しなのまち(信濃町)から四谷方面に 5分くらい・あるいてきました
クリン一行が 立ちよりたかったスポットが、
ここ 四谷にある、
お岩さんの 神社です
<於岩稲荷田宮神社>
ここは、
「東海道四谷怪談」で おなじみの
あわれな 女お化け、
お岩さんの神社
その昔、ここには お岩さんのお家・田宮家が あったそうです
お岩さんは、かしこくやさしくつつましい 奥さまでしたが、
心変わりした夫に どく(毒)をもられ、
苦しみながら
死んでいきました
「こ・こ・こ、これが私の 顔かいな~~~」
おでこはただれ、
目はつぶれ、
かみ(髪)は バサ抜け・・
さらに
戸板に くくられ、 死体いき(遺棄)・・
夫にうらぎられ、いやらしい・あんま(按摩)といっしょに、
川に流された お岩さんは、
「あの夫、ゆるさねえ!!」
と
ゆうれい(幽霊)になり、
夫たちを たたりころし(殺し)ました
と、以上が、江戸時代の げさく(戯作)者、つるやなんぼく(鶴屋南北)が
つくった お話です。
でもこれは、「全くのフィクション」だということを、クリンたちは 知ったのです
南北は、
たまたま
ちまたでおきた
「殺人事件」・「姦通事件」・「土左衛門事件」
を ヒントに、
当時、つま(妻)のかがみ として 「信仰の対象」となっていた、
四谷のお岩さんの
名を借りて、
お岩さんの アナザーストーリーとして、
夏にうける お芝居のきゃく(脚)本を
かいただけだったのです
タイトルを、「東海道四谷怪談」にしたのは、
四谷は 東海道にはなく、
甲州かいどう(街道)の 町だから、
そもそもこれは
ありえない・お話なんですよ
って
わからせるため
とはいえ 今じゃ・完全に、お岩さんは 江戸を代表するお化け・・
(けっこう、ひどくない つるや・南北・・) (つづく)