無知の涙

おじさんの独り言

東京マグニチュード8.0 第3話

2010年01月28日 | 漫画やアニメ

ようやく東京マグニチュード8.0の2巻が借りられました。

 


交通機関が麻痺してしまい、お台場に取り残される姉弟。
ミライとユウキ。 そして他の被災者たち。

被災から一夜明け、頭上を駆け抜ける
自衛隊のヘリコプターの音で目を覚ますミライとユウキ。

その小さな眼差しが見据える前方の街は、
地震による火災で無数の煙が立ち上がっている。



ユウキ「すごい煙…」
ミライ「これって…夢じゃ、ないんだよね…」


第3話「燃える、橋」


ミライは携帯で両親に連絡を取ろうとするが、
やはり携帯はつながらない。 弟のユウキは不安げに言う。



「パパとママ…怪我してないといいけど…パパとママ大丈夫だよね?ねぇ、お姉ちゃん、パパとママ大丈夫だ…」

弟の不安を解消してあげられない姉は弟に当たる。
「っ!分かんないよっ!連絡取れないんだからっ!なんでもかんでも聞かないでよっ!」

 

涙ぐむ弟。


そこへ一人の女性がやってきて姉弟喧嘩を止める。

「あ、さては2人とも!お腹すいてるわねぇ?お腹すくと、ついイライラすらからね」

そう言って近くのコンビニで配られていたオニギリを差し出す。

彼女の名はマリ。シングルマザーである。
とても親切で優しい女性。
この地震で姉弟と出会い、幼い姉弟だけで行動をするのを気にかけ一緒に行動している。
いわば姉弟の保護者代理である。

そんなマリと出会ったことで、過酷な被災状況でも孤立しないで済む姉弟なのだが、ミライはどこか彼女に対して素直になれないのであった。



暑さ。
それは充分に水分も食料も採れない被災者にとっては過酷なものである。

マリは携帯のテレビをつけて状況を確認する(電波は通じないが、ワンセグの受信はできる)。

キャスター「それではここで改めて、地震による都内の被害状況をお伝えします。全ての交通機関が運転を見合わせており、復旧の見込みは立っておりません。第一次交通規制が実施され、多摩川、国道246号線及び環状七号線を結ぶ内側の区域は全面車両通行止めとなっております。」

さらに続く。「これまで843名の死亡が確認され、多数の行方不明者、重軽傷者が発生している模様で、今後この数字は増えるものと考えられます。」

マリ「そんなにいっぱい亡くなってるんだ…」

キャスター「そして現在、多くの被災者が歩いて自宅へ向かっています。今後の状況について○○大学、災害研究所の○○教授に伺います」

教授「今回の首都直下型地震による帰宅困難者の数は、およそ650万人にのぼると見られています」

キャスター「今後、余震に関してはどの程度続きそうなのでしょうか」

教授「おそらく3日ほどは震度5以上の余震が続く可能性が考えられます。」

そこでテレビを切るマリ。「やっぱみんな歩いてるんだ…」
マリも姉弟も世田谷方面なので、お台場から歩いて簡単に帰れる距離ではない。

だが座っていても状況は変わらない。
歩くことを決断したとき、自衛隊が水上バスで救助に来る。

お台場の被災者たちが一斉に移動を始める。
断続的に襲いかかる余震。

徐々に、だが確実にそれは地盤、ビル、道路を破壊してゆく。

そして人々の心を恐怖で蝕み、疲弊させてゆく。

 

ようやく水上バスのところまで被災者たちは辿りつくが、
再び襲い掛かる余震。

目の前の高速道路が倒壊してしまう。

そんな混乱のなか被災者たちを乗せた水上バスの初発が出る。

水上バスでの輸送は当然体力のない、
女性子供から優先して行われるが、
我先にと焦る男どもの怒号が飛び交う。

救助隊員が扇動してくれたおかげで、
ミライたちも優先的に船に乗ることができた。

安心したのも束の間、
目の前の橋が倒壊を始める。

橋が倒壊し、海面に叩きつけられる。
その衝撃で発生した高波がミライたちの前を先行していた水上バスを飲み込みながらミライたちの乗ってる水上バスに襲いかかる。

なんとか転覆は免れるが、誰もが恐怖に震えた。

いつも明るく慄然としているマリだが、
さすがのマリも恐怖で手が震えていた。
「ごめんね、危険な目に合わせちゃったね・・・」

マリのそんな一面を垣間見た未来は少し素直になる。
「ううん、ありがとう、マリさん」
そしてそっとマリの手を握るのであった。

 

と、いうわけで第3話。
いや怖い。

何が怖いって、余震が怖い。
何度も何度も震度5クラスの地震が襲ってくるのだ。

強度はあってもそれ自体の重量も大きいコンクリートなんて、
こんなに何度も横に振られたら、その自重が逆に重りになって倒壊するよな、
としみじみ思う。特に高い建物や長い橋。

いや怖い。

あとこの作品に出てくる男どもちょっとヒドイ。
乳母車が床レンガに挟まって困ってる主婦をガン無視し、
弟とはぐれてオロオロしてる中1の女の子に声をかけるどころか、
「邪魔だ!」なんて言って突き飛ばしたり。
避難する時は女性や子供が優先なのは当たり前の話なのに、
我先にとヤイヤイ言ってるオッサンども。
あげくは出航した水上バスに飛び乗ろうとして、失敗して海に落ちたり。


いやいや、いくら東京人が冷たいとしても、そこまでヒドくはない、
と思うんですが・・・。

まだとりあえず食料もあるし、自衛隊も機能してるし。

ほんとにこんなに殺伐となってしまうんだったら、
僕は一緒に行動できそうにない。
1人でコンビニの配給もらいながら、ひっそりお台場で路上生活する。
そんで人がいなくなってから救助してもらう。

でもこんな時、一人で行動してたら、すげー不安なんだろうな。
身内の安否も確認できないし、知り合いとも合流できないし。


そして最後に。
姉ミライ、ちょっとヒステリーすぎ。
そんなに怒らなくてよくね?と思う。
怖いお姉ちゃんをもつと苦労するよな。

というわけで、第4話へ続く。

 

 

 


去年の映画トホホ10

2010年01月25日 | テレビや映画

映画専門誌「映画秘宝」が、2009年劇場上映作品のワースト10
を紹介するトホホ大賞「トホホ10」を発表した。

劇場に行って、「こんなハズじゃなかった……」と悩んでみても仕方がない、
そんな許せない映画はビシビシ指摘しないと! 
というコンセプトの下、世の中の意見を代弁した毒舌コメントがめじろ押しだ。

映画秘宝にゆかりのライターや著名人約80人が選んだワースト3映画の統計から、2009年のワースト10を選び抜いた。


トホホな映画
第1位


DRAGONBALL エボリューション


エボリューション過ぎて、なんだかよく分からなくなってしまったアイツが1位をゲット。

僕もわざわざ劇場まで足を運んで、1800円払って寝た甲斐がありました。

「ただただつまらないというのは何よりも罪」(澤井健)
「これは何かハリウッドの陰謀なのだと思いたい」(デルモンテ平山)


うははは。ハリウッドの陰謀。

主演のホニャホニャララによると「アレは漫画を再現したわけではない。新しい形にしてストーリーを伝え直しているんだ」 とか。

いやだから新しいなら、ちゃんと新しくすりゃ良かったんだ。
そっちが中途半端に原作に沿っているから、
観てる側がいちいち混乱するのだ。

まぁでも忘れられてなくて良かったね。
僕は完全に作品の存在を忘れてました。


トホホ2位~10位はこちら

第2位
ターミネーター4

第3位
2012

第4位
宇宙戦艦ヤマト 復活篇

第5位
しんぼる

第6位
カムイなんとか

第7位
13日の金曜日

第8位
HACHI 

第9位
スノープリンス

第10位
20世紀少年


という結果だったみたいです。 まぁ実際に見てない映画については、なんとも言えませんが。

ヤマトはヒドイみたいですね。 僕は宇宙戦艦ヤマトは興味ないけど、友達が観てきたらしく、やはり「トホホ」とため息をついていました。

あとトップ10圏外の作品『おっぱいバレー』に対しての、切ないコメント。

「やっぱりタイトル通り、おっぱいは見せるべきだと思った」(みうらじゅん)

みうらじゅん(笑)


エヴァクロニクル購入

2010年01月23日 | エヴァ系
なんだかんだ忙しく、
家に帰れなかったりで、
ようやく昨日エヴァクロニクル購入。

ぶ厚い特製バインダーファイル付き。

なんの為に?

どうやらこの雑誌は7つの項目になっていて、しかも1ページずつ切り取れる仕様になっていてる。

で、バインダーの中も7つのインデックスがある。
そう、1ページずつ切り取り、このファイルに閉じてゆけと言うのだ。

全31号全てこのファイルに閉じた暁には、あら不思議。

このブ厚いファイルが3冊完成しているという、めんどくさい割にあまり報われない特典。


こういうのは冊子そのままの形で保管しておくから価値があるのだ。

きっとファンの中には、そのまま保管用とファイル閉じる用とか分けて買う人が出て来るだろう。

どうもご苦労様です。


内容は思っていたより面白い。

西暦2000年9月13日。正体不明の大爆発(2ndインパクト)により南極大陸が消滅。地球の地軸が傾き、世界的な異常気象が発生。海面が数十m隆起し、東京も大半が水没してまう。それらの災害の影響でもともと政情不安定だった地域で紛争が起こり、徐々に拡大。東京都心もN2爆弾を落とされ壊滅する。

実に2ndインパクトから1週間で、数千種の生物と人類の半数が死滅してしまう。

日本政府は長野の松本市に首都機能を移管。第2新東京市と改名。

2001年2月14日。
国連軍によるバレンタイン休戦条約締結。紛争が鎮静化する。


2003年にいきなり迎撃要塞都市、第3新東京市開発計画が発動。

この短期間のうちに2回目の遷都計画である。

未曾有の危機直後で政治的にも財政的にも揺らいでいる最中である。もちろん議会でも難所を示す者が多かったが、旧東京がテロにより壊滅的な被害を被ったのも事実。

だからこそ、対テロ対策を盛り込んだ都市計画は打倒な案であった。


だが実際に配備予定の兵装は対歩兵用の小火器などではなく、拠点攻略兵器を上回る火力を持つものであった。

本来であれば、そのような過剰な兵装を設置した都市の建造計画など承認されるはずがない。

だが、実際に計画は承認され、国連主導のもとに急ピッチで作業が進められたのであった。



意外とテレビできちんと語られてない、2ndインパクト直後の状況が書かれていて、なるほどと。


それよりもエヴァの企画書が掲載されているのが興味深い。


新世紀ではなく
新世記エヴァンゲリオン

企画書自体は小さくて読めないのが残念。

第3話「初めてのTEL」

第17話「アスカ、初デート」


うははは。
恋愛スットコアニメか。
全くエヴァっぽくない。

まだこの段階では、独特のカルト的な雰囲気はあまりしない。

企画書が次回から少しずつ明らかにされるらしい。


うーん、全て買うのはいいけど、本棚パンパンなんだよな…

ロビンの声優さん死去

2010年01月21日 | まじめ
ロビンマスクの声優さん
郷里さんが死去されたそうです。


郷里さんは他にも機動戦士ガンダムのドズル・ザビ役や、ドラゴンボールのミスター・サタンの役なども声もあてていました。


重く低く太いダンディーな声の印象があります。

「ビグザムが量産の暁には、連邦などアッという間だ」

りょうさんってなあに?
と一緒にテレビを見ていた母に聞いた覚えがあります。


たくさん作るってことよ、と母は答えました。


遠距離ビーム兵器を無効化する巨大なビグザムが次々と連邦の戦力を削いでゆく。

「あ、圧倒的じゃないか…」と戦くアムロ。


こんなのがたくさん出て来たら、ガンダム負けちゃうじゃん!

と子供心に畏怖しました。

そういった経緯があり、ドズルは僕の子供の記憶において、最も怖い人として植え付けられました。


機動戦士ガンダムの声優さんで死去されたのは、これで3人目でしょうか。

時の流れは平等に命を奪ってゆきますが、残念でなりません。

ご冥福を祈ります。

エヴァの出ない年

2010年01月20日 | 日常

今年はもうエヴァの新台でないんだよなぁ、
と思うと、なんだか気が抜けてパチる気もなく。

まぁ、そもそもエヴァの台が出てパチンコ始めたから、
エヴァが出なくなってパチンコやめるというのは、
自然の摂理といえば摂理。

甘シトフタは打ちたい!と思うが、
どうせしばらく打てないんだろうな。

というわけで、最近はまっすぐ家に帰り、内村プロデュースのDVD見たり、
クリアしないで溜まってるゲームやったり。

クリアしないと!と思ったまま放っておいてるゲームは
いくつもあるけど、とりあえず手始めに、

第3次スパロボα

これをクリアしましょう。

それをキッカケに、
スパロボZ
  ↓
FF12
  ↓
ドラクエ5(PS2)
  ↓
ドラクエ8
と破竹の勢いでクリアしてやる。

それらをきちんとクリアしたすれば、
PS3を買っても良い、と自分の中で決めているのだ。



で、久しぶりに始めてみると、もう何がなにやら。
ただでさえ、いろんなロボットのストーリーが混ざってて
対抗勢力の図式がグチャグチャなのに、
1年ぶりとかいうと、もう無理。

今の状況は、
オノデンだかイデオンだかのバックフラン星人とかいう敵と、
宇宙怪獣との激戦。

何故か宇宙怪獣はバックフラン星人をガン無視で、
こっち限定で攻撃しかけてきやがる。


久しぶりにプレイして驚いたのは、
かなり自軍が強いのと、残り3面ということ。
けっこうサクサク倒してゆく。

こんだけ強いし、残り3面だからチャッチャッとクリアしよう!
と思ってその面クリアしたら、
魔のストーリー分岐。

このタイミングで?
あと残り3面なのに?

で、小隊編成を最初っからやり直し。


これがメンドイ。
これのせいで何度も挫折したようなモンだ。

加速持ちパイロットを均等に割り振って、
あれコイツ余っちゃうな・・・コストオーバーかよ!マクロス勢いらねぇ。
えーと・・じゃあ、こいつとこいつを乗せ変えして、
そんで・・・強化パーツ付け替えて、
なんてやってると、それだけで1時間くらい経ってしまう。

どうせあと2面クリアした後の最終面でみんな合流したら、
またイチから小隊組み直さないとならないのに。

そして今さらながら特殊技能のサイズ補正がいかに大切かを知る。
アムロがゴミのようだ・・・。