無知の涙

おじさんの独り言

劇場版シティーハンター 天使の涙

2023年09月29日 | テレビや映画
少しネタバレ含みます。これから観るかたはご注意ください。


観てきました。前回の完全新作と違い、今回は原作が元のストーリーなので、果たして劇場まで観に行く必要あるのか・・・とは思いつつ。

観たらほぼ話の内容忘れていて、なかなか楽しめました。

海原との決着かと思いきやそこまでは進まず、まだまだ定期的に劇場版で続いていきそうです。

作画が素晴らしい。特に女性の。CAT'S EYEのキャラが出てくるのだが、あの作画で作り直して欲しい。

何故かルパンも出てくるし。日テレの繋がりなのか。

ストーリー良いし、作画も素晴らしい、リメイク作品として成功しているのだが、個人的に気になるのは声優さん。

当時テレビで観ていた世代としては、あの頃のままの声優さんで演じて頂きたい思いはあるが、ちょっと難しい局面に入ってきてるのではないかと思ってしまう。

前作みたいにかなり久しぶりな新作のお祭り的な感じなら良いけど、本格的にリメイクとして続けていくならちょっと無理がある。

声が気になってしまい話が入ってこなくなる。

声優さん起用の問題はアニメ作品には必ずついて回る問題。ことリメイクとなればオリジナルの声が既に観てる側の大半に植え付けられているわけで。

神谷明の声ではない冴羽獠のシティーハンターを劇場へ観に行くか?という事になる。

古谷徹ではないアムロを受け入れられるのか。

今後も何かとメディア化を続けていこうとするなら、何処かでスパッと変えるしかないのではないかと個人的には思ってしまう。







君たちはどう生きるか

2023年07月27日 | テレビや映画
少しネタバレ含みますので、これから観に行かれる方はご注意ください。





個人的にはあまり乗り気ではなかったけれど、観に行ってきました。

事前の情報が完全に伏せられていたので、君たちはどう生きるか、というタイトルから予想するしかない。

自分の生き方や、人間の在り方を示唆するストーリーを期待してしまう。もののけ姫みたいな。

ところが、観終えた感想としては、特にそういう何かを考えさせられるような内容ではなかったと個人的には感じた。

終始突拍子のない登場人物たちの行動や言動に加えて、説明のない場面転換の繰り返しで、完全に置いてけぼり。

映像はこれぞジブリという感じで良かったです。




ザ・フラッシュ

2023年06月26日 | テレビや映画
ちょっぴりネタバレあり。


ザ・フラッシュ観てきました。

高速を越える超速能力で時を遡り、過去を変えたばかりにバタフライ・エフェクトでマルチバースしたアレやコレをどう始末させようかという話。

加速バトル好き。

加速の演出もカッコ良く、バトルの迫力もスゴイ。

特にスーパーガールのバトルがカッコ良すぎてフラッシュのバトルもバットマンも霞む。

体重80kgの物質が高速で衝突した時の衝撃ってあんなモンじゃ済まないと思うから、もっと強くて良いと思うけど。

あまりフラッシュ自体をよく知らず、予備知識なくすみません。

スーパーガールのバトルが圧倒的にスゴイけど、残念ながらこれはフラッシュの物語。

最終的な決着はバトルの勝敗ではなく、フラッシュが引き起こした問題を解決するという流れになるので、バトルに魅入ってるとちょっと残念な気持ちにはなる。

でもバトルの結果で良し悪しを決めるとストーリー的に収拾つかなくなるので仕方ない。

全体的になかなか楽しめました。


映画SLAM DUNK

2022年12月23日 | テレビや映画


ネタバレ含みますので、これなら鑑賞される方はご注意ください。








だいぶ昔になりますが原作は全て読んでいて、テレビアニメはほぼ観てません。

原作のラストで描かれた山王戦を、宮城リョータにスポットを当て、描いている。

試合のポイントポイントでリョータの回想が差し込まれ、彼の生い立ち、バスケに対する想いなどが明かされる。

最強山王。それは亡き兄の目標であると同時に、己の目標でもあり、そして壁であった。

兄ではなく自分が生きて申し訳ないと母宛に綴ったその手で弾くバスケットボールが壁を突破したとき、過去をも追いこし、未来へと繋がってゆく。

こう書いてしまうと、リョータだけにスポットが当たってるような感じですが、そんなことはなく、他の4人もそれぞれの見せ場できちんと回想を踏まえてスポットが当たっています。

テレビアニメは原作を読んでるときの 自分の「間」とアニメの「間」がかけ離れすぎていて視聴できなかったけれど、映画はそこらへん気にならなかったです。

ただ、回想のたびに試合の流れがブツ切りになるので、少々もどかしさはある。

全体的にクオリティ高くて、2時間アッという間に過ぎ去ってしまいました。SLAM DUNK好きな人は楽しめるかと思います。



るろうに剣心ファイナルビギニング

2022年10月25日 | テレビや映画
先週、先々週の金ローでファイナル、ビギニングと放送されてましたが、一足先にケーブルテレビで立て続けに観ました。

それまでの無印、京都大火、伝説の最期の3作は映画館まで足を運んで観てましたが、この2作はコロナもあり、観る機会を逃し続け。

ビギニングは最初に剣心がゾロみたいに刀を口に咥えだした瞬間、どうなる事かとヒヤヒヤしたけど、それ以外はかなり良かった印象。

原作、OVAの雰囲気をきちんと再現していたと思います。役者の方々がけっこうOVAを見込んでいたような印象を受けました。

桂小五郎が緋村の剣を鈍らせるなと巴に言うシーンが少し気になったけど。池田屋の後は身を隠す為に肯定的になったという事なのだろうか。

ビギニング→ファイナルと観てしまったせいで、ファイナルはどうも受け入れ難い。

肝心な薫の死→剣心絶望→復活の流れがないせいで、単純に縁ごめんね、で終わってしまったような印象。

確信犯で人を殺しまくったその罪に対しての償い。自分が死ねば許されるのか、それとももっと別の何かがあるのか----

この作品で一番大事な部分をスッ飛ばしてしまった。

時間縛りのある映画の難しさ。

自分だったら前編で薫死亡、後編で幕末回想から上手く現代までの剣心の足取りを追って、剣心復活という流れにしたいなぁと感じました。

原作のように子供が血だらけになって戦うというのが、ウンコプライアンスに引っ掛かるのか。そうだとしたら、つまらん時代だ。

わざわざフィクションと前置きしてなおフィクションで割りきれないのは、どう考えても割りきれない側の問題としか思えないけど。

まぁストーリーはさておき、アクションは大満足。縁役の人の凄まじい身体能力。虎伏絶刀勢はなかったけど、魅入ってしまった。

京都大火は新月村の剣心
伝説最期はラストの志々雄
FINALは電車とラストの縁

これまでの殺陣の常識を完全に打ち破ったと思います。カブトでカッシスワーム演じてた坂口さん以来の衝撃。

怪我とかしてないのかなぁ。刀は固い素材なのだろうか。体力勝負で何回もやり直せないだろうし、撮影の裏側がとても気になります。