無知の涙

おじさんの独り言

高円寺 大将

2024年02月15日 | 

金曜日はお世話になっているビルのオーナーさんが、高円寺の大将へ行ってみたい!ということで、高円寺へ行ってまいりました。

自分もかなり久しぶり。

相変わらず焼き鳥が美味しい。

飲み物はホッピー。もう大将といえばホッピー。

焼酎の量がかなり多いという事は知っていたけど、昨今の値上げまみれなご時世ですから、そんなにガバガバな量ってコトはないでしょう。

 

 

ガバガバでした。

外を入れるスペースがね、ないのね、これ。

ブレない。

味は元より、こういうところが多くの呑ん兵衛たちから愛されてやまない所以なのでしょうけど。

周囲のツワモノたちはこのホッピーをこれでもかと流し込んでいる。

わしも昔はああじゃったなぁ、と感慨深い。

ホッピーと酒の割合を9.5:0.5くらいにしないとお医者さんから怒られるので、せっかくの大将盛りでしたがほぼオーナーさんに飲んで頂きました。

0.5なら怒られないみたいな書き方してますが、本来はダメ。命を削って酒の代価にしているのだ。いや、やめろよ。

こんなことしてたら、そう長くはない。少なくともあと50年以内に必ず死ぬ。

もう食べられないし、もう呑めないくらいまで堪能して1人3000円なのだから、安いとしか言いようがない。

最近コスパやらタイパやらうるさいですが、コスパが良いとはこういうことを言うのだろう。

コスパは日本語で表現しづらい感覚を端的に伝えているので浸透するの分かるけど、タイパは時間効率良いよね、悪いよね、ではダメなのかしら。

タコパと見間違えるの。

 

 


浅草橋「びんてじ」~浅草「丹想庵健次郎」

2024年01月15日 | 

年末に行った浅草橋びんてじへ早速行って来ました。

すっかりおでんにハマってしまい、自宅でも食べようとスーパーで買おうとしたら高い。

7種1パックで200円くらいで買えてたイメージですが、300円する。勘違いなのか、値上がり旋風の影響か。

それはさておき、やっぱりおいしい。

全種類頼む勢いで注文したら、一緒にいったHさんとIさんがドン引きしていた。

食べおわってカラオケへ。実に1年ぶりくらい。酔うまで酒を呑めなくなってから本当にカラオケは行かなくなってしまった。

もうなに歌ってんのかさっぱり付いていけなくて悲しい。カラオケ行かないから老けるのか、老けないからカラオケ行くのか。

 

土曜日は浅草へ。

コロナコロナですっかり忘れかけていたけど、この時期の浅草ってすげー人が多い。まともに歩けない。

おまけに寒いし、夕方から雹なのか霙なのか分からないものが降ってくるし、雷ゴロピカすごいし。

雹が降りしきり、だいぶ人が減った浅草をヒョウヒョウと歩いて、手打ちお蕎麦屋さんの丹想庵 健次郎へ。

いや本当に寒い。キグナス氷河が本気出してる。今年は本当に南国かよ思うレベルで暖かいので、久しぶりのガチサムは身体にこたえる。

このお蕎麦屋さんはコロナ前に1度来て、大変美味しかったので昨日の浅草橋に引き続きリピートアフタ三―。

浅草でもあまりガヤガヤしていない閑静な場所。外国人観光客もほぼいない。


枝豆のかきあげ。

 


銀鱈の西京焼き。



鴨のローストとそば味噌焼き。

そして自分が一番好きなのが、

甘いたまご焼き。

以前にこの卵焼きを食べた瞬間、胸が熱くなってしまった。

子供頃に母親が作ってくれたお弁当に入れてくれていた卵焼きと一緒の味。

久しぶりに食べたけど変わらず美味しかった。

だし巻きたまごはアチコチで見かけるけど、甘い卵焼きを出してくれるお店になかなか巡り合えないので貴重です。

 


最後はもちろん蕎麦でシメ。寒いから暖かい蕎麦。

お蕎麦屋さんの酒のツマミは美味しいという法則は鉄板ですな。美味しゅうございました。

 

 

 


八重洲一番街 三六

2021年11月08日 | 

不気味なくらいコロナ感染者が減り、しかもその状態をもう3週間くらい維持していて、なんとなく街はコロナ前の感じに戻りつつある今日この頃。

人の出はコロナくらいが丁度良かったと思ってしまうのは、人が減って売り上げに大打撃を受けてしまった人たちに対しては不謹慎なのだろうと思いつつも、歩けないくらいの人混みはやっぱり得意ではない事を痛感してしまう。

なんとなくこの1年半でみんな人混み歩くの下手になった?もちろん自分も含めて。

そんなことを思いつつ久しぶりの東京駅八重洲地下街を歩いて向かった先は「三六(みろく)」というモツ鍋屋さん。

簡単なおつまみ、肉の刺し系、焼き鳥、もつ鍋、それ以外は無い小ざっぱりとしたお店。

しかしこういうお店はハズレがない。

レバ刺し。さすがに今は生で出せないので表面を軽く炙ってますが、口当たりは刺しそのもの。

トロッと口の中で溶けて甘みと旨味が広がる。うまいなぁ。

大当たり。

焼き鳥も焼き過ぎず肉本来の味を引き出すギリギリの焼き加減で大変美味。

そしてメインのモツ鍋。

モツが大きく、コリコリのプリプリ。鍋に入れるとドロッとしちゃうモツが多いけど、これは美味い。

鍋いいなぁ。

最初のレバ刺しでこのお店が美味いという事は察しましたが、予想どおりぜんぶ美味しかったです。

 

 

 


20年後のワイン

2019年07月18日 | 

火曜日はI課長からのお誘いで新宿で飲み。

そういえば、とI課長。「このまえ引っ越し祝いで貰ったワインなんだけど、あれ20年もたないみたい。」

なにィ!!

おフランス計画失敗。

知らない人にはおフランス計画と言われも何が何やらなので説明させて頂こう。

あれは3週間前------------くらい----だったかな-----

 

I課長から飲みましょうとお誘いがあり、そういえばI課長、最近引っ越したんだなぁという事で飲みメンバーのHさんと何か引っ越し祝い贈りましょうかと画策。

贈りましょうはいいけど、こんなとき何を贈っていいのか僕にはサッパリ分からない。

先日も誕生祝いにキティちゃんの人形を贈ってちょっと嫌な顔をされたばかりである。なにキティちゃんが嫌なの?俺が嫌なの?

ここは年長者で経験豊富なHさん頼みだなと、贈り物を考えているフリして他力本願寺で瞑想に耽け、Hさんのアイデア待ち。

すると、ワインなんてどう?とHさん。

ワイン?

娘さんが生まれた年のワインを贈って、娘さんが20歳の時にそのワインを飲んでもらう。

なにそれ素敵。マルガリータ、これはね、君が生まれた年のワインなんだよ。みたいな。おフランスの家庭みたいな光景が脳裏に広がる。さすがHさん。これはもうワインで決定。

本来であればそのままワイン選びから購入までHさんにお願いしたいところだが、どうもそこまではお願いしづらい。頭脳がないぶん動く役はこちらがやるしかないか。

いや、買うのは全然やぶさかではないのだが、自慢じゃないけどワインなんて何も分からない。あなたの知らない世界くらい知らない世界。

思えば家を出てすぐあまりの金の無さにダイエーかなんかで1本300円くらいのボトルワインを買ったのが初めてのワインとの出会い。

家に帰ってさっそく飲もうと思ったら飲み口のところにコルクが詰めてあって大変困った。どうしていいのか分からない。ビンを逆さにして振ってみたり、指で押してみたり。完全に未知の食べ物を与えられたサル状態。

ついにハサミを持ち出して上からコルクを削ってみたり、しかしどうにも進展しない。最終的にハサミでコルクをビンの中へ押し出すという知恵も何もあったもんじゃない戦法でなんとか飲むことに成功。サルだってもう少し上手くやりそうなものだが。

コルクの残骸が浮くワインを1本空けたが、まぁこれが酔った。回る回る世界は回る。遊園地のコーヒーカップに乗っている感じ。しかもフザけてかなり速く回転させちゃったやつ。翌日の二日酔いも相当だったし、それ以降ちょっとワインとは距離をとって生きてきました。お互いに好きになれなかったのだ。

なワケで本当に知識がないので、どういうワインが良いかだけHさんに聞いてみると、

・当然2018年製造
・何かしら賞を取ってるもの
・赤と白のセット

そんなの予算金額で買えるのか・・・と思い、ネットで調べてみると、〇〇賞受賞のワイン5本セットで1万円みたいな事が書いてある。ワインて高級なイメージがあったけど、けっこうお手頃なのね。

そうして飲み会当日、現地へ赴く前に某デパートへ寄り、ワイン取扱店へ。

入ってビックリ。おいおい、なんだこのワインの数・・・。これはもう自分で選ぶとか無理すぎる。

まぁ最初から自分で選ぼうなんて大それた事は微塵にも考えていなかったので、予定どおり店員さんに声をかける。ちょっとワインを選んで欲しいのですが。

あまりナメられて適当にあしらわれても困るので、ド素人である事を見抜かれてはならん。低めの声を出してワイン紳士みたいなノリでいこう。

去年の製造で、何かしらの賞を取ってて、予算これくらいで、贈り物なので、できれば紅白セットがいいんですが。

紅白セットでなんだ。まんじゅうか。赤と白だろ。何かしらの賞、というのもたいへん怪しい物言いである。

ソムリエさんは少し悩んでから、「サンチなどはどこが良いでしょうか?」と聞いてきた。

サンチ?サンチってなに?どこ産ってこと?そんなん分からん。いい感じのとこで選んでくれよ・・・。

ヨーロッパと言いそうになったが、なんとか踏みとどまる。それこそフランスとかのイメージあるけど、そんな限定していいのか。ぜんぜん産地でもなんでもなかったらアウトだろ。

「うーん、そうですね、に、西の方で」どちらにしてもアウトでした。ネットで少しくらい調べりゃ良かったよ。

少しばかり探してソムリエさんが戻ってきた。「まず、赤で2018年度製造されたものはまだ出回ってないですね。白なら2018年度製造ものは多少ありますが。その中で賞を取ったものとなると、これも難しく、ベストセラーということで宜しければご用意できますが」

あ、それでいいです。

そのベストセラーを取ったと言う白ワインを手に取る。安いなぁ。値段を見てみると、思っていたよりぜんぜん安い。本当に大丈夫なのか。まぁそれほど値が張らなくても美味い焼酎が世の中にはたくさんあるように、ワインもそういうことなのだろうか。

1本目はこれにするとして、もう少し値段が高いワインないですかね、と聞いてみる。

値が張らなくても美味い焼酎はたくさんあるが、値が張る焼酎で不味いものはまずない。ワインもそういうことなのではないだろうか。

ただ酒は値が張るにつれて個性も強くなっていき、汎用的な感じが薄まり割と白黒ハッキリしだすから、難しいとこではある。こればかりは人それぞれの好みなので、どうしようもない。でもウィスキー好きな人がシーバスリーガル飲んで不味いというパターンは少ないでしょう。

それですと、こちらはどうでしょう?と店員さんが持ってきたワインを見る。いいね、理想的。

そうして無事にワインを購入したのでした。

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やはりそれなりの値段じゃないと20年も保たないのだろうか。

洋画とか見てると地下のワイン部屋みたいなところに貯蔵されてる感じだけど、ああいう半永久的に温度差があまりないような場所で保管しないとならないとか、そういう事だろうか。

20年後に飲んでもらうためはどうしたら良いかも店員さんに聞いとけば良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 


久しぶりの麻婆&火鍋

2019年02月16日 | 

病気をして以来、飲みたいだけ酒が飲めなくなり、おまけにコーヒーはイカン、さらにタバコはイカン、あげく辛いものはイカンと、とにかく好きなもの全てダメー!と言われてツライ。


それらを全て綺麗に止めればさぞかし体に良いということは分かるんですがね・・・・


それじゃあまりにも張り合いがなくなりますもの・・と男なんだか女だか分からない言葉づかいで医者に反論をしてみたり。


自分の身体のことじゃん、と言われれば、お陰様で扶養家族もなく、とにかく両親より早く死ななければいいや、という超ド低空、地面激突スレスレな人生目標。なんなら微かに地面に擦ってる感ある。


そうした数々の禁止項目の中で何がいちばん禁止されて辛いかと言われると、そんな順番なんて付けられるわけもなく。

辛いもの好きとしては、辛いものを絶たれるのが非常に辛い。辛いだけに。


うんと辛くした麻婆豆腐やら辛いカレーが食べられないのは地獄。たっぷり買い込んである調味料類はどうすればいいんだ。


でもまぁちょっとダケナラ、と、永遠においでおいでの、あのデモンの誘いにまたすぐ乗ってしまい、久しぶりに麻婆豆腐を堪能。



オラの内臓もってくれよ!辛さ10倍だぁぁぁ!


というわけにはさすがにいかず、激辛は選択せず、中辛を選択。


本場を売りにしているだけあって、シビレ強めの良い麻婆でした。


やっぱ辛いものは美味しいなぁ。



というわけで、それから数日後に火鍋・・・



これまた激辛でなく中辛にしましたが、それでもなかなかに辛くて、薬味たくさんのお蔭で芯から温まって、汗ダラダラ。


このクソ寒い時期にうってつけでした。