無知の涙

おじさんの独り言

ガンダムUC 2

2012年03月25日 | ガンダム

ガンダムユニコーンが予想以上に面白かったので、慌ててOVAの2巻を借りました。

2巻では赤い彗星ことシャア・アズナブルの再来と呼ばれる、フル・フロンタルという人物が登場する。

 

シャアのように仮面を被り、物言い、そして声までシャアに酷似している。おまけにモビルスーツの色も赤く、もちろん他の3倍のスピードで迫ってくる。戦い方もシャアそのもの。

シャアと言えば、第2次ネオ・ジオン戦争(逆襲のシャア)の際に、行方知れずとなっている。死んだという見方が強いが、これまで何度となく死地を乗り越えては再び登場してきただけに、このフル・フロンタルという人物がシャアではないのか?と考えてしまう。

フロンタル本人が「周囲が望むならシャアになる」というようなセリフを吐いているので、シャアではないのだろうが、それにしても似すぎている。ああも似る他人などいるものか。

仮面を被っていることについては、ファッションのようなものであり、プロパガンダのようなものだと言い、アッサリと素顔を見せる。いやいや、シャアだろ。どこをどう見ても。

でもその言動が逆にシャアではないことを示してるようにも思う。仮面をプロパガンダなどと、シャア本人なら言うハズがないように思う。

 

それが開かれれば連邦政府を覆す事になると言われる「ラプラスの箱」。それを手中に握っていると思われるビスト財団がそのカギをインダストリアル7にて袖付き(ネオ・ジオン)へ譲渡しようとするが、その動きに感づいたロンドベルが奇襲をかける。戦場と化す工業コロニー・インダストリアル7。アナハイムの専門学校生であるバナージ・リンクスは偶然搭乗する事になったユニコーンガンダムで袖付きの4枚羽と交戦するところから始まる。

 

まるで神獣ユニコーンのような1本角のモビルスーツが、NT-Dと表示されるモードに突入した時、その姿は変形する。装甲が稼動し、顔のようなものが現れ、1本の角がVの字に分かれ額に収まる。

 

変形した姿を見たミネバは呟くように言った。「ガンダム・・・」

全身にサイコフレームを施したその機体は、パイロットの思考をダイレクトに感知し、挙動を行う。その為、パイロットへかかる負担は大きい。システム発動後の活動限界は5分。

生身でNT-Dによる戦闘を行ったパイロットのバナージは、4枚羽を退けることに成功したが、NT-Dの負荷による影響で気を失ってしまう。宙を漂うユニコーンを捕獲したのは、連邦軍の独立部隊ロンド・ベルに所属する、かのネェル・アーガマであった。

ネェルアーガマの医務室で意識を取り戻したバナージであったが、ろくに手当てすらされる間もないまま、彼が目を覚ますのを待ち構えていた連邦の軍人たちに事情聴取の名目で取り囲まれてしまう。モビルスーツは機密であり、無断で搭乗すれば極刑も在り得る、そのような脅し文句が少年に向けられる。

赤い彗星の再来-ことフル・フロンタルが、そのモビルスーツを奪還すべく、今まさにネェルアーガマを強襲しようと迫っているのを知らずに。

フル・フロンタルの射撃は実に正確で、ネェル・アーガマは寸分の無駄なく無力化されていく。

ちょうどその時、連邦が偶然アーガマへ乗り込んだオードーリーと名乗る少女の正体が、かのミネバ・ザビであることに気づく。

地球連邦軍特殊部隊「エコーズ」のダグサ中佐はミネバを人質に取り、フロンタルへ戦闘の停止を呼びかけるが、フロンタルは逆にユニコーンを差し出すように呼びかける。まるでミネバの身を案じていないかのようなフロンタルの行動に中佐は疑念を感じるが、ミネバ当人はまるで動じてない。

ミネバ「あのフル・フロンタルはシャアかも知れないと言われている男です。ジオン・ダイクンの遺児が、ザビ家の末裔を大事にするはずがない」

逆手を取られてしまった連邦は応対する事ができずに、交渉は決裂。フロンタルの再攻撃が始まる。

このままでは本当に撃沈されてしまうアーガマから再びバナージ駆るユニコーンが出撃する。ミネバを人質にさせない為に。

ユニコーンはビームライフルで応戦するが、フロンタルには当らない。「当らなければ、どうということはない」まさに1年戦争時にシャアがアムロの放つビームライフルをことごとく避けながら言い放ったセリフである。

接近戦に持ち込まれ、徐々に追い詰められるユニコーンであったが、そのときNT-Dが発動する。圧倒的なスピードで形成を逆転するかに見えたが、突然現れた4枚羽に動きを止められ、バナージはそのまま気を失ってしまう。

バナージは袖付きの軍事拠点パラオに連行され、そこで4枚羽のパイロットであるマリーダ、そしてフロンタルと対面する。

暴力はいけないと訴えるバナージであったが、自らもユニコーンで人を殺した事実を突きつけられ苦悩する。

そんなバナージにマリーダは言う。

「お前の言うことは間違っていない。正しい戦争なんてない。でも、正しさが人を救うとは限らない」

宇宙世紀が始まったとき、時の首相は「神の世紀との決別」と言ったそうだが・・・。太陽も星の一つに紛れてしまいそうなアステロイド・ベルトに住む彼らには、すがるべき光が必要だったのだろう。光がなければ人は生きていけない。宇宙に捨てられた人々は、やがて神に代わる光を見出した。ジオンという名の新しい光を。

彼らには、それが必要だった。絶望に抗い、残酷で不自由な世界で生き続ける為に、この世界には改善の余地があると思わせてくれる何かが。

 

 

 


ガンダムUC

2012年03月18日 | ガンダム

もうガンダムと名の付く作品を観る事はないだろうと思っていた。

SEED、00、AGEと近年でもガンダムの名を冠した映像作品が展開され続けているが、どれも僕が夢中になったガンダムとは別の作品であった。

優れているとか劣っているとか、そういう話ではない。ガンダムという作品として認めるとか認めないとかの話でもない。そのような先入観を持てるほど、自分がガンダムという作品を深く理解してるつもりはない。

ただ単純にSEEDや00、AGEに対してピンと来ない。確かに映像は進化し、モビルスーツもカッコよくなった。だが何かが合わない。決定的にだ。それが何なのか、あまり深くは考えなかった。時代が変わった、というような曖昧な結論を出して、それ以上は深く考えなかった。

先日、レンタル店でガンダムUCのOVAを手に取った時も、それほどは期待してなかった。だからレンタルをしたにも関わらず、4日間も放置してしまった。

このまま返すのも気が引ける、というだけの動機であったが、再生された映像を見た瞬間に思った。懐かしい-と。初めて観る作品に懐かしいなどと、まるで呆けているかのようであるが、そう感じたのだ。

本当に久しぶりに「ガンダム」なんだな、と。

そう、ピンと来たのである。まだ本編も何も始まってない、アバンタイトルの時点でそう思った。そういう感覚というのは話を理解するとか、観た時間の長さという経験値によるものではなく、本当に一瞬の内に起こる。

「匂い」とでも言うべきか。もちろん実際に映像から匂いがするわけではい。感覚的な匂い。あの独特でいて強烈な。

このガンダムUCは、いわゆる宇宙世紀モノとしての正統続編となっている。ガンダムと言っても、続編も多いし、派生された作品も数多くあるので、簡単に説明はできない。

僕らの世代が幼稚園~小学校低学年の頃に熱中していたガンダムがある。今ではファースト・ガンダム、初代ガンダム、などいろいろな呼ばれ方をしているが、お台場に立ったガンダムが正にそれである。

ガンダム→Zガンダム→ガンダムZZ→逆襲のシャアという流れが一般的(?)に知られているな感じだと思うが、もう少し細かく言えば、ガンダム→08→0080→0083→Z→ZZ→逆襲のシャア→91→Vガンダムが宇宙世紀(UC)としての作品である(他にもあるはずだけど、とりあえず)。

このUCは逆襲のシャアの後の物語となっている。作中で「一年戦争から17年後」というセリフがあることから、UC.0096年の頃かと。

それが開けば連邦政府は壊滅すると言われている「ラプラスの箱」、その箱のカギとなる「ガンダム・ユニコーン」に主人公が搭乗するまでが1話の主な流れとなっている。

姿は見せてないと思うが、ブライトの名が出てきたり、成長したミネバ・ザビが出てきたり、30代~40代のガンダムファンの心をくすぐる。映像も良いです。主人公はもう少しヒネくれた感じの方が好きだけど、素質はありそう。これは最後まで観てみようと思います。

 

 

 

 


平石貴久特別外来

2012年03月05日 | 怪我・痛い系

花粉症注射ネタで引っ張るつもりは毛の頭ほどないのですが、一部から「説明が雑すぎる」、「良ければ参考にしたいと思ったが、何が何やらサッパリ分からない」、「下品」といった意見を頂きました。応援ありがとう!


確かにあの記事で僕の言いたかったことは、あれだけ看護婦さんがいてなんで男の先生に尻を見せて更に注射まで打たれなければならないのか、そのメッセージ性があまりに強すぎて、詳細がボヤけてしまった感は否めません。

そんなに気になるなら自分で調べればいいじゃない・・・・とは思いつつも、もう少し詳細情報を載せましょう。

正式な院名は平石貴久特別外来。ミッドタウンタワーの6Fにあります。目立つような案内は何もないので、受付に聞くのが早いと思います。建物奥のエレベーターでしか行けません。6F自体がメディカルセンターになっていて、平石外来だけでなく色々な医者が入ってますので、少し戸惑うかも知れません。

受付の際に花粉症の注射を打ってもらいたいとハッキリ言ったが、「打つかどうかは先生が決めますので」と言われた。その時点での症状的は軽微なものだったし、少し不安がよぎりましたが問題なく打ってもらえました。最初のアンケートで高血圧・糖尿病などの症状がある場合は打てませんと書かれてました。

土曜日が空いているのか混んでるのかは分かりませんが20分ほど待ちました。

尻注射は全く痛くありません。

強風時などの強烈に花粉量が多い日用に飲み薬、点鼻薬を2本、そして注射1発で6400円。どうですか奥さん。

効果はハッキリ言ってよく分かりません。確かに症状的なものは出てないけど、今年は花粉量自体が非常に少ないらしいので、それのお陰なのか何なのか。

いまいち注射の効果に自信が持てない理由として、その帰りに図面屋Oさんと昼間っから歌舞伎町で酒を大量に呑んでしまったので、なんかきちんと効能してないのではないかと不安。

こんなトコでしょうか。

他にもニンニク注射なんかもあったり、いろいろ面白そうでした。


花粉症の注射(後編)

2012年03月01日 | 怪我・痛い系

順番を待つ間、尻が汚れてないか確認したり、ケツ圧を調べたりソワソワしながら待つ。

そして----ついにその時が。


呼びに来た看護婦さんと一緒に診察室に入る。かなり大柄な男の先生がにこやかに笑って出迎えた。外見の穏やかさ通りかなり人なつっこい先生で、どっから来たの?だの、今日は仕事なの?とかあまり診察と関係ない話をして来る。

先生「はい、じゃあ注射を打ちますよ」

後ろにいる看護婦さんの方をチラ見してみると、なんと完全に姿を消している。

いねぇぇッ!!

僕「かっ、先生が打つんですかっ!?」

先生「は?」

僕「あ、いえ・・・」


そうして先生の前でケツをブリンと晒し、先生がそのケツを直視してる土曜の昼下がり。


駐車は右尻にプススッと刺されました。肛門ではありませんでした。

先生「ここねAKB48の人や韓国の有名人も来るんだよ」

あの48人が一斉に尻を出すのか・・・。大変そうだね。


そんなこんなで無事にミッションコンプリート。注射して5日ほど経ちますが、確かに花粉症状はまだ出てませんね。それが注射によるものなのか、単に今年は花粉の量が少ないせいなのか、それはまだ何とも言えません。

おわり