クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

「鬼談」京極夏彦・感想

2015-08-10 | 本と雑誌

140年間で、

はじめての「連続大猛暑」を きろく(記録)した

日本列島

 これだけあついと、かいだん(怪談)でもして、すずしくなるより 他はない・・。

外に出ては、かいだん・さんぽ(怪談散歩)し、 

 家にあっては、かいだん・どくしょ(怪談読書)する、今夏の クリン家


ここ・数年、

「京極夏彦」シリーズを よんでいる

うちのチットは、

 きょうごく(京極)さんの しん(新)刊、『鬼談』をよんで、

毎夜、

すずしく なっています

雨月物語の リメイクと、

「厭な小説」タイプで こうせい(構成)される

『鬼談』は、

・鬼交、

・鬼想、

・鬼縁、

・鬼情、

・鬼慕、

・鬼景、

・鬼棲、

・鬼気、

・鬼神、

という、9へん(篇)からなる たんぺんしゅう(短編集)

 ふしぎ(不思議)な いかい(異界)も、心のやみ(闇)も、

両方・描くのうまい

きょうごく(京極)さん 

ですが、

 今回のも、すべてのお話が、じっとり・こわくて、

まるで、

もうしょ(猛暑)日の午後、

おなかをこわして 

冷や汗をかいている人の気分に 

させられます。

 通いなれているはずの通りに、見おぼえのない・一角をみつけてしまう、

「鬼景」っていうお話や、

息子のうで(腕)を 

切だん(断)してしまう

お父さんの話は・・

本当に、しんたん(心胆)を、さむからしめます。 






 

 

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