無知の涙

おじさんの独り言

黎の軌跡クリア

2021年12月24日 | 軌跡シリーズ

*ネタバレ含みます。

 

 

 

クリア時間100時間。10数時間は寝落ち時間なので80時間くらい。

全6章+断章。

クリアレベル75。

 

初共和国でしたが、閃の軌跡でよく見られたブツ切りENDではなく、いちおうの区切りまでは物語が進むので評価〇

このまま裏解決屋の視点で共和国篇を続けるのか、今回でてきた勢力のいずれかの視点になるのか、また全く新しいものになるのかは謎。

共和国篇としてはまだ序なのだろうし、次は色々と不穏な空気漂う東部にスポットが当たる気がします。

きちんと完結している分、終章がしっかり長い。それまでわりとサクサク進んできて今回は短いかな?なんて思ってたら、とんでもなかった。1章ごとに1つずつある山場が終章で3つある感じ。

終章はかなり先が気になる展開でそこらへんも〇でした。

選んだ選択肢により終盤で仲間になる勢力が変わるシステムも面白い試み。選択によってLAW、GRAY、CHAOSのフラグが上がり、CHAOSを上げると結社と共同戦線張ったりできる。

ちなみに自分は斑鳩と組みました。ミスルギの九十九颯がカッコ良すぎる。馬鹿みたいにCP喰うけど。

閃からこっち3Dになってから初めて技の演出でカッコいいと思えた。

次作でプレイアブルキャラになってくれると嬉しいのだが。

 

バトルシステム、クオーツ廻りの強化システムも一新され、個人的には閃のシステムよりも今回のシステムの方がカスタマイズしている感があって〇。

攻撃、防御、アーツ、EXの4ラインにクオーツを付けていき、その組み合わせによって色々とスキルが付加される仕組み。

アーツは選ぶドライバーで固定式だが、自由にカスタマイズできる枠もあり、そこそこ自由度はある。

ラインの組み合わせを色々と考えるのが楽しい。あまりにスキル優先ばかりしてしまうと肝心の表面的な強さが疎かになってしまうので、そこらへんのバランスを考えたりしていると、アッという間に1時間くらい経ってる。

ただちょっと説明不足すぎる。ラインでスキル云々に気づいたのわりと終盤近くでした。

まだ入手できるクオーツがまだ少なく、ラインの組み合わせもある程度固まると、みんな同じような組み合わせになってしまう。CPチャージャー必須の、あとはそれぞれの特性でフェイタルランサーを取るか、エクスキューショナーを取るか、リベンジアロー取るか、的な。

 

キャラも閃と比べると個性がきちんとあって〇

バトルはアニエス、アーロン必須で、あとは横ばいな印象。イベントでこの2人のどちらかいなかったりすると困る。

残りの1枠はバランスとシールド要素でカトルにしていたけど、まぁ好きなキャラで良い気はする。

バトル中のキャラの掛け合いはジュディス入れている時がいちばん良いのだが、ジュディスのクラフトが使いづらすぎる。

 

残念なのは相も変わらずのテキスト。全く進歩が無い。

やや古めのネットスラングと昭和かと思うような死語に加えて似たような表現を延々と使う癖はもう治らないようですね。たぶん最初から最後まで連続した形での確認をしてないんだろう。それか確認する頃には声録りが終わってしまっていてテキストの修正ができないのか。

もうテキストに関してはあきらめました。自分の頭の中で勝手に他の言い回しにして補完してます。

 

閃~創でだいぶハードル下がったのもありますが、全体的に良く出来ていたと思います。

新規の方には全くおススメしませんが。いや、あえて新規の方のほうが楽しめるのかも。

またこのパターンかよ・・・ということもないだろうし。

 

 

ここからはダラダラと無駄な予想タイム。どうせ次作が出るころにはほとんど忘れているだろうし。

相変わらず新規参戦勢力が強く、また教会側も初のメンツが2人も登場。これも強い。教会の別組織も出てくるし。

そんならもう各国のトップが声を掛け合ってこれまで登場した表の勢力を結集すれば身喰らう蛇を壊滅させるのはそれほど困難な事ではないように思えてしまう。マクバーンだってマルドゥックの隊長とグレンデルと本気ミスルギで倒せんじゃないの。

そこらへんが今後のカギなのだろう。そう一筋縄にはいかない。

そもそも大統領は果たして敵なのか味方なのか。娘のアニエスがプレイヤー側にいる以上は敵対する可能性が高い。敵の敵は味方ってわけでもないから、イコール結社とはならないだろうけど。

トップが敵でした、そんでまわりも全部敵になりましたって展開は碧の軌跡でやっているし。

メア絡みはクロンカイトが臭いし、創の事変もクロンカイトが絡んでいるのでは。それくらい不気味。

科学者は味方の展開が多いけど、クロンカイトは敵になりそう。マルドゥック機関も敵だろう。ミスルギのスーツはMK製じゃないのか。リゼットは無反応だったけど。ゼクトアームズということはないだろうし。

ゼクー宇宙軍がいったい何を目的として作られたのか。衛星兵器あたりとゲネシスが合わさると面倒なことになりそう。

しかしまぁ地上すらまだ全部を把握し切れていない感じなのに宇宙いくかね。

大統領、クロンカイト、マルドゥックが怪しすぎる。

今回は閃とは逆でそこらへんの企てを結社に利用されてしまうとか。

今回積み残した問題としてゲネシスとメアがあるけど、ゲネシスに関しては屍人化、感情のコントロール、ホロウコアの人体憑依、行動監視、汎魔化、と、そりゃ放置してたら世界滅亡するわ的な装置。

エプスタインさんこんな物騒なモン作って何がしたかったのか。最後のゲネシスは大統領あたりが持ってそうだけど。

マフィア方面では黒月はなんだかんだツァオは味方だろうから、そうなるとワン大人が敵になるのだろうか。

そうなると今回のメンバーと因縁がある人ばかりなので、今回のメンツで続投な気がする。

 

 


PS4 黎の軌跡

2021年11月06日 | 軌跡シリーズ

創の軌跡もあまり面白くなかったし、買ったら後悔しそうな危機感を感じつつも、黎の軌跡を購入。

これが合わなければ、もう本当にこのシリーズからの卒業~♪です。

 

今回はこれまでと舞台が変わり、初の共和国。

個人的にクロスベルが日本、帝国が米国と便宜的に捉えていて、共和国はとうぜん中国。とはいえ移民問題や人種差別なんかも根深そうで、内情はこちらの方がアメリカっぽいけど。

変わったのは舞台だけでなくUI廻りもだいぶ変わった。これまでの感覚でプレイしていると結構まごつく。あと字が小さい。

 

ゲームの流れ自体はこれまでとほぼ同じ感じ。メインのストーリーがありつつ、サブストーリーを回収してゆく。

 

ガラっと変わったのはフィールド戦闘。アクションとコマンドバトルを任意で切り替えてられるシステム。

コマンドバトルはこれまでのリンクシステムもなく、崩しもない。キャラにリングが表示され、そのリングとリングが接していると攻撃時に追撃が加わる。追撃できる代わりに密集してしまう事になるので全体系の攻撃は喰らう。

今までのように移動する際に移動のコマンドを選ぶ必要がなく、MOVの許す限り攻撃時に歩けるので、敵の側面や背後を取って攻撃ができる。クラフトによっては側面・背後で追加ダメージなんかも出る。

行動順がR2ボタンを押さないと分からないのは改悪。

閃で便利だったバトル中のスキップが無くなったのも痛い。アーツなんかはテンポ悪いのでスキップしたい。

 

アクションバトルはイースみたいな手応え。あんなにスピーディではないけど。

敵の攻撃はジャスト回避できたりもする。

接近戦でバシバシ攻撃していると敵の攻撃タイミングがやや分かりづらいので、距離取って攻撃できるキャラだとやりやすい。アクション時に喰らうダメージがけっこうデカいのだ。


最初は戸惑いまくりでしたが、ようやく慣れてきた。ザコはアクション、小ボスクラスはコマンド、という感じでプレイしてましたが、雑魚だろうと小ボスだろうとまずはアクションで削り、スタンしたらコマンドに切り替えて優位な状態で戦闘を始める。

コマンドバトルだとオーバーキルボーナスがつくし、CPも稼げるし。現時点ではこのパターンが最適な気がしてます。

 

現在3章の冒頭ですが、面白い。シリーズ1作目は閃だって面白かった。1だけは2週してるし。

ストーリーもまだ日常の延長線上だし、先が楽しみで進められている感じ。

今回は遊撃士でも警察でも学生でもなく、スプリガンと呼ばれる限りなくグレーな解決屋。まぁいつも通り遊撃士も警察(に近い)も学生も絡んではきますが。

結社とはまだ明確な対立関係になく、今回の敵はアルマータというマフィアの陰で暗躍する謎の組織。結社とは対立関係。

マルドゥック機関なる怪しい組織も登場し、表向きは味方だけど、どうなるのか。

空からジン、レン、ヴァルター、キリカ、零碧からリーシャ、ツァオ、閃からフィー。これまで出てきたキャラで登場するのは現時点ではこれくらい。


やはりテキストだけはなんとかならんのかね。あまり変わっていない。

アーロンの口の悪さも気になる。イキがった腕白小僧だけど最低限の節度は弁えているのかと思えば、妖怪ババアとか仲間をチビだの小娘だのといちいち耳障りがで仕方ない。

しまいには「ネンネ」ときたもんだ。

ウブなネンネじゃあるまいしって、どこの港ですか。

ようやくチートとパイセンがなくなったと安心していた矢先に。

 

 


PS4 創の軌跡クリア

2021年11月02日 | 軌跡シリーズ

どうも面白くなくてブン投げていた創の軌跡でしたが、やりたいゲームのも無いのでクリアしました。

クリアしたと言っても難易度イージー、しょうもなさそうな会話は全早送り。

空でいうところの3rd的な外伝というか、オールスター?出演のファンディスク的な立ち位置なので、ストーリーには一切期待していなかったにも関わらず、やはり終始ご都合主義のブッ飛んだ展開に仕上がっていて辟易してしまった。

ロイド、リィン、ルーファスの3ルートを順番に進めていく面倒なシステム。理解不能なストーリー展開を3方向から見せられて、ますますゴチャつくばかり。

ルーファスルートだけは、なかなか良かった。

今回の見どころはルーファスのみ。閃では掴みどころがなくてあまり好きではなかったが、今回で一気に好きになった。

戦闘ムービーはもう少しなんとかならんのか。敵側のモビルスーツがなんでいつも棒立ちなのか。あれが本気で突っ込んできたら警備隊なんて無力に等しいのに、なぜかボーッと攻撃を喰らい続けている。何もしないなら出す必要なし。

迫力がなさすぎる。今回特にヒドイ気がする。

リーシャとイリアの決戦シーンも、2人がその場でクルクル回っているだけの映像を見ながら、一体俺はなにを見せられているんだと恥ずかしくなってしまった。

そういうのだったら2Dでバタバタ動いている方がよっぽどいい。

戦闘はイージーだったのでブレイクしまくりで快適でした。相変わらずのアーツゲー。強力なアクセが手に入りやすいので、ステUP系つけまくりのクオーツもそんな感じでATSのステを3000くらいにしておけば、ほぼ中ボスレベルは苦戦しらず。

相手に手を出す隙を与えず一気に倒さないと状態異常で死ぬけど。

最終的にATS4000くらいまで上げたらラスボスも楽勝でした。ティオとナーディアでアーツで攻め、ロイドは回復役、リィンは物理で回避カウンター専門。

軌跡はイージーが最適なんじゃないかと思い始めている。特に序盤。

結局メインのストーリーにはほとんど関係ない話。西ゼムリア大陸で次なる大きな局面が2年くらいで起こるという情報のみ。それが黎になるのだろうというだけ。

黎やる前にやっておく必要は全くないです。

 

 


はじま・・らなかった

2020年09月27日 | 軌跡シリーズ

創(はじまり)の軌跡。

 
無限回廊1層目クリアまでなんとかプレイしたけど、色々と正直キツくてプレイ断念。
 
空FC、SC、3rd、零、碧、閃4作と、ここまで続けてきて残念ではあるが、ちょっと付いていけなくなった。
 
事前に碧の軌跡改をプレイしてしまったのも失敗だったかも。2Dの方が良いという。
 
ゲームなんて足りなければ足りないで勝手に脳内で補完させるくらいで丁度よいのかもしれない。
 
 
 
少なくとも空零碧でこのシリーズに魅せられたプレイヤーが望んでいるのは今の3Dで一生懸命やろうとしている先にはないような気がする。
 
まぁ何にしてもテキストだけは本当になんとかした方がいい。
 
第三者がチェックして、ほんの少し言い回しを変えれば済む簡単な問題なので、こんなところでマイナス印象になるのは非常に勿体ないと思うけど。なぜか全く直そうという兆しが見られない。気づいてさえいないのではないだろうかと訝しんでしまう。
 
今回から新しいキャラが出てきて、テキスト廻りは変化しそうな気配も感じはしたが。
 
あと女性の特定部分を過剰に表現するのはヤメた方が良いと思います。正直プレイしていて気持ち悪くて仕方ない。閃からずっとこの調子で、ゲームバランス保てる範囲でなるべくプレイキャラは男に絞ってきたけど、今回選べないところもある。クロスベル組の二人はほんとひどい。好きなキャラなだけになんか残念でした。
 
と、いうわけで色々と文句ばかりでしたが、個人的にこのシリーズ追っていたのもクロスベル解放が見たかっただけなので、ここらで卒業するとします。
 
物語が完結した暁にはネタバレサイトでも覗いてみようかと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

閃の軌跡4 クリア

2018年11月02日 | 軌跡シリーズ

エンディング関係のネタバレ含んでますので、まだクリアしてない方はご注意ください。

(1週目で全部見たい方は方は見ておいた方が良いかもしれません)

 

 

 

 

 

 

 総プレイ時間は110時間ほど。3よりかは短かった。

毎回ラストに衝撃的な結末を持ってきてここまで続けてきた作品の結末という事もあり、わりと最後はアッサリめ。物足りないけど、まぁ最後だし。

そうかと言って、衝撃的なことが何もないわけではなく、いろいろとブチ込んできてはいる。

結社絡みの今後の展開について、いろいろと。ここにきてようやく盟主なる人物の正体もチラ見せ程度には明かしてきた。

ただ、見せ方というか、これ気づかない人は気づかないままで終わっちゃうんじゃない?という仕掛けはちょっと不親切な気もする。

というのは、この結社のアレコレな展開については1回目のエンディングロールを観ただけでは発生しない。1回目のエンドロールが終わったあとに、もう1度直前のデータをロードして2回目のエンドロールを見ないと発生しない。

そんなん分かるか。

偶然1回目のエンドロール中にどうしても小便がガマンできなくて、ポーズでできるかな?と思ってボタン押したら全部まるっまるスキップしてしまい、すぐさまやり直したから見られたけど、それがなかったらそのままスルーして、後日攻略サイトを見て慌てて見るハメになったであろう。

今回エンディングも分岐があり、ノーマルエンドと、ちゃんとエンドが用意されている。ちゃんとENDを見る為には、トゥアハーデダナン突入前に隠しクエストっぽいやつで登場する聖獣を倒しておくのが条件。

もう結末がどうなるかだいたい分かっていたので、終わりたくなくて最後にダラダラと各地を巡っていたから発見できたけど、それがなかったら強制的に2週目させられるとこだった。

↓ここからは完全に内容のネタバレ

 

 

 

 

 

ノーマルエンドは鉄血を倒した後に呪いの元凶たるイシュメルガに取り憑かれたリィンが、ヴァリマールで大気圏外まで飛び立ち、イシュメルガもろとも散るという話。ミリアム、クロウも消滅。

ちゃんとENDはイシュメルガを引きはがして、実体化したイシュメルガと最終戦を行い、これを撃破して終わり。クロウもミリアムも消滅しない。

個人的にはノーマルエンドの方が好み。好みというか、そういうラストになるっぽい事を匂わせていたので、ある程度は予想していたにも関わらず衝撃がすごかった。しばらく呆然としてしまった。

たぶんそうは言いながらも、全部丸く収まって良かったね!的なラストになるんだろうという思いがどこかにあったのだろう。

なんでもかんでも上手くいってしまうと、なんかね、軽いというか。ゲームでもなんでも絶対に侵すことのできない一線というのは必要だと思う。不可逆的なものというのは守らないと。死んだら生き返れないというね。それがアヤフヤになると、こっちも急に現実に戻されて冷めてしまう。

それを言うと零碧でも全滅ENDだった支援課の未来を至宝の力で因果律を書き換えて無かったことにしてしまったりしているので、あの世界では至宝の力に係る場合のみその1線を超えることができてしまうという事で、いちいちケチをつけるもんではないのかもしれない。

零碧は見せ方が上手かったのか、単にエコヒイキなのか、ぜんぜん気にならなかったけど。後付でなく、最初に全滅した事実をきちんと見せていたのが良かったのかもしれない。

 

あと、250年もどうする事もできずに蝕まれ続けてきた元凶を実体化させて倒せるのであれば、こんなに苦労してないのではないかとも思う。唯一完全に倒せるチャンスがあるのだとすれば、それこそノーマルエンドのような事をするしかなかったんじゃないかと。その為に黄昏と相克が必要だったと。大気圏外まで飛ぶ能力を得るためにも。

完全に勝手な憶測だけど、制作してる人たちが本当にやりたかったのはノーマルエンドな気がする。流れ的にも自然だし、光の羽根が降ってくるとかノリノリだし。ただ、こういう終わり方に否定的な意見が多いから、無理やり大団円ルートを作ったような気がする。

少なくとも何かこう古い海外小説の大作を読み終えたときのような、心に何かずっしりとしたものを置いていかれたような、そういう気分になったのはノーマルエンドでした。

ノーマルエンドの後日談だってあっても良かった。あのセリフのない幸せそうなエンドロールは有り得ないとしても、誰もが喪失感を抱えながらそれぞれの道を歩いていき、年を取り、おばあさんになったヒロインの前に金属と融合したあの頃のままのリィンが現れる。それなにオーガンダム。

 

冗談はさておき、イース8だって、全てが上手くいかず、尊い犠牲を払った結末だったからこそ、記憶に残り続ける作品になった気がします。

 

最後にエンディングはオリビエとシェラザードの結婚式に参加している関係者一同の風景が流れるが、これが最高でした。

空FC、SC、3rd、零、碧、閃1、2、3、4とシリーズ通してプレイした人には大変感慨深い仕上がりになってます。

 

 システム面等々は次回に。