無知の涙

おじさんの独り言

最後のヱヴァンゲリヲン新劇場版~序~

2007年10月31日 | Weblog

11月2日でいつも観にいってる劇場のエヴァが上映終了という情報を聞いたので、昨晩ちょっと行ってまいりました。

いつも平日の夜は19:3021:45分の2回あると思っていたのですが、上映時間を確認したところ、

18:30と22:30

社会人に18:30は無理だから、22:30の回。00:18分終了・・・。

ギリギリに入ったので、適当に前から7番目くらいに座ったのですが、何気にベストポジションでしたね。4回観たワケですが、一番観やすかったなぁ。

終わってから観客の数が把握できましたが、だいたい20人くらいでしたね。かなり年齢層高かった。

みんな好きねぇ。

3回目はほとんど寝てしまったので、良い感じで間隔空いて新鮮に観れました。

もう、さすがに時期も時期なので、ネタバレ覚悟で今回はいろいろと考えてみたいと思います。ネタバレはイヤァァァ!な方はお気をつけ下さい。

今回の「序」はTVシリーズの総集編という感覚で初めは観たのですが、けっこう相違点が多かったですね。

絵もほとんど書き直されているような感じでしたし。

冒頭から海が赤いのが気になりましたね。

始まりは当然テレビの第1話の冒頭から始まるのですが、テレビでは普通に青い海だったのが、映画では赤い。

海が赤いといえば、前回の「THE END OF EVANGELION」のラストシーンを思い起こします。

あれ?もしかしてループしてる?

それ以外にも冬月・ゲンドウの言動がかなり的確に未来を予測しているような感じがしたり、やはり最後のカヲル登場の際の彼のセリフから、かなりループ説濃厚な感じがします。

ゲンドウの言動

冬月「結局、お前の息子は予定通りの行動をとったな」
ゲンドウ「ああ。次はもう少しレイに接近させる。計画に変更はない
冬月「14年前からのシナリオ。運命を仕組まれた子供達か。過酷すぎるな」

カヲル

カヲル「……分かっているよ。あちらの少年が目覚め、概括の段階に入ったんだろ」
キール「そうだ。死海文書外典は掟の書へと行を移した。契約の時は近い」
カヲル「また三番目とはね。変わらないな君は。会える時が楽しみだよ、碇シンジ君」

また三番目??っていうのが気になりますね。

しかも月で目覚めてるし順番が早いし変な巨人いるし血の帯が付いてるし、でやはりループ?

ジエンドオブ~でリリスと融合したレイから血のような液体が吹き出ましたが、それの跡かなぁ。あの月面に横たわってる巨人はリリス?でもネルフ地下にいるしなぁ。初号機?

シンジがサードチルドレンであることに対して「また三番目」と言っているなら、やはりカヲルには自分が以前に17番目であったことを知っているということになると思いますが。

それにテレビシリーズでは「第3の使徒」だったサキエルが、劇場版では「第4の使徒」。第6の使徒であるラミエル討伐のシーンでゲンドウが「あと8体の使徒を倒さねばならない」と言っているので、使徒の合計数は13体?テレビでは17体でしたから、出てこない使徒も出てくるみたいですね。

他にもシンジがテレビシリーズよりも少し男らしくなっていたりしていますね。TVシリーズよりも反抗の理由が分かりやすく、感情移入しやすくなってました。

「……恐いんですよ。エヴァに乗るのが。ミサトさん達はいいですよ。いつも安全な地下本部にいて命令してるだけなんですから……僕だけが恐い目に遭って……!! ミサトさん達はずるいですよ!!」

そして僕が何故この映画を4回も観てしまったのか?

それはやはりヤシマ作戦ですね。

使徒ラミエルの形状変化がカッコ良すぎ。テレビシリーズでは全く形状の変化はしてませんでしたからね。

日本中の電力を集めて、遠距離から陽電子砲で一撃必殺を狙う。

その様子が那須与一が八島で扇を的に矢を射たという姿を連想させることから、作戦名が「ヤシマ作戦」ということらしいです。

ラミエルはかなり遠距離の熱源反応をも察知し、多彩な攻撃により迎撃されてしまうので、初号機の攻撃を使徒に勘付かせないように攻撃システムによる一斉攻撃。

あそこら辺の戦闘が鳥肌が立つくらいカッコいいですね。

映画館で観て良かった!と思いました。

そして、エンドロールが終わったあとに突然に始まる

次回予告!!

もう映画館の大画面いっぱいに「予告」の文字が出た瞬間、もう次回予告大好きな僕としては失禁モノでした。

内容としては

出撃するEVA仮設5号機。配属されるEVA弐号機とそのパイロット。消滅するEVA4号機。強行されるEVA3号機の起動実験 。そして月より飛来するEVA6号機とそのパイロット。次第に壊れてゆく碇シンジの物語は果たしてどこへと続くのか。

次回、ヱヴァンゲリヲン新劇場版「破 」

さぁて、この次もサービスサービス♪


というモノでしたが、もう早く観たい!!!!!!!

出撃するEVA仮設5号機???

月より飛来するEVA6号機???

テレビシリーズは4号機までで、後は量産型としてまとめて出ましたから謎です。

予告の最後に出てくるメガネの女性が5号機パイロットでしょうか・・・。月より飛来するのはカヲルだと思うんですが。

さすがに「破」というだけあって、ここでかなりテレビシリーズから変異しそうですね。

トウジが救出されているシーンがありましたから、男の戦いくらいまでは進みそうな感じがしますが。

となると・・・

序が1話から6話までで、

破が7話から19話

濃いなぁ。

あー早く観たい!もう待つ身はツライですなぁ。

破は2008年早春上映予定となっていますから、まだまだ先っぽいなぁ。

 

 

 


不味いラーメン

2007年10月30日 | 日常

えー、今日はとびきり不味いラーメン屋でラーメンを食べてしまいました。

もちろん、そこが不味いラーメン屋だとは知りませんでした。

ラーメンにも色々あって、すごく美味しいラーメン屋美味しいラーメン屋普通のラーメン屋ちょっと不味いラーメン屋不味いラーメン屋ぐらいに階級が分かれると僕は思っておりますが、美味しいラーメン屋を探すよりも不味いラーメン屋を探す方が難しいと思っております。

ラーメンという、ある種もう一つのジャンルとして確立されている食べ物を、ハッキリと不味いと思わせるぐらいに作るのって逆に難しいよねと思うのです。

いやー不味かったですねぇ。ビックリしました。

僕は好き嫌いありませんし、出された物は何が何でも食べます。甘い物はダメですが。

前にお好み焼き屋でバイトしてる時に、イランから来た皿洗いのトニーさんという方がいて、ある日トニーさんが日頃の感謝の気持ちを込めて、従業員全員をイランの方が集う会食に招待してくれたのです。

けっこう食べ物の味付けというものは、その国よってかなり異なる場合があります。残念ながら従業員たちの口にイラン料理は合わなかったのです。みんなほとんど残してる感じです。

でも僕だけは完食しました。キツかった。生でタマネギとかキツかったなぁ。

でも食は心意気ですから。作ってくれた人の心意気に食べる方も応える。残すなんて言語道断だ!!

それがサバンナで幼少の頃に捨てられた僕を育ててくれた猿のボナンザからの教えです(ちょっと本気にされそうでマジ怖いですが、もちろんジョークですよ?)。

で、そしたらイランの方々が大感激(トニー含む)。スタンディング・オベーションです。

困ったことに、それからというもの何度もイランの方々から僕だけ会食のお招きに預かりまして有難うございます状態。

身から出たサビ。

そんな心意気もほどほどに、な経験を持ってる僕が不味いとハッキリ思い、そして食べきれないのだから、さぁどうしようです。

もやしソバを注文したのですが、出てきてビックリ。

アンカケもやしがドッサリ。

もやし、アンカケの中でドロドロ

モヤシのシャキシャキした食感は見事なまでに死に絶え、個性は無視され飼い慣らされて状態です。

アンカケもやしの下には普通のスープがあるだろうと、埋蔵金発掘くらいの期待を胸にかきわけてみましたが、底までアンカケ。

アンカケ状だから、ものっそい熱い猫のように可愛い舌を持つ僕には到底ムリ。

もやしソバを注文して、何故だ・・・。

しかも味が無いのです。見た目でスープが白っぽいから何味?とは思ったのですが、なんだろう・・・塩味?ちょっとショッパイというのは感じましたが・・・。

麺は細麺でしたね。

互いの個性が見事にぶつかり合って意識不明。

醤油をぶちこんでやりたい衝動に何度も襲われましたが、敢え無く断念。

 

-500円でした。

 

 

 


復活の狼煙

2007年10月29日 | パチンコ

土曜日は職場で唯一パチンコをするKさんと一緒に仕事をしました。

以前から一緒にパチりましょうと約束してたので、ギブアップ宣言したにも関わらず連れパチすることに決定。

でもKさんは4号機時代のスロッターで、5号機になってから、あまり打ってないみたいです。

実は彼女がエヴァファンなので、エヴァ打ってみたいんです、とのこと。

エヴァなら任せて!な僕です。彼女とエヴァで盛り上がれるように仕込んであげましょ

どんな演出がアツイんですか?と聞かれたので、次回予告とかリラックス・ステップアップとか熱く説明してあげました。

さて、どのホールで打とうかな?

あんまり混んでないホールが良いとのコトでしたので、東京駅近くのホールへ。土曜日は空いてますから。

スランプの日々が脳裏に焼き付いていて、あんま自信なかったのでルールを決めました。どちらかが出て、どちらかが出なかったりした場合は、出てる人を待たずに帰って良いということにしました。

待つのも待たれるのもシンドイですから(^_^;)

で、ホールへ突入。

さーエヴァエヴァと歩いていると、Kさんに呼び止められました。

「あ、オレ仕事人うちます」

ふぇ?エヴァ打つんじゃないの?

そして仕事人のシマへ消えてゆくKさん。

あの熱い説明は何だったんだ状態です(ーー;)

まぁ打ちたい台を打てば良いのです。気を取り直してエヴァのシマへ。

着席数一人

僕も仕事人打とうかな…。

でもなんだか悔しいので、エヴァで出してやると決意。

冷静に全台をじっくりチェック。焦ることなかれ。

前日によく出ている台は、引き続き好調な感じ。

それならば…前日20回当たり、一昨日2回、本日0回、53回転の台に着席。

んんー全く別々のシマで打ってるなら、あんま連れパチした意味ないなぁ(-_-)

で、3K投資するも、キューブ発生率が低すぎるのでヤメ。

次!

前日14回、一昨日7回、今日0回、42回転うほっ釘悪いなぁ。2、5円の釘か、コレ。

打ち始めてすぐにネルフからセントラルドグマ背景へチェンジ。 んーステージチェンジは良い感じだなあ。しかしステチェンで判断すると、痛い目を見るのがいつものパターン。

と思っていた53回転。

セントラルドグマ背景に入ってから、わずか5回転でステージチェンジ!!

各ステージ必ず10回転は滞在する仕組み!

それが10回転以内でチェンジすれば…

法則崩れで大当り確定!

ステチェンと同時に発生したRSUが3でロング!

ステチェン法則崩れなんて今まで発生したこと無かったので、記憶に違いが無ければ当たりなハズ!!

かかったリーチは2×3Wリーチで零号機打撃。

レイ「もう後戻りはできない…」 で見事に当たり!

しかし初号機チャンス失敗。8R昇格無し(-.-;)

けっこうレアな当たりなんだけどなぁ。

で、時短突入。

5回転目にシンジ疑似連!!×2

2×3Wリーチ。 初号機リーチで見事に撃破!です。

そして初号機チャンス→すべりで3! 確変!

コレが5連チャン!突確1回含む)

時短中のステチェンが早かったので期待です。

すると、Kさんがやって来ました。「おっ当たってる!スゴイですね!!」 いゃぁ、それほどでも。「仕事人どう?」と聞いてみると、 「いや、ダメですね」とKさん。

「今日は帰ります」

早いなッ(゜o゜)

隣の台も良さげだったので、奨めてみようと思いましたが、出なかったらマズイのでヤメました。

そうしてホールを去ってゆくKさん。なんかスミマセンな気持ちです。

そして162回転でMM5に突入。2でリーチをかけろ。

えー単柄っスか…。 でも不思議と引き戻せる自信たっぷりでしたので続行。

しかし釘が悪いので途中で保留切らしました。 MMで保留切らすと当たる気がしなくなります

なんとかチャッカーへ球を入れると、

なんと!次回予告!

新橋で経験したMM中の次回予告また体験できるとは!

新橋では次回予告と同時にミッション追加でしたが、今回は普通に次回予告です。「次回 アスカ来日」 でリーチ図柄が×3!

ミッションコンプリート!

これが初号機の二枚抜きで3!

ぃよっしゃあぁぁ!!!

 コレがなんと6連!突確なしです。 いやっ調子良いな!!

そして通常に戻り、さすがにもう出ないだろうと予想。でも調子良いのでヤメる気にもなれずに打っていると、 148回転でMM3に突入。

リーチ直後に図柄アニメーション

ないな(-_-)コレはないっすね。

そもそもMM中は図アニ起こらないし。MM中に図アニが起こるとしたら、よほどの強予告が絡まないと無理っぽい。リラックスステップアップのロングなしか、プレミアチャンスボタン?タイトル予告?いずれにしても、そうそう出るもんじゃありません。。

実際にリーチはかかりますが、やはり図アニは起こりません。

そしてついに時間も0になり「自律自爆が決議されました

しかし保留4からの変動ロング中。2×3でリーチ。ノーマルだしなと期待せずにいると、

図柄アニメーション発生!!

思わず「おお!」と声を発してしまいました。

すごい!!

で初号機リーチ→バイーン→復活で

またまた確変!!そしてここから8R、エンディング昇格しまくりで7連荘!!


終わってみれば総大当たり18回!!


16箱流して65Kの換金。その後もダラダラと打っていたので、

トータルで+50K!!

いや、まさか勝てるとは(^_^;) これが復活の狼煙だと良いんですけど。

 

 


加藤、心のむこうに

2007年10月27日 | 思い出

校3年生の初夏のコトです。土曜日の朝っぱらから何やら電話が掛かってきました。

まさか僕あてでは無いだろうと思っていたので、僕は知らんぷりして朝飯を食べていました。すると電話を取った母から

「加藤くんよ」

!!

加藤くんと言ったら過去2回、ブログでも掲載しましたが、下手に関わるとロクな目に遭わない、という恐ろしい凶運の持ち主です。

もうバスが来る時間だし、できれば出たくないのですが、居留守を使うにはチト不自然なほど間が空いてしまいました。

仕方なく電話に出ると「おお!朝から悪いね」と加藤くん。

まったくだ。

「今日、土曜日だから学校早いでしょ?ちょっと話したいコトがあるから帰りに俺んち来てよ

嫌な予感どころの騒ぎではないのである。いつ爆発するか分からないような爆弾を抱えて学校に行けるものか。

「なんだよ!気になんだろ。いま言ってよ」

「んー内緒!」

なんだこの好きな女の子と電話してるような会話は。すぐにでも電話を切りたい衝動に駆られたので、わかった、と言って電話を切りました。

そして学校に行きましたが、案の定、気になって授業どころではありませんでした。もともと授業なんか聞いてませんでしたが、もう座ってるのも苦痛なのです。

加藤くんのコトだから、何か余程のコトだろう、と僕は思いました。なんだ?また怖いお兄さんたちモメたとか、族特有のカンパのノルマを達成できない、とか。

どのみちロクなモンじゃないハズ。彼自身に何か危険が迫っているのか?でも、もしそうであるなら、あの電話で言ってるよな・・・。

2時間目でバックレ。バイトの予定でしたが、休むことにしました。

彼の家の呼び鈴を鳴らすと、すぐに加藤くんが顔を出しました。別に変わった様子は無いです。靴を脱ごうとすると、3足置いてあります。僕と加藤くん以外に2人誰かがいる。

部屋に入ると、そこには小学校、中学校と同級生だったタツキムが居ました。

二人とも小学校の時はよく遊んでいましたが、中学に入ってから別々のグループで遊ぶようになり、すっかり疎遠になっていました。

おお久しぶり!と僕ら三人は意外な再会に驚きました。

「どうしたの今日は?」と僕が訊くと、二人とも加藤くんに呼ばれたということでした。用件は同じってワケか。

そして加藤君が部屋に入ってきました。

微妙な空気。そうか、タツとキムは暴走族になった加藤くんと対面はするのは初めてなのか・・・。まぁ、ある意味、恐ろしい男になってはいるが、たいして中学の時から変わっていないのです。そんなに緊張することは無いのである。

いちばん不可解だったのは、部屋に入って来た加藤くんが、オモムロにギターを弾き始めたことでした。

なにしてんの?

ちょっとその姿にイラッときて、「なんだよ、話って」と僕が切り出しました。

何やら奇怪なメロディーを奏でていた加藤くんの手がピタリと止まりました。「俺、バンドマンになる」

は?何を言ってるのでしょうか、この野郎は。

我々の微妙な反応にも臆せず加藤くんは続けました。「で、俺たちでバンド組まねぇ?」

は?母さん・・・生きてるって不思議なコトだらけだよ。

タツが慌てて言いました。「バンドって、でも何も楽器できないよ」

その通りである。僕も高一の頃に友達からエレキギターとアンプを格安で売ってもらいましたが、三日坊主にさえなれなかった経験持ってました。

「大丈夫」と自信満々の加藤くん。「タツ、おまえ歌うまかったよな?だからタツはボーカル」

へぇ!と僕は思いました。タツが歌ウマイなんて初めて知ったのです。加藤くんはどこでタツの歌を聴いたのであろうか。

「キム、知ってるぞ!」と加藤くん。「ベースやってんだろ?なん文化祭とかで弾いてるって」

へぇ!と僕は再び驚きました。キムがベースやってるのにも驚きましたが、加藤くんの情報収集能力に驚いたのです。どこで情報集めてるんだ。

そして僕の番です。

「体がデカイからドラムね」とアッサリと加藤くん。

体がデカイから・・・

「ちょっ、勝手に決めるなよ!俺ドラムなんて叩けねぇよ!」僕は反論しました。突拍子が無いにもホドがあります。

「だってもうパート無いもん」と加藤くん。んー確かにボーカルになるには歌唱力が丸出ダメ太郎だし、見てくれもダメだろうし、弦楽器は確かにムチムチの僕の手では無理っぽいし、そうなるとドラムかぁ。

消去法でドラムを選ぶなんて、世のドラマーの皆様に対して失礼も甚だしいとこですが、若かりし高校生ですから、やはり目立ちたい精神が先に立つモノです。けど、

まだバンドやるって決めてないし」と僕が核心を突くと、タツもキムも我に返った感じです。

やれやれと言わんばかりの加藤くん。「いいか、バンドマンはモテるんだぞ」

ハッ!!

確かにBOФWYとかカッコイイもんなぁ。あんな風にステージでライブが出来たら、どんなにカッコイイだろう、とテープが擦り切れるまで繰り返しBOФWYビデオを見ながら思っていたのは確かです。

よし、やってみよう!!タツもキムも同じ気持ちのようでした。

モテるんだぞ!の一言でバンド結成。

「よし、じゃあ早速練習しようぜ!」と意気込む加藤くん。押入れからゴソゴソと何かを出しました。

見てみると楽譜です。僕用のドラムのスティックもあります。

「やっぱ最初はコピーから始めないと上手くなんないから、この曲をみんなで合わせられるように練習しようぜ。」

なるほど。で、出された楽譜がジュンスカの「歩いてゆこう」

まずは曲を聞くことに。もちろん聞いたことはありました。中2くらいの時にかなりハヤりましたから。

しかし、ドラムに集中して音楽を聴くという行為をしたことが無かったので、せいぜい認識できる音はスネアドラムくらいです。

*(1)スネア・ドラム(S.D.)
 小太鼓。バス・ドラムとのコンビネーションで、
リズム・パターンの中核をなす。

(基本的なドラムセットです。)

そしてドラムの楽譜表記はこのようになっております。

当然、初見の僕には意味不明です。

何度もなんども繰り返し曲を聴いているうちに、ハイハットの刻み、バスドラの音が聞き取れるようになってきました。

しかし聞き取れるようになったところで、実際に動かすのは到底無理です。

左右の手、足、それらを別々に動かすなんてコトが出来るのか?成す術のないまま時間だけが過ぎてゆき、とうとう夕方になってしまいました。

他の3人はけっこう順調。キムもベースが無いのに、イメージで手を動かしています。加藤くんもけっこう練習してるのか、指使いがけっこうサマになっています。とても暴走族をやっていたとは思えません。

そこでふと疑問が。「なぁ、そういえば暴走族はどうすんの?辞めんだろ?」と僕は加藤くんに聞いてみました。

「やめたよ、さっき電話したんだ」と加藤くん。

「いやいや、学校休みます、じゃないから。そんなんで辞められるのか?」

積木くずしを真剣に見ていた僕にはかなり疑問でした。

「たぶん・・・」と加藤くん。「今晩あたり家に乗り込んでくるかも

は? 家って、この家?

その言葉を聞いて、顔を見合わせる僕とタツとキム。もうすぐ夜です。

さーて、じゃ続きは今度ね、とサッサと立ち去ろうとする僕らに、「いや、外に出ないほうがいい!」と加藤くん。

「たぶんもう家の前に張ってるよ、奴ら」珍しく真剣な面持ちの加藤くん。

「張ってようと張ってなかろうと、いまサッサと出てけば、そいつらも分からないだろ?そもそも俺らは関係ねーんだから」と僕は言いました。

「いや、おそらくもう俺の仲間ということで、お前らの写真とか出回ってるよ

いつそんなフライデーされたのかサッパリ意味不明でしたし、あまりにバカバカしいので構わずに帰ろうとすると、

バンドメンバー見捨てんのかよ!」と泣きそうな加藤くん。

こんな不純異性交遊目的で結成された急造バンドのメンバー間に、一体どれだけの絆があるのか(-_-;) 

しかも殴りこまれるのが確定してるのなら、なぜ逃げようとしなかったのだろう。しかも我々を巻き込んで。言いたいことも疑問も山ほどあります・・・。

しかしなんとなく仲間を見捨てるという行為が出来ないお年頃だったので、加藤くんと篭城することを決意しました。

そうこうしてる内に辺りも暗くなってきました。タツが部屋の電気を点けようとすると、

「ダメだ!部屋にいることがバレる!必ず外に部屋を監視してる連中がいる」と叫ぶ加藤くん。

先ほどからあれだけ大音量で音楽流したり、ギター弾いたりしておいて今さらバレるも何も無いだろ、と思いましたが、まぁ確かに危険は少なくするに越したことはないのである。

しかし監視したりしてるのなら、どこら辺にいるのだろうか?と窓を覗きこもうとすると、「窓辺に寄るな!狙われんぞ!」と再び叫ぶ加藤くん。

スナイパー?

ワケの分からない男が暴走族を抜けたくらいで、スナイパー投入されんの?ゴルゴ13も大忙しだな。

「でも、いくらなんでも家に乗り込んでくるってことは無いんじゃねぇの?親だっているんだからさ」と僕は加藤くんに訊いてみました。

「いや、うちの親って滅多に帰ってこねーからさ。そんなのアイツラとっくに知ってるし。ヘタに外でやるよりも、俺の場合は家の中の方がアイツラも都合いいんだよ。後始末しなくていいからよ」

後始末・・・。

「でもカギかかってるんだから、開けられないだろ」

「それが、持ってるんだよ、合鍵。メンバーに彼女いて、合鍵持ってるんだよな」

なんということを。

そうして刻々と過ぎてゆく時間。僕たちは暗闇の中で寝そべって、緊張の糸を張り続けていました。どんな些細な物音にも反応してしまいます。

21:00時ぐらい。緊張からの疲労か、タツとキムが寝てしまいました。僕は実際に攻め込んでこられた時の戦い方を考えていました。多勢に無勢というケンカなどしたことありませんから、どうして良いのか。

やはり玄関入口で戦うのがベストだろうな。一人しか入ってこれないし、武器も振り回せないし。掴まれると厄介だから、なんか突き系の武器でも使うか。しかしソレだと先制攻撃の形になるからもう完璧に敵として認識されるよな。まだ僕らは無関係だと見なされる可能性もあるワケだし。かと行って加藤くんがボコボコにされるのを黙って見ているワケにもいかないし。やるしかないのか。

あ、文字数が無い・・・。

(エヴァ好きの方なら脳内で音楽流してください)

階段を駆け上ってくる足音。多勢に無勢の状況を打破する策はあるのか?静かに眠りにつく加藤。静寂と暗闇が支配する部屋の中で崩れてゆく少年たちの物語・・・。

「次回 決戦、加藤くんち」この次もサービスサービス♪


メガネは顔の一部です

2007年10月26日 | 日常

メガネを踏んづけて粉砕してしまいました。

目が3 3みたいになったりはしませんが、メガネに頼りきりの生活なので、メガネが無いとかなり困ります。

パチンコの釘データ機もよく見えないしゲームもやりづらいし、え?仕事?仕事はどうとでもなります。

しかもけっこう昔から目つきが悪いので、眼鏡かけていないとなんか変な感じになります。なんか怒ってる?みたいな。

とにかくメガネがないと生活になりません。

メガネかけてるくせに、あんま賢くないよね派の僕ですが。

(T_T)

 

・・・まぁ、読書しすぎて、とか、勉強しすぎで、とかじゃありませんからね。僕の場合は。

オバケ屋敷でバイトしてて目が悪くなったのですから(-_-;)

というワケでメガネを購入しようと思いましたが、メガネって意外と高額商品ですよね。

メガネは顔の一部ですぅ♪、なんて宣伝ありましたが、顔の一部のワリにかなり高い。

なんか8000円!とか書いてあっても、レンズ乱視だなんだって言ってるとアッという間に3万くらい取られたりして、けっこうシンドイですよね。

で悩んでいると、事務の女性が安いメガネ屋情報を教えてくれました。

zoff

というお店です。

なんでも5000円、7000円、9000円3種類の価格しかないとか。

しかも注文から引渡しまで、そんなに混んでなければ30分くらいとのこと。

おお!!それだ!!

ネットで検索してみると、新宿小田急が一番近いようです。

行ってみると、ありました。zoff。

けっこう店内はシンプルな感じで、こざっぱりとしています。

今まで価格面では散々な目にあってるので慎重に行きたいところです。ガンを飛ばすように目を細めながら店内を見回すと・・・あ、ありました。

価格表示。

やはり5000円、7000円、9000円OKみたいです。遠近両用とかいう複雑なレンズでも入れない限りは、ちゃんとその価格で作ってもらえるみたいです。

とりあえずフレームを選んで、店員さんのトコへ。

「今までお掛けになってたメガネってお持ちですか?」女性の店員さんです。

持ってたのでそれを渡すと、それではこちらのレンズに合わせてお作りします、と女性の店員さん。

へー視力も測らずに作れるんだ。それはラクだね。

そして待つこと20分ほど。

メガネ完成。早っ!こんなに早く作れるのか。

「それでは掛けてみて頂けますか?」と女性。

掛けてみると、うん悪くない。「大丈夫です」と僕。

「私の目を見て頂けますか?」

へ?言われた通りに女性の目を見つめます。女性も僕の目を見つめています。

だから2秒くらいで限界。

マンガなら頭から湯気が出てるとこです。

なんでメガネ売り場でこんなに恥らってるのか自分でも意味ワカンネ状態でしたが、まー無理なんですよ。マジで。もう5年くらいそんなんしてませんから(T_T)

しかし女性も引きません。「もう一度見てください」

はい・・・。

もう動こうとする眼球を必死に止めてるような感覚を持ちながら5秒ほど我慢。

「はい、大丈夫ですね」

なにが大丈夫だったのか僕にはサッパリでしたが、まぁ大丈夫なら大丈夫なのでしょう。

そして完成。会計すませて30分ほど。早いですねぇ。そして会計は5250円(税込み)。

早いの、ウマイの、やっすいの~♪ですね。メガネ屋も変わりましたね。

メガネ買い替えたいけど高くてなぁ、と思ってる方、けっこう良いですよ。ネットで検索してみて下さい♪