豆まきと、えほうまき(恵方巻)のおかげで、
なんとか
心に「福」を よびこむことに
成功した・クリン
って
気合いを入れました
この いきおいをもって、
以前から一つ、
気になっている・けんあん(懸案)を
片付けようと 思います
それは、
か(過)日、
友だちのジェマちゃんが
「クリンちゃんの親戚のラスクちゃん、
どうしてその名前にしたんだろう。 ラスカルとかけているのかな?」
と
言いました。
(ジェマちゃんは
どういうわけで
このうらには、
われわれの アイデンティティーにかかわる
何かが ひそんで・いそうです
その時は
こわくて、問い返すことが できなかったのですが、
ずっと 心の片すみに
引っかかって いたのです
・・・・・
ラスカルはアライグマ。
パンじゃないかもしれない・「ラスクちゃん」
ネコチックな「さとにゃおん」、・・・「ミータン」。
では、
「クリン」は、一体
どんなイミ(意味)が こめられた、名前なの
このさい、
ゆうき(勇気)をもって しらべます
<エキサイト翻訳>
じゃあ、次は・・(ドキドキ)
・・・・・
ああ、
やっぱり ちがったんだ
クリンの名前は アライグマと、
せつぶん(節分)で、
つい・かんじょう(感情)むき出しに なってしまった
クリン
にんげん、気にしてる所を つかれると、
よゆう(余裕)がなくなります。
(・・・あの、子オニ、クリンのこと見て
タヌキって言った)
いかり(怒り)にふるえる・クリンを
しんぱいした、
おにいちゃんとチット。
「お弁当持って、中沢池公園に行こうか」
と
クリンをさそいました
「さあ、グリン
今日は節分だから、恵方巻を皆で食べるぞ。
グリンに良いことがたくさんありますように。
おにいちゃんは、言いました。
「グリン、
世の中には色んなことを言う輩がいる。
悪意のある言葉を投げかけられたとしても、
そのことで
自分を貶めたりしちゃダメなんだ。
誰が何と言おうと、
グリンは最高の女の子
どんな時も、それを忘れちゃいけないぞ。」 「・・・モグモグ
」
(ありがとう、おにいちゃん。
クリン、これからは
へんなこと言われても、ムシするよ!)
かみさま・・
(どうしてチットは、
くまやタヌキに あんなに反応するんだろう?)
ふつうじゃ・ありません。
(・・・・クリンはにんげんだってば)
夕空に たそがれていると、
家のなかに
いつのまにか
あかおに(赤鬼)さんが 入り込んでいました
「節分じゃて、豆を馳走になりに来たわ
今年は坊主も連れてな。
これ、あいさつしなさい。」
「クリンです。よろしくおねが・・」
(はあはあ・・)
・・・・・
あ、