碧の軌跡をクリアしました(多少ネタバレしてますので、これからプレイする方は飛ばして下さい)。
D∴G教団の陰謀を見事に阻止した特務支援課であったが、それはこれからクロスベルに起こる未曾有の危機のほんの序章にしか過ぎなかった。
最凶の猟兵集団の来襲、西ゼムリア大陸の首脳会議、ディーターのクロスベル独立宣言、帝国と共和国の侵攻、そして目覚める零の至宝。全ての謎が解き明かされる時、恐るべき計画がその姿を現す。
帝国はてっきり貴族派が台頭するのかと思ったら、エンディングで逆に駆逐されてしまったという。そしてそのままクロスベルは占領されてしまった様子。最後にサラッとトンデモない事を言う。
それについては結社が絡んでいると思うが、幻焔計画はどうなったのだろう。続編はそこらへんをキチッと描いて欲しいと思います。けどナユタの軌跡は全く違う話みたいだし、いつになる事やら。
何はともあれ、これで現行の「軌跡シリーズ」は一通り終了。いやー面白かった。おなかいっぱい。これまで一番面白かったRPGはFF7だったけど、あっさりと順位が変動してしまった。もう今さらFF7をリメイクされても興味ないな。
なんなんでしょう。特に映像が綺麗なわけでもない。さほど自由度があるわけでもない。音楽だってズバ抜けて良いとも僕は思わない。ストーリーだって飛びぬけて目新しいわけでもない。システムだってそう。
作品を構成する上で必要なパーツが様々にあり、この作品のそれは至って何の変哲もない普通の材料なのであるが、組み合わせが実に巧い。稀に存在するのである。直感的に最善のものを取捨選択していき、絶妙なバランスで1つの作品を創作する事ができるという羨ましい能力を持った人間が。
それを個人によって成し得ているのか、複数であるのかは分からないけど、この会社はそのような人材に恵まれているのではなかろうか。
1つ不満だったのは、ボリューム不足。本編のシナリオも、クエストも、遊び部分も、もう少しずつ増やして欲しい。レベル上げが出来ないぶん、何かで稼がないとアッという間に終わってしまう。