クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

マヌエル・リバス『蝶の舌』・感想

2022-06-12 | 本と雑誌

さいきん読んだ、もう一冊

(※さわやか系・海外図書の、ご紹介です

 マヌエル・リバス『蝶の舌』

 

この春🌼

映画「ドライブマイカー」が アカデミー賞(の国際長編映画賞)

をとり、

話だい(題)に なりましたが

その原作者である、村上はるき(春樹)の小説と、

「文体というか創作の雰囲気が似てる」

といって、

うちのチットが 気に入り出したのが、マヌエル・リバスです。

 ガリシア生まれのマヌエル・リバスは、詩人でジャーナリストで、
エッセイスト。



日本では 

そんなに 知られていませんが、

スペインでは、国民的作家だそうです。(※現在65さい

 彼の代表作が入る、『蝶の舌🦋』

という短ぺん(編)集には、

さまざまな「愛」が 

ごく短く・つづられているのですが

 どの作品にも、フシギな「浮遊感」が あり、

ドライに 酔えるので、 

 クリンたち🐻、「ジンソーダ小説」と名づけました

 

話のすじが、あちこちにとんだ

と思ったら 

はかなく消えたり・・

 とにかく、真夜中にみる
映画のように、

イメージが 

しずかにおりてくるかんじ。。

 たとえばこの本に所収されている、

『愛よ、僕にどうしろと?』

というお話。

それは、

 夏が来て最初に摘むサクランボの夢をみる」

という出だしで始まる、

若い「銀行強盗」の、片想い小説 

なのですが・・

 



けっきょく、ゆめ(夢)なのか、現実なのか? 

わからないままの

ストーリーに、

かんかく(感覚)のプリズムともいうべき・断片

フワフワ 浮いていて

 

よいんが のこりましたね。

 

 

 

 

 

コメント (10)
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