クリンは、
かいだん・さんぽ(怪談散歩)の
だい(第)二だん(弾)
「番町皿屋敷」の町に 出かけました
スタートは、市ヶ谷駅です。
先日歩いた四谷のとなり、
ここ・千代田区の番町には、『皿屋敷』という 有名なかいだん(怪談)がある。
それは、こんなお話です。
・・・・・・
江戸の番町に、
青山播磨 という旗本がいた。
この人は、火付盗賊改をつとめていた
こわもての役人で、
処刑した盗賊の娘・お菊を、侍女として自分の家に奉公させていた。
ある日、お菊が十枚組みの家宝の皿を 一枚・割ってしまう
という事件がおきた。
激怒した青山は、「欠けた皿のかわりに、こうしてやる」と、
お菊の中指を 切り落としてしまう (協力:ミニクリン)
さらに 「手討ちにするぞ!!」と キレる青山
お菊は、縄で縛られたまま 必死で逃げ、
裏の古井戸に、身を投げて死んでしまった
その後、お菊は 主人の非道を恨みながら、
夜な夜な、幽霊になって現れる・・・
「一枚~、二枚~、三枚~・・」と、
9枚の皿を くり返し数える
お菊の声が聞こえる屋敷からは、
人は どんどん去って行き、
青山家は いつしか絶えてしまった。。
クリンでも知ってる 有名なお話です
れきし(歴史)にくわしい・チットによると、
お菊の古井戸話は、
ひょうご(兵庫)県で
「播州皿屋敷」という名で じょうるり(浄瑠璃)になり、
江戸に再来して
「番町皿屋敷」という こうだん(講談)として
語られたそうです
市ヶ谷駅前のやすくに(靖国)通りから 中に入ったところに
番町がありますが、
これは、フィクションなので、青山家のやしき(屋敷)あとは、
さがしても見つかりません
でも、番町へとのぼる坂には、
おびざか(帯坂)という名が つけられており、
「お菊が髪をふり乱し、帯を引きずりながら この坂を駆けて逃げた」という伝説が、
まことしやかに・しょうかい(紹介)されていました (つづく)