クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

お岩さんの神社(於岩稲荷田宮神社)~怪談散歩・1

2015-08-03 | クリン江戸散歩

 しなのまち(信濃町)から四谷方面に 5分くらい・あるいてきました

 クリン一行が 立ちよりたかったスポットが、

ここ 四谷にある、

    お岩さんの 神社です

 <於岩稲荷田宮神社>

ここは、

「東海道四谷怪談」で おなじみの

あわれな 女お化け、

     お岩さんの神社  

 その昔、ここには お岩さんのお家・田宮家が あったそうです

 お岩さんは、かしこくやさしくつつましい 奥さまでしたが、

心変わりした夫に どく(毒)をもられ

苦しみながら 

死んでいきました

 「こ・こ・こ、これが私の 顔かいな~~~

おでこはただれ

目はつぶれ

かみ(髪)は バサ抜け・・

さらに

 戸板に くくられ、 死体いき(遺棄)・・

 夫にうらぎられ、いやらしい・あんま(按摩)といっしょに、

川に流された お岩さんは、

 「あの夫、ゆるさねえ!!

ゆうれい(幽霊)になり、

  夫たちを たたりころし(殺し)ました 


 と、以上が、江戸時代の げさく(戯作)者、つるやなんぼく(鶴屋南北)

つくった お話です。

 でもこれは、「全くのフィクション」だということを、クリンたちは 知ったのです

南北は、

たまたま 

ちまたでおきた 

「殺人事件」・「姦通事件」・「土左衛門事件」

を ヒントに、

 当時、つま(妻)のかがみ として 「信仰の対象」となっていた、

四谷のお岩さん

名を借りて、

お岩さんの アナザーストーリーとして、

夏にうける お芝居のきゃく(脚)本を

かいただけだったのです

 タイトルを、「東海道四谷怪談」にしたのは、

四谷は 東海道にはなく、

甲州かいどう(街道)の 町だから、

そもそもこれは

ありえない・お話なんですよ

って

わからせるため

 とはいえ 今じゃ・完全に、お岩さんは 江戸を代表するお化け・・

(けっこう、ひどくない つるや・南北・・) (つづく)






 

 

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