ビルダーズ2クリアして、ようやくプレイ開始。
各方面で絶賛されてるので楽しみにしてました。
タイトルから想像するに、落武者の亡霊たちが対馬で暴れるのかと思いきや、全然そんなアホな内容ではなく、史実に基づいた大真面目なストーリー。
時を戻そう。
今から740年前。
モンゴル軍が日本へ武力侵攻を開始した。
大陸の架け橋とされる対馬に上陸する蒙古軍。
迎撃を行った武士たちは圧倒的戦力の前に敢え無く全滅してしまう。
悪鬼のごとく残虐非道の限りを尽くすモンゴル軍。
男は焼かれ木に吊るされ、女は手に穴を開けられ捕虜にされ、赤子は股から割かれた。
瞬く間に六道の地獄絵図さながらと化した対馬であったが、
全滅したかに見えた武士の中に生き残った者がいた。その武士の名は境井 仁。
ここから逆襲が始まった------
というわけで、ジャンルはオープンワールド時代劇アクションアドベンチャー。長っ。
対馬の至る所に蔓延る蒙古軍を少しずつ殲滅しながら、捕らわれている人たちを開放し、戦力を整えて最終的には敵の大将を討ち取って対馬から追い返す、そんなストーリーなのかな。
鬼滅の刃見てから殺陣アクションゲーがやりたかったので丁度よす。蒙古軍も鬼と変わらんし。
ただアクション中に水の呼吸、壱の型・・・なんだっけ?なんてやってると、一瞬で死ぬけど。
全集中なんて程遠い。
ストーリーはメインとサブに分かれていて、メイン進めなくても各地の集落を巡っているだけでサブクエは追加されていく。
サブ済ませないとメインに手を付けない性格なので、サブクエを進めてゆくが、とにかく全く敵が倒せなくて、セキロウと同じ運命を辿るかと思った。
基本的に1対6くらいの構図だし、6人中2人は遠距離から弓を討ってくるし、何度死んだか。
ちなみにレベルは無し。蒙古を倒すと経験値が貰え、技や技能系が強化できる。各地で拾う素材で武器の強化が可能。他にも御稲荷様にお参りしたり、鍛錬したりして少しずつ強化が可能。
死んでもその場から(その戦闘前の状態)復活という親切設計。
どうしてもサブクエがクリアできないので、仕方なくメイン進めたら、鎧GETしたり、経験値で矢を防げるようになったりして、ようやくサブクエにも挑戦できるくらいに強くなった。
サブクエそこそこ進められるようになると、どんどん強くなり、蒙古の拠点なんかも潰せるようになるので、俄然楽しくなってくる。
更に弓や暗殺が使えるようになると、蒙古の拠点へ行き、気配を消して門番を弓でヘッドショット。そのまま拠点に侵入し、更に2人くらい背後から暗殺。屋根に上り、標的を見つけさらに暗殺。このくらいでだいたい敵に気づかれて戦闘になるが、そのまま上手く気取られず9割がた暗殺できると自分でも怖いくらい高揚してしまう。
主人公は殺す時も誉を胸に、正々堂々いざ尋常に勝負という武士の鑑のような人物なので、暗殺していることに対して完全に引いてる感じがして気が咎めなくもないが、仕方ない。
自分が死んでも他に戦ってくれる人がいるならいいけど、まともに戦える武士が壊滅してしまって、己がいわば最後の砦。やがて援軍が来るだろうが、それまであと何百人、蒙古の犠牲になればよいのか。誉を胸に正々堂々勝てれば良いが、負ければ誰も守れない。
およそ人の成せるものと思えないむごい殺され方をしてそこら中に打ち捨てられている死体の山を見てれば、綺麗だの汚いだの言っている場合ではない。卑怯者、外道と蔑むのなら好きなだけ蔑めば良い。蒙古を追い返した後で。
1人でも多く救うために1人でも多く殺す。殺す事を通して活かす事を考え、死ぬ事を通して生きる事を考える、それが武士道なのではないだろうか。武士じゃないのでよく分からないけれど、突き詰めると違うのかもしれない。
まぁそこらへんの正否はアレとして、暗殺しすぎて主人公が闇堕ちし、バッドエンディングなんて事にならないだろうか、と少し心配です。