっていたようです。

(つづく)




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