クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

岡本綺堂の「番町皿屋敷」~怪談散歩・8

2015-08-21 | クリン江戸散歩

 虫けら・同ぜん(然)に 見下されていた庶民が、

武士にやり返す

お菊さんの 「井戸の会談」・・。

 それは、江戸時代、じょうるり(浄瑠璃)や こうだん(講談)や カブキ(歌舞伎)として

さまざま・語られてきましたが、

これを

大正時代に ラブストーリー

仕立て直したのが、

 岡本きどう(綺堂)です。

この辺に住んでいたらしい・・。 (←麹町2丁目)

 はたもと(旗本)の「青山播磨」は、自分の家に仕える侍女・お菊

恋仲でした

しかし、

ある日、はりま(播磨)に 

えんだん(縁談)が もち上がり、

お菊は なやみます。。

 はりま(播磨)の心を ためそうと、わざと、青山家・家宝の皿を

わ(割)ってしまう・お菊

はじめは、

笑ってゆるした・はりま(播磨)も、

実はそれが、こい(故意)だとわかると

げきど(激怒)

「俺の心を疑いやがったかーー

 と、お菊を き(斬)ってしまいます

カブキ(歌舞伎)では、

はりま(播磨)が 残り9枚の皿を

一枚・一枚わり、

それを お菊に

「一枚・二枚・・」と

数えさせる、という

どエスなシーンで クライマックスを

むかえるそうですが。。

 「ひどい はりま! けっきょく・お菊のこと、見下してんじゃん

(つづく)






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