久しぶりに軽井沢へ行き、久しぶりにN元所長と会う。最後に会ったのは何ヶ月前だろう?以前のコノヤロー的なオーラは消え(どんなオーラだ)、年齢相応に落ち着いた感じ。
良かった良かった。
と安心していたのだが、僕と会うことで何かを触発されるのか、だんだんと往年の感じに立ち戻っていく。
戻るの早いな!カップラーメンか。さっさと終わらせて帰ろう。
測量的な作業がメインだったのだが、どうもチンタラしてるというか、測量の途中で山のお花畑を観に行こう!とか、どうも早く終わらせようという姿勢が見えない。ていうか、お花畑ってなんか恥ずかしいので、他の呼び方にしてもらっていいですか。
その時、僕の頭に何かが過ぎる。とても小さい何か。予感。まさか、と思い聞いてみる。「今日、泊まりですか?」
Nさん「当たり前だろ」
当たり前じゃねーから聞いてんだろ。なんで「泊まるのが常識」みたいになってんだ。僕「・・・僕は帰りますよ。お花畑は測量が終わってから1人で行って下さい」
Nさん「冷たいなオマエは。夏なのに!」
うまくねーよ。あなたの頭の中がお花畑だ。
結局は強引にお花畑に連れて行かれてしまう。しかも軽トラに乗り込もうとした瞬間、ズボンのポケットから個人用の携帯がポロリと落ちてしまう。
そしてそこへギャグマンガばりのタイミングでバイクが通過し、ふぎゅっ!と僕の携帯を踏んづけて去って行く。
ぎゃああああ!!なぜそんなピンポイントで・・・
すかさず携帯を拾いあげて確認してみる。外傷はない、液晶も割れてない。でも何故か電源が落ちている。不吉すぎる。
恐るおそる電源を入れてみる。ついた!と思ったら、ホワンホワンホワンホワワーンという感じで徐々にブラックアウト。そんな現象あるの!?電源入るか入らないかじゃないの?徐々に消えていくって何?こわい。
どちらにしても完全にアウトの模様。ご臨終。
Nさん「どうしたんだよ!早く乗れよ!」と車の中から怒鳴り。
うるさいなぁ。ものすごく近くて、ありえないほどうるさい。こんな映画のタイトルあったな。このタイトルを見たときにN所長を連想してしまった。おかげで映画のイメージが、うるさいオッサンが子供を叱り付けるものだと思い込んでしまった。でも実は911のテロを題材にした、とても真面目な映画ということで、なんか大変失礼しました。
そうして軽トラで軽井沢の町を走る。シーズン真っ盛りなので、すごく人が多い。いつも微妙な時期にしか来てないので、こんなに賑わってる軽井沢を見るのは初めてか、3回目くらいかもしれない。
山に入り、ゴツゴツした路面をものすごいスピードで走る抜けるNさん。サスペンションが全く機能してないので、ひどいことになる。
Nさん「道が狭いから危ないよな」
そう思うならスピード落とせばいいのに。まぁ僕はいつでも脱出できる準備をしてますけど。
つづく?