今年は、きびしいさむさにより
「梅の開花」が
大はばにおくれ、
今ごろになって ようやく咲いています
やっと咲いたか・・
しかし、
「気象庁発表の、2012年春・桜前線(開花予報)」
によれば
東京のかいか(開花)は、3月29日。
さむさがつづいたので、
さくらにとっては
イイしげき(刺激)となり、
これから あたたかくなるので、
「例年通り」咲くのだそうです。
3月中旬の今日このごろ、
もはや・ちまたは
さくらにまつわる品々で、いっぱいです。
3月の今ごろになって
ウメが咲き、
3月下旬から
桜が咲いちゃったら、
<お雛さまお片づけ中>
春とは思えない さむい日です。
雨がふってて
クリンはひとり。
みんな
早くかえってこないかな。
ホットミルクでものんで
気長にまつしかないね。
前によんだ本に
「人生とは、なにかを待つことの連続」
って
かいてありました
それならば
まさに、クリンも、
・おにいちゃんをまつ
・チットをまつ
・日よう日をまつ
・春をまつ
と
つねに、だれかをまち、
イイこと・おきるのまっていて、
それすなわち
にんげんとして、
人生しっかりおくってるって ことに
なるみたいです。
でも
と
おもわないでも ありません
昔の人は、
「まてば、カイロの日和あり」
とかいって、
ジタバタしても、しょうがないよ、って
さとしたけど、
このまま毎日、
10ド(℃)くらいのさむさがつづき、
ホッカイロ・はりつづける生活じゃ、
やっぱ、
いけないんじゃないかしら(エコじゃないし・・)
そうだ!
書家の「杉岡華邨」さんが
亡くなった、というニュースについて、
チットとお母さんが
でんわで話していました
二人は去年、
奈良の 「杉岡華邨 書道美術館」を
おとずれていたのです。
(ならまちに、あります)http://www3.kcn.ne.jp/~shodou/
かそんさんは
坂上次郎さんみたいな フウボウ(風貌)に
にあわず、
まことに せんさい(繊細)に
かな文字のせかいを 追及したお方
「古典の心、つかむんだ!」
って
おじいちゃんになっても がんばりました
そして、
「書は人なり」ってことも
大切にして
先生としても がんばりました。
<おおらか、と言われた、ご本人の字>
(「こらがなに かけのよろしき あさつまの かた山ぎしに かすみたなびく」 万葉集)
「行の、最後の処理がうまい」(チットのお母さん談)
字には
その人があらわれるから
「教養」をみにつけ
「研鑽」をつんで
すてきな文字をかくんだよ
「独自性」をもたないと、
きよう(器用)なだけの、ただの「師匠のそっくり書き」におわるよ
って、
かそんさん、言ってたそうです。
・・・・・・・
「書」で、にんげん形成か・・。
がんばろう
こうだん社(講談社)がほこる
「こどもの絵本シリーズ」
せんぜん(戦前)の
一流画家が
そのフデで、
日本のこころ、
めいっぱい・ひょうげん(表現) しています
こちらも、そのうちのひとつ。
「講談社の絵本」をたくさん手がけた
米内さんのシリーズは
絵本というより
えまきもの(絵巻物)、な
ほんかくは(本格派)
マサカリかついだ・キンタロさんだって
ただの、「バカぢからの子ども」に
おわらさず、
この先 出世して
「源頼光」に取り立てられ
リッパな武士・さかたのきんとき(坂田金時)
になる
その へんりんを
きっちり・かきあらわして います!
もちあげて」
「ホキ美術館」を メインにした
「千葉観光」
せっかくだから、
近くで もう一ヶ所くらいまわりたいよね
ということに なり、
「千葉随一の名刹・成田山・新勝寺」へ
チットたち 向かいました
ホキ・ミュージアム内にも、
すてきなレストランは ありますが
成田に出れば 食べる所、いっぱいあるし
<ヒルトン成田のランチ・バイキング>
(たのしくって、おすすめです)
成田山・さんどう(参道)にも
うなぎのお店が
のきをつらねているから
初めての方は
そちらで名物を食べるのが、よろしいかとぞんじます。
「境内・各所」の
そして
今年はウメがおそく
まだ 3本くらいしか 咲いていませんでした。(3月1日)
でも
「お不動さんのお庭」の、ウメの古木の
たくさんあるし、
みごとです
さらに
梅林おくの、日本ていえん(庭園)と
「書道美術館」が、文化的なかおりを
はなちます
はつもうで(初詣)と
有名人豆まきとで 有名な
成田山ですが
ふだんのまじめなお寺に おまいりし、
心・あらためるのが、
ツウ(通)のやり方。
そして、おみやげは ていばん(定番)の
ピーナッツ和えのもとと、鉄砲漬で、キメれば、ばっちりです(あと、米屋の和菓子)
ちば(千葉)に住む お母さんと、
「ホキ美術館」に出かけたチット
とけ(かんじ:土気)に
はなやかにオープンして一年。
タンネン(丹念)に えがかれた
美しい作品をちんれつする
うるわしい びじゅつかん(美術館)です。
土気駅から車で10分の びじゅつかんのまわりは
「天然ガス」が出る以外、
何もない住宅地
にもかかわらず
「ホキは、訪れる価値がある」
と、
チットは言います
・写実は、アートとは言えず、
・写実画家は職人
・技術の精緻を賞賛するのは いかにも日本人。
という
いけん(意見)があるそうです。
でも、
美しいものをえがいた時の
写実作品は
マジ・うつくしい
http://hoki-museum.jp/gallery/index.html
もちろん
見ている人々の口からは
「まあ~、なんて細かい
髪の毛一本一本まで。
写真みたい・・」
と
お決まりの文句が 出てきますが、
それは、
「ボキャ貧」のためであり、
うまく・言いあらわすことは できないけど、
ステキなものを見た時の、
アドレナリンは かくじつ(確実)に出ているのです。
「風景画や静物画」も、
やっぱ
シャシン(写真)とはちがう。
たまたま、いらっしゃった
保木さん(館長)の
おうよう(鷹揚)なお人柄に せっすると
かんどうが より・ふかまります。
「人物画の成否は、モデル次第」
チットは ずばり 言ってます。
ありのままに迫る写実は
人体の
キタナイ・ブブン(部分)も
かいちゃうから、
シワやシミ、たるみにクマ、くすみ
そして年れいも、
モロ出
・・・・・
じゃあ、たとえば
クリンが気にしてる
ありのまま・そのままに
かかれちゃうの?
そんなのって・・
・・・・
アートじゃないわ~