クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

番町皿屋敷と帯坂~怪談散歩・6

2015-08-19 | クリン江戸散歩

クリンは、

かいだん・さんぽ(怪談散歩)の

だい(第)二だん(弾)

「番町皿屋敷」の町に 出かけました

 スタートは、市ヶ谷駅です。

先日歩いた四谷のとなり、

 ここ・千代田区の番町には、『皿屋敷』という 有名なかいだん(怪談)がある。

 それは、こんなお話です。

・・・・・・

江戸の番町に、

青山播磨 という旗本がいた。

この人は、火付盗賊改をつとめていた 

こわもての役人で、

 処刑した盗賊の娘・お菊を、侍女として自分の家に奉公させていた。

 ある日、お菊が十枚組みの家宝の皿を 一枚・割ってしまう

という事件がおきた。

 激怒した青山は、「欠けた皿のかわりに、こうしてやる」と、

お菊の中指を 切り落としてしまう  (協力:ミニクリン)

 さらに 「手討ちにするぞ!!」と キレる青山

 お菊は、縄で縛られたまま 必死で逃げ、

 裏の古井戸に、身を投げて死んでしまった

その後、お菊は 主人の非道を恨みながら、

 夜な夜な、幽霊になって現れる・・・

 「一枚~、二枚~、三枚~・・」と、

9枚の皿を くり返し数える

お菊の声が聞こえる屋敷からは、

人は どんどん去って行き、

 青山家は いつしか絶えてしまった。。

クリンでも知ってる 有名なお話です

 れきし(歴史)にくわしい・チットによると、

お菊の古井戸話は、

ひょうご(兵庫)県で

「播州皿屋敷」という名で じょうるり(浄瑠璃)になり、

江戸に再来して

「番町皿屋敷」という こうだん(講談)として

語られたそうです

 市ヶ谷駅前のやすくに(靖国)通りから 中に入ったところに

番町がありますが、

 これは、フィクションなので、青山家のやしき(屋敷)あとは、 

さがしても見つかりません

 でも、番町へとのぼる坂には、

おびざか(帯坂)という名が つけられており、

 「お菊が髪をふり乱し、帯を引きずりながら この坂を駆けて逃げた」という伝説が、

まことしやかに・しょうかい(紹介)されていました  (つづく)

 







 

 

 

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