無知の涙

おじさんの独り言

朝食バイキングをめぐる冒険

2011年07月30日 | 日常

昨日はO新所長と飲み。他の現場でちょっとアクシンデントがあり、1日ずっと対応していたのだが、夜にわざわざ様子を見に来てくれて、そのままの流れ。

2時前まで飲んでしまい、完全に終電逃してしまった。飲み始めたのが22:00だったということを完全に忘れていた。

O所長はそこから徒歩で帰れるらしく、泊まって行く?と誘って頂いたが、汗でドロドロだったので、お断りしました。ちゃんと湯船につかりたかったし。

そんで近くのビジネスホテルで一泊することに。

受付していると、朝食バイキングと書かれていたので、申し込む。


北海道の2泊目のホテルがバイキング方式だったのだが、これがまぁ豪華でしかもスゲー美味しかったので、すっかりホテルの朝食バイキング好きになってしまった。


そして翌朝・・・・

7:00起床。食欲ねぇぇぇ。っつーか、ねみぃぃぃ。2時まで飲んでて、翌朝に食欲があるわけないだろうが。なんで申し込んだんだよ。

でも申し込んだからには食べたい。9:00くらいになれば、もう少し腹が減ってくるかもしれない。ちなみにバイキングの時間は7:00~9:30まで。

休みでもないのに、仕事より朝食バイキングをなんの迷いもなく選択する男。だって900円もしたんだもの。

9:00になり、いざ出陣。4階の部屋だったので、4階からエレベータに乗る。2階がレストランと昨夜聞いたような気がしたので2階のボタンを押す。すると、3階で男性が乗ってきた。その人は1階のボタンを押した。

2階についたので、僕は降りる。だが、探してもレストランなんてドコにもない。仕方なく再びエレベーターに乗って1階へ行く。レストラン1階だった。

さっき乗り込んだ男性もバイキング客だったらしく、もう既に食べ始めてる。刻々と終了の時間は迫る。さっさと食べなくては、と思ったら、店員の女性が「食券お持ちですか?」と聞いてきた。

食券なんて貰ったっけ?うーん、貰ったような気もするが、手元にはない。「いや、ちょっと部屋に忘れてきちゃいました」

女性「申し訳ありませんが、取ってきて頂けますでしょうか?」

まぁ、そりゃそうか。再びエレベータに乗り部屋を目指すのだが、何故か自分の部屋が6階だと思い込んでしまい、6階の同じ位置にある部屋のカギを開けようとするが、もちろん開かない。あ、4階だった!と気付いて再びエレベータへ。

ようやく4階の部屋に戻り、食券とやらを探す。ない。財布の中を探してみる。あ、あった。持ってた。しかも朝食の時間7:00~9:00と書かれているじゃないか。

え?終わり?でもさっき行った時点で9:00は過ぎていたし、別に何も言われなかった。あの男性も普通に食ってたし。まだ大丈夫だ!土曜日は9:30までなんだな、きっと!

現実から完全に目をそらしつつ、再びエレベーターに乗り、今度こそレストランを目指す。


ほどなくして扉が開いた。目の前にルームのおばさんが布団を山積にした台車を押して待ち構えていた。急いで僕はエレベーターを降りた。普段ならおばさんが乗り込むまでボタンを押してあげる余裕もあるが、今はそれどころではない。完全にバイキングモードに突入しているのだ。

で、降りてみると、そこはどう見ても1階ではない。しまった!!扉が開いたので、つい1階に着いたと思い込んで降りちゃった。

まだエレベーターの扉は閉まってない!!慌てて振り返り、すかさず停止ボタンを押すッッ。エレベータのカゴ内には、すっかり山積みの布団を積んだおばちゃんがドッキング完了。なんの隙間もない。

おばちゃんは僕が気を使ってボタンを押してあげたもんだと勘違いしたらしく、「ありがと~」などとホザいてやがる。

くそっ・・・くそっ・・・。

半分泣きそうになりながら階段を探す。グルグル回ってようやく階段室を発見。扉に階段室って書いておけよ!

しかもまだ3階だった。

たかだか食券を取って戻ってくるというだけの作業なのに、すげー時間かかった。ナメック星爆発まであと5分!とか言いながら、爆発までに10週もかかってしまう某アニメのようだ。

もう9:15分だ。でも大丈夫。まだあの男性が食べてる。僕は何食わぬ顔で食券を渡し、いよいよバイキングスタートである。

すると先ほどの受付女性が厨房に入っていき、デカイ声で言った。「10分くらい遅れそうですけど、大丈夫ですかぁ?」

ごめんねー!遅くて!でも食べるよ。威勢よくオボンを持ったはいいが、なんも残ってねぇ・・・。カレーとご飯しかない。

結局、朝から900円払ってカレーライスを食べましたというだけの話。

 


東北のいま 終

2011年07月28日 | 2011年7月 東北

今回友達から東北行きの誘いを受けた時、やはりちょっと迷いがありました。ボランティアもせずに、ただ物見遊山で今の東北へ行くというのは、ちょっと抵抗がある。


実際に4月~5月の時点で、観光というか、見ておきたいという気持ちで被災地を訪れて、現地の方がだいぶ迷惑しているというニュースもあった。

もちろんこちらには物見遊山の気持ちなんて無いけど、この場合は嫌な気持ちを受けるのは東北の方なので、やはり東北の方の気持ちで考えれば東京ナンバーでブラブラしてる奴らなど、立派に物見遊山の観光客にしか見えないだろうし、いろいろ失ってしまった現地の人からすれば、ただただ腹立たしい気持ちであろう。


でも気仙沼港だけは、どうしても今のうちに見ておきたかった。あの濁流に飲まれる気仙沼港をテレビで見た時のショックが未だ完全に抜けきっていない。

親戚の状態も確認しておきたかったし。


見る前と、実際に見た後で何か変わったか?と問われれば、何も変わってないと答えるしかない。ただただ津波の猛威に恐怖するしかなく、そして変わらず僕は無力だった。

 

そんな時、人は誰かのせいにしたくなる。政治が悪い、あれが悪い、かにが悪い、と。

まぁ実際に政治は悪いんですけど。東京にいると呆れてるだけで済むが、被災地の人にとっては呆れてばかりもいられない。

頭おかしいとしか思えないような奴を復興相として被災地に行かせたり、管もとい民主政権は、わざと日本を滅ぼそうとしてるのかと思ってしまう。だが、恐ろしいことに、それは事実なのだ。

北朝鮮の拉致容疑者集団に献金していた事実を知ったとき、それは確信に変わった。

ここまで非難されても動じない管に、小沢が「すごい神経だ。まともな神経ならとうに辞めている」と皮肉を言っていたが、まともとか、まともじゃないとか関係ない。

管は日本国民が苦しんでいても、何も感じてないのだ。彼は単なる「あっち」の犬であり、ただの無意思な操り人形にしか過ぎないのだ。だから日本人がどうとか関係ない。これだけ言われても平気な顔していられるのは、これが理由なのだ。

そうでなければ今のこの状況は理解できない。管は野党だけでなく、味方からも反旗を翻され、何をするにしても不利。ハッキリ言って誰も得しない状態である。日本のことを考えているのであれば、普通はここで「俺が辞めて解決するなら辞めるわ」と投げやりにしても、そういう判断になるハズなのだ。味方から裏切られれば腹も立つだろう。その例が自民の阿部や福田である。良い例として挙げるのはどうかと思うが、あっちの方がまとまな人間の取る行動としては、よほど理解できる。それで管は少しでも解放されるハズなのだ。このシガラミから。

そんな逆風などヌカに釘で、まさにコビリついたヌカのように首相のイスにしがみつく理由として、黒幕の存在がある。管という入れ物を使って、裏で誰かがやりたい放題やっているのだ。確実に怪しい人物はいる。管のすぐそばに。

こんな連中に被災者の目線で考えろよ!なんて、どだい無理むり。


これまでのアホみたいな外交や、意味不明な金の使い方も、そのフィルターを通してみると、なんの違和感もなく納得できる。なるほどね、そういうことなのね、と。

やれやれ。とてもじゃないけど、この政権ではスムーズな復興はおろか、景気回復など全く期待できない。日本では仕分けで仕事減らされて、バカみたいな安い値段で仕事を取り合ってるのに、そのぶん「あっち」に流されてるんじゃ、そりゃ失業率も増加の一途を辿るわ。

このままでは世界中の人々が集めてくれた義捐金も「あっち」にだいぶ流れてるんじゃないのか?もう義捐金は直接、渡すしかない。


とまぁ、結局は政治批判で終始してしまうのですが、今回東北を見て僕の中で一つだけ決めた事があります。それはまだ言えませんが。そうなって欲しいような、欲しくないような。

 

 


ぼくなつ3 クリア

2011年07月27日 | ゲーム

けっこうアッサリとクリアしてしまいました。だって時間の流れが早いんだもの。


作品として完成してしまった2と比較すると、ちょっと物足りない部分はあるけども、3には3の良さがありました。最終日のあの悲しさは、シリーズ中で一番かも。

 

というわけで、次は4に挑戦します。

だって夏だもの。




人身事故

2011年07月26日 | 日常

N大御所から足立の現場に呼ばれ、7時早めの山手線に揺られる。


山手線の外回りって、すいてて良いな。

8時までには来いよ!と言われていたが、このぶんだと余裕~


なんて鼻息まじりで、いや鼻歌まじりで乗っていると、巣鴨駅でピタリと動かなくなった。


もう嫌な予感しかしないけど、コレってアレですかね?ヒョッとして。



予感は的中。日暮里で人身事故。

マジでぇぇ!マニアワナーイ。

もうJRで人身事故→40分は動かないけど文句ある?な天下のJR様なので、急ぐ場合はもう他の交通手段を探さないとならない。


これが私鉄だと待ってた方が早かったじゃねーかパターンもあるが、JRはない。絶対に。

残念ながら巣鴨から西日暮里に行く手段はないので、仕方ない朝から偉そうにタクシー。
本当に人身事故なのか、それとも自殺なのか分からないけど、後者ならラッシュ時は勘弁して貰いたい。

僕らのような言い訳すれば済む人は良いけど、スーツケース持ってタクシー拾ってる人なんか旅人でしょ?新幹線やら飛行機の時間とかあるワケでしょ。自分が寝坊して乗れないなら諦められるけど、ぜんぜん関係ない要因で乗れないとか、ちょっとヒドすぎる。遅れても別便に乗れるのかな?

人それぞれ色々な事情があるので自殺を非難する気はないけど、自分の事情でたくさんの関係ない人達を巻き込むのは、ちょっと往生際が悪いと思う。


そんなこんなで、なんとか間に合いそうだなぁ、と安堵しながら到着を待つ。

最後の交差点を右折し、もう少し行けば目的地へ到着。電車が遅れていながら間に合わすなんて、我ながら意味不明。

だが、その最後の交差点で、なんとワゴン車と自転車が接触事故。呪いか。

必死にN大御所の元へ行くのを阻まれている気がするのだが、なんだN大御所のトコへ行ったら死ぬ運命なのか。ちくしょう、死ぬまでにハリー・ポッターの、どっちがハリーで、どっちがポッターなのか、その謎を解きたかった。

えぇぇええ!大丈夫なの?と思ったら、軽く当った程度らしく、とりあえず自転車の人はピンピンしてる。

それは良かったのだが、自転車の人もその場に立ち尽くしているし、車の人も黙って乗ったまま。謎の一時停止。

ちょっ、いやいやいや、他の右折車や左折車がガンガン交差点にツッこんでるので、2番手にツッこんでる僕らはどうにもならない。とりあえず動こうよ。動かない限り動けないよ、誰も。おーい、なに2人で遠くを見てんだよ。

あぁ、もう7:57分になってしまった!

うぉおお、時間よ止まれ!っていうか、そこの2人動け!おおーい!おーーーーーーい!


東北のいま~福島~

2011年07月25日 | 2011年7月 東北

最終日は福島で1泊。

だいぶ運転したので、腕は疲れるし、眠くなるしで、疲れてしまいました。

お世話になったのは、二本松市にある櫟平ホテル。

車を駐車場に入れていると、目の前に1台のワゴン車が止まった。中からサッカーのユニフォームを着た小学生が降りてきた。ワゴン車の中には数名の小学生が同乗していて、さきほど降りた彼は車中にいる友達たちに手をふり、ホテルの中に入っていった。


あれ?どっかのマンションと間違えたかな?と思ったが、間違いなく予約したホテルである。


すぐにそんな事も忘れ、受付をすまして部屋へ案内してもらう。その部屋が最上階のすごい豪華な部屋でビックリしてしまった。

男2人でこんな豪華な部屋に泊まってどうすんだ。

 

最上階なので、眺めもバッチリ。

 

食事するラウンジも、なんか場違いだと感じるほどの雰囲気。食事も絶品でした。

 

露天風呂もあります。

飲み足りない気がしたので、ホテル内にある居酒屋へ行って軽く飲むことに。店主といろいろ話をしてみました。

 そこで初めて知ったのですが、このホテルには福島第一原発20キロ圏内の方が150人避難しているとのこと。

ここに来たときホテルに入って行った小学生は、避難者の家族だったのだ。

「ただ」と店主は言った。「このホテルに泊められるのも、今月一杯なんですよ。来月になったら出て行かなければならない。でも金がない。金がないから働かないとならないけど、家がない。みなさんこれからどうしようか真剣に困っています。原発難民というやつです」

原発難民・・・。

僕は礼を言って店を出た。

さっきまで大勢の人で賑わっていたロビーには、もう誰もいなかった。あの楽しそうだった家族も実は避難者だったのだろうか。僕は照明が落ちた休憩所のソファーに腰を掛けた。どれだけ考えても、どれだけ同情したとしても、僕は明日になれば何食わぬ顔で東京に帰ってゆく。そして明後日になれば何食わぬ顔で東京での日常を送り始めるのだ。

非常灯の寂しい灯りを辿るように、僕は部屋まで帰った。