上野をおとずれた・クリンたちは、トビカン(東京都美術館)
で
ひらかれている、
「ティツィアーノとヴェネツィア派展」を 見ることにしました
「ティツィアーノ」とは、ルネサンスころのイタリア人。
ミケランジェロも、その才のう(能)をみとめた、画家です
そんな彼の作品を見ようと、 絵をあいする人々がつめかけて、
とくべつてん(特別展)は、なかなかの人出
「古典絵画技法」の研究に
よねん(余念)がない
友だちの
ジェマちゃんも、
「参考にしたい」といって、「ダナエ」を見に来ました
しかし
同行した、うちのチットのあたま(頭)の中は、
「ティツィアーノ」
という名前の
カクテルのことで
いっぱいです。。
それは、スパークリングワイン3/4、グレープジュース1/4
でつくる、
キレイな甘いカクテルで、
ちょうど、ティツィアーノのししょう(師匠)と同じ名前の、
赤ワインベースの
人気カクテル「ベリーニ」
の
バリエーションとして、
フィレンツェのバーで 生まれたそうです
というのに、
この「ティツィアーノ」
っていうお酒には、
以前から、ナゾのレシピの ダブりがあり・・
スパークリングワインとまぜるジュースは、グレープ(ぶどう)
じゃなくて、
グレープフルーツ
としている お店が、けっこうあって、どっちなのだか
はっきりしないのです・・
「このさいだから、絵を見て、グレープかグレープフルーツか、
どちらがふさわしいか見極める」
といって、チットは 目を皿のようにして ティツィアーノの作品を
かんしょう(鑑賞)
しはじめました・・
すると、まもなく、会場のせつめいパネルやポスターに、
「ティツィアーノの赤の美しさは有名!」 と、かいてあるのをハッケン
「それならやっぱ、グレープジュースかあ~。」(チット)
「とはいえ・・グレープジュースはイメージ通りだけど、
味は グレープフルーツも
捨てがたい
イタリアって何気に、
オレンジやグレープフルーツ文化だった。
グレープフルーツジュースを使うなら、
いくつかの店が入れているように、グレナデンシロップで
赤い色を足せば
いいのかもね」
と
チットは
なっとくしました
・・・・・
イタリアのスプマンテには、
赤を入れても
黄色を入れても
しっくり なじむようです
(絵:ジェマちゃん)