特に借りたいDVDもなかったので、懐かしさだけで借りたウルトラマンセブン。
特撮好きからの評判がよく、セブンは面白かったとよく耳にします。
僕もテレビで観てましたが、6歳くらいの頃だったのでほとんど何も覚えていない。
唯一おぼえているのがこれ↓
セブンが負けて磔にされてしまうシーン。何がそんなに衝撃だったのか今ではさっぱり分からないが、とにかく何かよく分からない興奮を感じたことだけ今でも強烈におぼえています。
ヒーローが磔にされているのを見て6歳くらいだった僕はたいへん興奮しました、なんて書くとだいぶ性癖にトラブルを抱えて育ったような印象を与えてしまう気がしますが、磔に対して興奮したわけではなく、ヒーローがやられていることに対して興奮していたわけです。ってそれはそれで、だいぶ問題抱えた児童ですが。
興奮した、なんて書くから、何やら尋常ではない印象を与えてしまうのか。強いヒーローがボロボロになる、ということにすごい非日常を感じたわけです。ガンダムの最後にしろ、ウルトラマンにしろ。
まぁ、そんなこんなで、この磔セブンが収録されている巻と、最終巻を借りて観ました。
なかなか面白い。特撮もストーリーもちゃっちいのですが、当時からするとかなりチャレンジした方ではないだろうか。見せ方もけっこう工夫しようと試行錯誤しているのが分かる。魅せる。
全体的に暗いイメージがあったけど、けっこうギャグテイストも盛り込まれていて、ドラマパートも飽きずに見られる。バトルパートもなかなか笑えるシーンが散見された。
地球防衛軍も侵略してくる宇宙人も揃いもそろってアホなので、なんとか力の均衡が保たれているが、けっこうセブンが窮地に立たされるシーンが多く、意外に見ごたえがありました。
当たり前の話ですが、背景の街並みがとてもノスタルジックで、それだけ見ていても楽しいです。