今夏も姉家族の予定に合わせて帰省。
今年もきっちり姉夫婦と共に来てくれる姪っ子と甥っ子。
姪が高2、甥が中2。
大丈夫?何か姉に弱味を握られてるとかない?
だってもうそのくらいの年齢になると、親と行動すること自体がなんだか気恥ずかしくて、自分がその年の頃は頑なに同行を拒んだ記憶がある。
2人を見ている感じ反抗期のような雰囲気も全然ないし、髪染めたり酒飲んだりタバコ吸ったり、素行が乱れ始めている感じもないし、自分や姉と全く違いすぎて驚くばかりである。
まさか姉は良い母親なのか?なんて思い始めている。
そんな甥っ子がなんと、声変わりしてる!正月会ったときはまだその兆候もなかったけど。
こんな突然変わるものか。
ガンガン背が伸びてった姪に比べて、甥は身体的な成長に関してはまだまだ発展途上な感じで、小6の頃からあまり変化がないから、おじさんちょっと感動してしまった。
自分も中3になるまで列の前の方だったし、まだまだ焦ることはない。
家でも飲んだし、1日3リットルは飲んでたと思う。
そんなに牛乳を飲むと当然腹を壊すが、学校で大便なんてしようものなら、ウンコマンとか変なアダ名つけられるのは明白で、自宅までとにかく我慢するしかない。
あれは地獄だった。
あの便意というのは本当に困ったもので、目的地に近づくにつれてどんどんピークに達してゆく。
主人がまだその時ではないぞ!と何者も通さんとばかりに抑えているのに、意に反してどんどん高まってゆく。こ、この便意の高まりは・・・一体・・・。
今にもセブンセンシズに目覚めんばかりの便意であるが、最後の難関が待っている。
家が団地の5階だったので、この状況で5階まで登らないとならない。もう便意的には目的に到着していると認識している状態。
もう一気に駆け上がりたい気持ちだが、そんなことしたらギャラクシアン エクスプロージョンしてしまう。
ぶりっ子してる女の子が走ってるみたいな感じで、内股で1段いちだん慎重に上がってゆく。
3階あたりからベルト外して、ズボンのホック外して、あとは便所に駆け込むだけという第1種戦闘態勢に入るのだが、ちょうど4階のおばさんが出てきて気まずい思いをしたり。内股でズボン脱ぎながら這い上がるように階段上がってくればそれはもう仕方ない。悪い妖怪に襲われてる最中にしか見えない。大変奇っ怪な光景である。
そんなの10か月くらい毎日やってたんだから、我ながら諦めが悪いというか、しぶといと言うか。
でもその甲斐あってか、飲み始めて3か月くらいから1か月に3㎝ずつくらい急激に伸び始めて、180㎝超えたあたりから失速したけど、無事卒業までに180㎝超えて勝利。
牛乳飲む以外の事は何もしてない。タバコも吸ってたし、酒も飲んでたし、特段運動もしてない。
よく寝たかな。便意との格闘のせいなのか、なんなのか、とにかくあの頃はひどく疲れていて、よく寝た。またよく眠れた。
というわけで、牛乳飲んで、よく食べて、よく寝る。これが回答。
牛乳飲まなくても自然とそれくらい伸びる人はたくさんいるだろうけし、必ずそれで伸びるかどうかは分からんけどね。
牛乳飲んでいるけどなぁと訝しむ甥であったが、そんなコップ1杯や2杯なんて飲んでてもダメさ。
黄金セイントの域まで便意が高まるくらい飲まないと。
ただ、自分の場合はツキにも恵まれた。女の子たちからいくらでも牛乳を入手できることができた。足りない場合は給食の運搬係を代わってあげるフリして、根こそぎ奪取することもできた。
あの量を家で補おうとすると、家計には大打撃。成分無調整のやつだと1リットルで200円くらいするだろうし、1日600円。1か月で18000円。なかなかそれを姉が負担してくれるとは思えない。
その前になぜ背を伸ばしたいと思うのか、が大事。
まぁ止めはしないけど、過ぎたるは及ばざるが如しなので、ほどほどに。