本屋で懐かしのお菓子大全集なるタイトルを見つけ、昭和大好きおじさんとしては買わずにはいられない。
内容としては、昭和の頃によく店頭を賑わせていたお菓子の写真が掲載されている。
この頃の懐かしい系の定番、鈴木くんと佐藤くん。
いやに育ちの良いお坊ちゃん風でパリッとしている鈴木くんに対して、良くいえば野性味あふれる感じ、悪くいうと小汚い感じで、ややdisられてる感がなくものない佐藤くん。
恐らく発案者が鈴木という人で、佐藤くんに対して思うところがあったのだろうか、なんていうしょうもない想像を働かせてみたり。
懐かしいと言っても、最近ではYouTubeでもこの手の動画はよく見るし、それほど懐かしい!と興奮してしまうほどの衝撃は受けないのだが、これは懐かしい。
CANBABY。
いや、名前は全く覚えてないので、いっさいピンとこないけど、なんかよく見た覚えがある。飴ですね。
ビンを拾い集めて酒屋に持って行って小遣い稼ぎをしていた当時としては、あまり飴の類にお金をかけたくないというか、飴は誰かから貰うものという、一歩間違えるとジャイアニズムに発展し兼ねない謎の信念のようものがあったので、自分で買ったことはないと思うけど。
そしてブルジョワジーな香りが漂いまくりなシルベーヌ。
盆だろうが正月だろうが、決して食べさせてはもらえなかった憧れのお菓子。
もう見た目からして、おフランスの上流階級のダンスパーティにでも並んでそうな気品に溢れ、誰かがシール抜いてゴミ箱に捨てたビックリマンチョコを漁ってるようなプロレタリアキッズたちには手の届かない一品。買ってきたところで、このお菓子に相応な皿がなかっただろう。
他にも懐かしいお菓子の写真がてんこ盛りで、ノスタルジーを感じたい方にはおススメの1冊。
このシリーズの本は他にもいろいろあるようで、
アイスと夏休みとオカルトはかなり気になるので、見つけたら購入しようかと思います。