無知の涙

おじさんの独り言

マクギリスが幕切りす(オルヘンズ)

2017年03月30日 | 漫画やアニメ

自分で作る立場にいるわけでもないのに、あまり人様の作品をコキおろすのは気が引けるのですが、あまりにもひどいストーリー展開、いよいよ最終回に向けて盛り下がって参りましたという感じの鉄血のオルフェンズ。

思い返してみれば、1期も2期も最初のバルバトス登場シーンだけのアニメだったような気がします。

1期からだいぶ怪しい匂いがして、あまり真面目には視聴してませんでしたけど。

2期は最初に宇宙海賊と戦ったり、モビルアーマー出てきたりしたところまでは、けっこう良かった。

2期後期のオープニングがダサダサになり、なぜかナゼ兄貴が死んで、女の子が殺し屋に射殺されたあたりで、本格的にダメだこりゃと。ガンダムは戦争が1つのテーマなので登場人物の死というものが常に付きまとうものであるが、どうも2期は気分の悪い死に方が多い気がします。

結果論でいえば、こんなことになるなら、ナゼをみすみす死なせずに力合わせて抵抗してれば良かったじゃん。そのほうが展開としては燃えるわ。というか、今の状況よりはだいぶマシに思える。

その原因を作った奴が、マクギリス。物語の中心にいながら、影でいろいろ暗躍し、様々な状況を作り出している頭脳派かと思いきや、終盤に差し掛かるに連れ、お前の頭はハッピーセットかよ、と言いたくなるような小物ぶりを露見。本気でバエル手に入れただけでGHの誰もが無条件で平伏すと思っていたのか。本気で思っていそうな感じだったので、これは何か隠された仕掛けがあるのだろうと思ってたけど、なんにもなかった。嘘でしょ。

この様子が何かと重なる気がして思い出してみたが、あれだ。子供のころ、誰かがなんか汚いもの触ると、そのバイキンの感染を防ぐ為に皆で口々に「バリア!」と言って謎のバリアーを展開したけど、そのバリアーを無視されて怒ってる子供みたいなアホさがある。なんだよ!バリヤー張ってんだろ!なんでつけるんだよ!

張ってねーよ。

そうなると後はマクギリス+バエルの戦闘力に期待するところ。最初から伝説の威光やら、なんとく決まっているルールみたいなアヤフヤなものなどに頼らず、圧倒的な戦闘力で屈服させれば良いのだ。伝説のなんとかカエルさんの魂が入っていて+アラヤシキシステム搭載というスペシャルなスペックなのだから。

 ところがどっこい。無名ザコ相手、若しくは無抵抗な相手にそこそこ無双した程度で、割とあっさり死亡。ひでーな。マクギリスは己の思い込みで早々と人生に幕切りす。

そんな小物の片棒を担いだばかりに、すっかり悪役側になってしまった鉄火団。「あいついたんで殺しておきました」みたいなどうでもいい形で物語の主役とも言えるリーダーがまたしても街中で射殺され、いよいよピンチ。ほんとロボットアニメなのに街中で殺すの好きね。まぁでも狙われてる立場って分かっているくせに普通に街中歩いてる方もどうかと思うけど。

来週最終回のようですが、このまま全滅したらかなり気分悪い。1年間通して伝えたメッセージが、生まれや育ちに恵まれなかった人間は野望など抱かずに分相応の生き方しとけよ、というものになってしまう。かと言って生き延びたところで、存在を消してコソコソと生き延びてるようなラストを見せられても不憫でしかない。

これは最近のガンダムシリーズでもちょっとヒドすぎる。

4クールやってこのザマなので、どうしようもない。そもそも分断2クールなのが良くないのだろうか。4クールあるのに、どうしても2クールの尺として物語を成立させないとならない。2期の最初に鉄火団は既に商売的にも軌道に乗り始め、生活面でも火星でそれなりの生活を出来ていたような気がするので、1期で終わりでも良かったような気がしないでもない。

2期の中盤でバエルが出てきたらへんで、漠然とこんなストーリーだったらなぁと。最終的なラスボスはマクギリスバエル。その強さはルプスレクスでも太刀打ちできない。おまけに以前から探し当てていた眠っていたモビルアーマー数体を復活させる。バエルの秘密はMAを従わせることが可能。VSギャラルホルンと鉄火団という構図になるが、バエルの強さに平伏したGHのお偉いさんはマクギリス側につく。それら反抗勢力はバラバラでバエルとMAに対抗していたが、クーデリアが最終的にラスタル勢と鉄火団、ナゼ生存のテイワズを率いて戦う。最後はバエルとバルバトスの対決。圧倒的な戦闘力を誇るバエルであったが、全身をバルバトスに捧げた三日月が新たなバエルとなって、それをオルガが操縦したら燃える。マクギリス側は全滅、マクギリスも幕切りすして、ラスタルとガエリオが新たなGHの指導者となって立て直す。鉄火団には火星の自治権を与えられ、新たなバエルとなったバルバトスは眠りにつき、その元には豊かなになった火星と鉄火団の人たちが暮らしている描写で終わり。EDの最後の絵みたいな。

ありきたりかも知れないけど、そんなに無理やりに奇を衒ったような鬱展開より、燃えるような展開が欲しい。

とはいえ、後から全体をこうした方が良かったなんて誰でもいえるなぁ。もう残すは最終回のところまで来てしまっているので、ではここからどういう最終回になれば満足かというと、どう転んでも多くを望むのはかなり難しいだろうけど、全身を捧げた三日月バルバトスが無双して、少なくともラスタルの首は取って欲しい。トンネル掘って逃走している連中は生存してほしい。

MSのデザインもイマイチで、バルバトスとヴィダールだけはカッコ良かった。ルプスレクスはダサいけど。ヴィダールがカッコ良すぎて速攻で1/100買いました。

その鉄血唯一のカッコいいMSのヴィダールが偽装用の装甲で、中からダッサいキマリスが再登場したときはほんとつくづくこのアニメとは感性が合わんと思い知らされました。

バエルも初登場時のラストカットはものっそいカッコ良かったけど、あの体たらくではプラモ売れないな。早まって買わなくて正解でした。

 


MGエールストライクverRM 2

2017年03月27日 | ガンプラ会

ようやく形になり始めました。

結局、以前に作った赤色はオレンジが強すぎてしまい、また最初から作り直し。ガイアのプレミアムレッドベースでブライトレッドを少し混ぜました。

青は何回も作り直しましたが、結局手持ちの青系塗料では目指している色にならずに残念。もう少し明るい青を目指したのですが。

 

足のデカール貼り終わり、ツヤ消しトップで仕上げ。

最後にスミ入れしようとしたら、ツヤ消しトップ後のスミ入れは溶剤でふき取りきれず、滲んだ感じになってしまうことが判明。仕方なくエンピツで薄くなぞる程度。

そしてツヤ消しを吹きすぎると黒い部分に残って白く残ってしまう、という事を以前にスプレー缶使っていたときに痛感した失敗を繰り返してしまう。目も失敗してシールにしてます。ツヤ消す場合はシールでも良いなと思いました。

灰色の部分はガイアのニュートラルグレイ2を使って色分けしましたが、頑張ってマスキングした甲斐ありで、失敗続きの中でなかなか気に入ってる部分です。

デカールは基本的な部分は説明書通りで、他は適当です。

半年前がコレでしたから、まぁまぁですかね。

いま作ろうと思ってるガンプラ以外に作りたいなぁと思っているプラモが黒多めのプラモばかりなので(デスサイズ、ヘルハウンド、ブリッツ、サイコガンダム)、今回は黒の感じを試したくて黒多めにしました。黒はガイアのexブラック、白はexホワイトで自分の中で固まった気がします。

特筆すべきはこのverRMの出来の良さ。内部フレームの9割がABSという塗装泣かせなところはありますが、とにかく形がカッコ良い。バンダイのプラモデル技術の進化に驚嘆するばかりです。まぁスゴイ。

ストライク、インパルス、デスティニーは最近かなりお気に入り。デスティニーはMB解釈でRMか2.0出して欲しいなぁ。

 

 

 

 


MG エールストライクRM 1

2017年03月16日 | ガンプラ会

去年の6月くらいに古いMGエールストライクを作り、見事に失敗。

 

肝心要の頭部の合わせ目を消し切れず、塗装を厚塗りしているうちにグダグダになってしまった。塗装の色もあまり良くない。

ただ、エールストライクは形が好きなので、なんとかちゃんと完成させたいと思い、リマスター版を購入し、再挑戦。

今回は本体作るとどうしても面倒になってしまうエール部分から作成。作った色を塗ってみたいという思惑もあり。

やはりこのエール部分は赤色がとても重要。ガイアカラーのプレミアムレッドをベースに他の赤色を何色か混ぜて、発色が良くなるように蛍光塗料を何色か混ぜました。

黒は普通に黒のサーフェイサーとガイアのEXブラックに、こちらはクリアーを数滴混ぜました。

白は今回は普通にEXホワイトで行こうかと思います。F91はちょっと黄色が強い印象の白だったので。

塗った直後はちょっと赤が違うかな、と思いましたが、乾いたら割と目指してた赤に近かったので、今回はこの赤で行こうかと思います。ツヤ消しトップを吹けば、さらに求めてる赤に近くなりそう。

早く本体に取り掛かりたい・・

 

 

 

 


ヤマト2202

2017年03月11日 | テレビや映画

8日に池袋でヤマト2202観てきました。

TVでも放映されたヤマト2199の続編となっており、ヤマトがイスカンダルでコスモリバースを貰って地球に帰還してからのお話。

2199は、というか、個人的にヤマト自体にあまりピンと来ておらず、2199も全部視聴したものの、映像の綺麗さ以外には特に惹かれるものがなかった。

やはり団体行動の苦手な人間としては、ああいう1つの箱の中にいる乗組員全員で、というよりは1人用棺桶のパイロットの葛藤の方が非常に興味をそそられます。

そんなわけで2202もあまり期待はしておりませんでしたが、ところがどっこい、かーなり面白かった。ちょっと衝撃を受けました。

今回の2202は旧作で言うところの「ヤマト2」と「さらば」に当たるらしいのですが、どちらもほとんど観たことがないので、先の予想ができずに、ごく自然にストーリーの展開に引き込まれました。

2199は旧無印ヤマトベースなので、さすがの僕もイスカンダルに行って帰ってくるというストーリーは把握していたので、あまり引き込まれなかった。そういう意味で今回は全く先の予想ができないので、すごく続きが気になります。

旧作からのファンの方に言わせると、旧作とも全然違うストーリー展開のようなので、旧作ファンの方にとっては、すごく楽しめるか、まったく楽しめないかの2極になりそうですが、不自然な形での改変ではないような気がします。

脚本がガンダムユニコーンの福井春敏氏なので、旧作を大事にしつつ新しい展開を見せることにかけては期待できるかと思います。


ただ1つ残念なのが、上映館が少なすぎる。今回東京で上映されたのは、新宿のピカデリーと池袋のシネサン、あと浅草の方の映画館、この3つだけ。しかも12日間しか上映されないので、なんか勿体ないぁと思います。日数的なことはブルーレイ買わせる戦略要素もあるでしょうから、もう少し上映館を増やして欲しいと思います。日本橋とか練馬でも観られれば、もう1回くらい観たい気持ちでした。

 

 


ダメージでかい

2017年03月10日 | 日常

 ごく平凡な人間の日常に起こる3大不幸というものがあると思います。

①近親者、知人の不幸な死

②天変地異、または隣地からの火事などの全くこちらに責任のない被害、怪我。

③財布を落とす

今回は③。見事に財布を落としました。尻ポケ、長財布という、かなり高確率で財布を落としそうなコンボを発動していながら、意外と今まで落とすことなく、高校1年のとき以来の出来事。その時は駅で落としたのですが、全く中身を取られず出てきました。

入っていた現金は仕方ない。そもそもこちら側の落ち度によるものなので。

一番ダメージがデカいのはキャッシュカード。お金がおろせなくなる。再発行すると手続きした日から10日くらいかかってしまう。しかも再発行されたカードは必ず郵送で送られてきてしまうので、平日なんてほとんど受け取れない。

指定した銀行で直接受け取るという事がなぜ出来ないのか、甚だ疑問。社会人なんだから平日家にいないだろうよ。必ずこの日に送りますよ!と宣言してくれるのならまだやりようはあるが、あくまで「1週間~10日くらい」という幅の広さなのでヤマの張りようがない。敢えて幅を持たせているからには、7日目で送られてくる確率は30%、8日目は50%、9日目は70%、10日目が90%(10日くらいと濁しているから10日目で100%にはならない)、こんな期待感である。でも1日でも早く入手したいので、8日目くらいから休んで家で待機していたい。キャッシュカード再発行休暇てのを作って欲しい。

それは冗談として、問題は1日でも早く再発行されたカードが欲しいのに、再配達確定の平日にわざわざ郵便で配達な上に、2回目で受け取れないとまた最初から再発行手続きという謎ループあり。もはや再配達は確定なのだから、ノーミスでクリアせよと。

ファミコンか。難易度高いわー。コンティニュー欲しいよー。普通の状態であれば難なくこなせるミッションであるが、財布を落とすという割とただいま運気絶不調ですという事実を突き付けられた人間には不安しかない。指定した時間帯に何かトラブル起こって受けとれないんじゃないかなぁー。下の道の方が空いてたんじゃないのかなぁー。

なので、このキャッシュカードの使用停止依頼をかけるに至るまでにかなり悩む。果たして拾った人はキャッシュカードに手を付けるだろうか、手を付けたとして3回限定チャンスで暗証番号を突破できるだろうか、もちろん財布の中には暗証番号に関わるヒントは1つもない。恐らく出来ないであろうという結論に至るが「恐らく」という部分がどうしても残る。この世に100%などないのだ。特殊なところに頼めばそういう番号を解読できる技術があるやもしれん。僕が知っていることなんて所詮は知り得る事ができる範囲のものでしかない。

現実的な可能性は低いが非現実的な起こり得る可能性に捉われる、だって人間だもの。

その点、免許の再発行は即日可能というのが助かる。どっちかと言うとこちらの方が時間かかりそうなものであるが、手続きから2時間くらい待てば新しい免許が手渡されるというフットワークの軽さ。財布落とした世界の英雄であり、最後の希望である。なぜなら他の様々な再発行手続きするにもこの免許証というものが非常に大事になってくるからである。これを持っていかないと、まるで虫けらでも見るような目で見られ、手続きが遅々として進まない。

クレジットカードというものを1つも持っていないのだけが不幸中の幸いでした。大昔に固定電話引っ張るのにローン組むから作らされたのだが、落とす恐怖からカードをバキバキに壊して以来クレジットカードは作っておりません。

 

そしてここから後日談。

結局、キャッシュカードは予想通りに受け取れず、再々発行という最悪の結果になりました。一度不在通知を入れたというのだが、断じて誓うが不在通知なんて見ていない。こちとら一日千秋の思いで不在通知を待っているわけで、ポストを空にして必ず帰宅時に確認していた。なんなら朝家を出る時も見ていた。絶対に不在通知なんぞ入っていなかった。

11日経って何も音沙汰がないので、銀行に行って再発行の進捗を確認してそのことが発覚。しかも確認した日がちょうど保管期限当日であった。そう、1週間~10日かかるなんて言いながらけっこう早かったのだ。5日くらいで一度目の再発行が完了していたのである。どれだけ説明しても、不在通知が入ってなかった証拠なんてあるわけがない。そもそも入ってないのだから。

まったく納得が行かなかったが、少なくとも手続きをしている女性には何の責任もないので、仕方なく再々発行手続きへ。

今度はきちんと不在通知が入っており、局留めにして受け取りました。

2月4日に財布をなくしてから、受け取ったのが3月3日。実にまるまる1ヵ月かかりました。

本厄よりも後厄の方が何かツイてない気がします。あれ?北斗七星の横に変な星があるなぁ。