「ソワレ」と
人気を二分する、
河原町の シニセ(老舗)、
「フランソア喫茶室」にも、
おじゃましました
ここは、昭和の初め、多くの文化人が つどった
、
京都一の
サロンカフェです
京都のきっさ(喫茶)店には、たいてい、洋画
が
かけられて
いますが、
ここ「フランソア」は、
ズバリ
「落穂拾い」の画家、ジャン=フランソア=ミレー
の名が、
店名に なっていて、
名画が
たくさん あります
ピカソ・シャガール・ローランサン・・
ステンドグラスに、しずかにひびく、バロックおんがく(音楽)・・
そして、赤イス(椅子)に こしかけて
いただく、
上品で クラシカルな
コーヒーゼリーは、
この店で、反戦ざっし(雑誌)「土曜日」を へんしゅう(編集)していた
という
昭和の「リベラリスト」
のみならず、
21世紀の しんし(紳士)・しゅく(淑)女の
おしゃべりも、
高尚なものにして
くれるはず・・
クリンたち、そう思っていました。
・・・が
たまたま、となりに座っていた、20さいそこそこの
おぎょうぎ(行儀)わるい
若者たちが、
「老人が嫌い。」「麻生太郎が大好き。」「働かないで
ビットコインで儲ける。」
という、
すごい・内容を
声高に 話しつづけるので、
クリンたち、
なえました・・
「
あ~、もっと、ゆっくりしたかったのに~
なんでよりにもよって、この店に来るかね」
「携帯電話禁止なのに、スマホゲームしてたよね」
(愚痴るチットとお母さん)
はんかがい(繁華街)の人の流れは、「老舗喫茶」をも
こうして
のみこむのでした・・
(次回の 老舗喫茶は、「築地」です。)