無知の涙

おじさんの独り言

キャプテン翼アニメ優秀

2018年09月14日 | 漫画やアニメ

けっこう前にキャプテン翼のアニメリメイクが深夜帯で放送されているという記事を書きましたが、あれ以降ずっと録画し続け、毎週楽しみに観ております。

始まった当初は一体どこまで放送するのだろうかと思って観てましたが、中学編までは放送が確定しているようで嬉しい限り。そこまで力を入れてるなら、なおさら深夜に放送しているのがもったいない気がする。土日の朝に枠ないのかよ。

原作に忠実なので、安心して見られる。3mくらいの上空からオーバーヘッドかますとこも忠実で微笑ましい。

声とかもまったく違和感なし。

相当作画の際に気を使っていると思うが、漫画で印象的なシーンは漫画と全く同じ構図で見せてくれるので、あ、このシーン覚えてるわとか、このシーン〇巻の表紙だったよな、とかノスタルジーおじさん全開になる。

連載に追いつかないように気を使っていたオリジナルに比べて、無駄な引き伸ばしもほとんど無いので、展開が早い。

恐らく4クールだろうから、そんなにダラダラもしていられないだと思うが、変に端折ったりもしてない。

最近多いリメイクものアニメとしては、とてもきちんとしている。優秀。

できればjrユース編まで完走してくれることを切に願うが、尺的に難しいか。

 

 

 

 

 


キャプテン翼

2018年04月07日 | 漫画やアニメ

4月からキャプテン翼のアニメが新たに始まってビックリ。OHAOHAアニキ最終回のCMで流れていたのを観て知ることができたが、観てなかったら完全に知らなかったよ。

オリジナルといえば良いのか、昭和の連載当時に放送されていた最初のアニメは劇場版も含めてほぼ全部観てました。

ただ観てるだけで不思議と自分もサッカー上手いような気になり、実際にサッカー部に入って嫌というほど現実というものを味わう事になり、小学生にしてドロップアウトという嫌な社会性を叩きつけられてしまうという恐ろしい作品。

これまでも何度か?リメイクアニメやってたと思いますが、絵の感じが違ったり、妙に内容を端折ったりしていて観る気が起きなかった。

今回はわりとオリジナルに忠実な感じがするので観てみようかと思ったら、放映時間がド深夜。誰に見せたいんだよ。オリジナル観ていたオッサンたちに見せたいのか。

まぁ観るけども。

昭和モノのアニメをリメイクするにあたって難しいのは、当時は許されていた表現も今では許されなかったりするところだろう。以前は毎日やってた昔のアニメの再放送が突然プッツリとなくなったのも、そこらへんの背景があるのではないかと個人的に思っている。ストレス社会でみんなピリッピリしてるのだ。

原作冒頭シーンの翼がトラックに撥ねられるやつなんか今やろうものなら、いやいや衝突の衝撃がボールに吸収されたわけではないから内臓破裂して死ぬでしょ、とか、撥ねられた後もボールを離さず地面に落ちた衝撃もボールで防いでいるがどんな握力してるの、とか、子供がマネするでしょ、とか大変な事になる。ピリッピリしてるのだ。

そうして実際にアニメが始まり(録画)、そのシーンを固唾を飲んで見守っていると、きちんとその場面は再現されていた。撥ねられてから地面に落ちるところは尻からふわっと着地。この作品は全体を通して物理法則に寛容的なところが多い。

翼くんがよく言うボールは友達!というフレーズもなんかこのご時世にあっては物議をかもしそうな気もするが、まぁボールが友達と言ってるわけではないし、友達はボール!でもないから大丈夫かな。

そんな翼くんは原作通り移動中は必ずドリブルをしている。壁パスしながら颯爽と街を駆け抜けてゆく。時には散歩中の犬を飛び越えてみたり。散歩中の犬を飛び越えるシーンなんて原作になかったけど、ライン際ギリギリどころか、完全に割ってる感があるが、攻めるねぇ。

次のシーンも原作通り石崎が年上の部活先輩連れて若林に勝負を挑むところ。石崎がキャプテンを務める南葛小が若林率いる修哲小の2軍に10-0で敗れたため、共同サッカー場を奪われてしまったのだ。

若林もその勝負を受ける。天才GKの若林はどんな球技のどんなシュートであっても、ペナルティエリアの外からは絶対にゴールを割らせない自信があるからだ。

そうして勝負が始まり、ペナルティアークの所から様々な球技のキャプテンがシュートをしてゆく。ラグビー、ハンドボール、テニス、バスケット・・・バスケットがどんなシュートしたのか是非見てみたいところではある。普通にドッヂボールみたいに投げたのだろうか。まさか3Pシュートしたわけではあるまい。

最後に野球のピッチャー。エースなのか、これで入らなかったら野球部辞めてやるぜと啖呵を切って登場。さすがに野球は分が悪い。球は小さいし、中学生とはいえ100km近い速度だ。ゴールの左隅を狙われたらいくら天才GKでも取れないだろう。しかしさすがに小学生相手にそれは大人げないと思ったのか、ほとんど若林の立つド真ん中に投げ込み、微動だにせず若林にキャッチされてしまう。退部ですね。

確か原作ではここで先輩たちが逃げ帰ってしまうと思ったが、なんとアニメではもう1人追加で登場。陸上部。走って体当たりする俺を止められるかとかそんなこと?と思ったら、もっとヒドイ。槍投げ。原作に忠実どころか、まさかの原作を超えてきた。球技関係なくなっちゃたよ。

ちゃんとした勝負、しかも手加減されたにも関わらず大敗してグラウンドを明け渡したにも関わらず、ゴネて年上たくさん連れてきて勝負などとのたまう石崎もさすがにこれにはドン引きした様子で、それは危険なんじゃ・・と正論を吐く。

大丈夫だ、安全の為にゴムを付けてる、と陸上部先輩。確かに槍の先にゴムが付いてる。なんのゴムなんですかね、それ。

いたって真面目な本人はそのゴム付きの棒をめいっぱい力任せに若林に向けて放つ。ゴムつけてようが槍の重量と速度と距離を考えれば直撃したら大事故である。朝のワイドショーで小学生GKの練習で陸上の槍を投げて取らせようとした中学生の心の闇に迫る、とか騒がれる。ユーチューブにも動画が上がるかもしれない。だが若林は槍を避けるどころかその槍に向かって突進し、槍の下に入り込み、槍の腹を空手キックで蹴り上げる。

その頭悪そうな勝負の一部始終をグラウンドの外で見ていた翼は若林と勝負したいと石崎に申し出る。そして崖の上から若林の自宅へ挑戦状ボールを蹴り込む。

原作だとけっこうな距離だったが、今回わりと近めの距離で描かれてました。

そして若林と出会い、例の走るバスの下を這うシュート。ここらへんも今では物議を醸しそうだが、どうだろうか。いや、あの頃でも問題あるけどね。

そこらへんで終わり。

観る前はあまり期待してませんでしたが、表現を抑えるどころか越えてくるくらいの勢いがあり、なかなか良い印象。

もしかしたらスカイラブハリケーンとか、スカイラブハリケーン対策でコーナーキック時にゴールポストの上で待機とかの空中戦が見られなくなるのかと危惧していたが、大丈夫そうですね。そもそもたかがアニメなんだからそんなにムキになるのがおかしい。ある程度は言いたい奴には言わせておけばいいというスタンスでいかないと、みんな同じようなことしかできなくて何もかも詰まらなくなってしまう。

表現する事は自由。子供がマネする云々は虚構と現実をしっかり判断できるように教えてあげれば良い。まぁ教えたって分からないから、自分で学ぶしかないのだけど。スカイラブハリケーンを実際に教室でやって、おもいっきり痛い目にあって、やって良い悪ふざけとやってはいけない悪ふざけを身体で学び、みんな大人になってゆくのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


マジンガーZ INFINITY

2018年01月14日 | 漫画やアニメ
マジンガーZの最新映画を観てきました。思っていた以上に客が少なかった。

ガンダムとかヤマトがバケモノなだけで、昔のロボットアニメリメイクなんて本来はこんなもんなんでしょう。

まだ公開されたばかりなのでネタバレ回避しますが、オリジナルマジンガーの続編。

マジンガーのデザインがモールドいっぱい入っててかなりかっこいい仕上がり。それが大画面でガシガシ機械獣とバトルして動きまくるのだから興奮しないわけがない。


思えば当時オリジナルのマジンガーが全く再放送しなかったので、きちんとした動いてるのを見るのは初めて。

スパロボでお馴染みなので、つい知ってる風な気持ちになってしまう。

ストーリーは続編なし(と思われる)の単発お祭りモノということで、深く考えずに流しました。

とにかくマジンガーがカッコいいので、それだけで大満足でした。

このマジンガーもいずれスパロボに出るのだろうか。マジンガー0とクロスオーバーすることになるのだろうけど、そうなると次作のXでやれば丁度良いと思うが、さすがに間に合わないね。



はじめの一歩

2017年12月14日 | 漫画やアニメ

高校2年の頃に教室の後ろの棚に捨ててあったマガジンを読んで、この漫画に出会いました。

55巻くらいまで集めてたけど、なかなか話が進まないので飽きてしまい、それからはたまーに喫茶店に置かれているマガジンで読む程度。

幼い頃からいじめられっ子だった一歩が、「強い」という事の意味を知りたくてボクシングを始め、成長してゆくという内容。

のハズなのに、中盤以降一歩以外のキャラにもスポットが充てられ初めてどんどん一歩の話が進まなくなる。

ライバルである宮田と、本物の才能を持つ鷹村にスポットを充てるのは仕方ないと思うけど、それ以外はもう蛇足でしかない。

そんなわけで最新刊が118巻・・・

最後にマガジンで読んだのが何か月か前で、復帰戦のゲバラ相手に新型デンプシーを出したところ。伊達戦敗北後のポンチャイ戦で初めてデンプシーだしてアッサリ勝った展開そのままなので、当然あっさり勝つんだろうと思っていたら、まだ試合続いてて驚いた。

しかもなんと、一歩パンチドランカー説確定の流れ。

さらにこの試合で最後になりそう。衝撃過ぎて、ン十年ぶりかにマガジン買ってしまった。

このあと、コーナーを背負うゲバラに、一歩のパンチが届いたかのような黒塗りの絵で終わるが、左手だけは動くゲバラのカウンターを一歩が喰らっていて、ダウンしてTKOになってしまうのでは。実際にその通りになり、一歩はTKO負け。

これまでの試合で一歩が頭部に喰らったパンチの数を考えると、パンドラにならない方が不思議なくらいだけど、実際にそれが原因で物語が終わるとなるとやはりモヤモヤしてしまう。

ここ最近、物語の終わりをどこに設定しているのか全く分からなくなっていたけどね。

一歩がリカルド倒してフェザー世界チャンピオンを獲って、純粋な力という意味での「強さ」に辿り着くのか、世界の頂点ではなく、お互いに心底から実力を認め合った親友であり、憧れであり、ライバルである宮田との決戦の果てに、勝ち負けという表層的な因果とはまた違う「強さ」に辿り着くのか。

ところが、宮田との決戦はなくなってしまい、またリカルドにもまだまだ遠く及ばない。

挙句の果てにパンチドランカーを患ってしまうという。パンチドランカーでリングに上がれなくなって、何か別の角度から「強さ」の答えに至るのか。はたまた鷹村が統一した姿を見て何か見出すのか。

それもまた物語の結末としては十分に有り得る展開であるが、それが108巻も心血注いで描いたはじめの一歩という物語の結末なのかという意味では大いに疑問。

物事には必ずピークというものがあり、それを越えればあとは下降してゆくしかないのだが、ここらへんの連載漫画はことごとくそのピークを過ぎてもなお結末に到達させてもらえない感がある。分かりやすくいうと、媒体の都合で作者の意志とは無関係に物語を引き延ばさせられている。

作者の意志とは無関係でない場合も多々あるのだろうし、この作品の現状がどうなのかは分からないけど、明らかにピークは過ぎているのだとは思う。

個人的には日本フェザー級タイトルマッチの千堂戦がピークだったように思う。あそこで終わりにしたら良かったとは言わないけど、あそこから宮田ENDに向けていけばピークを維持して完結できたように思う。沢村戦でちょっと終わりそうな雰囲気あったのに。

いろいろ動くのは現在の鷹村戦が終わってからだと思いますが、はたしてどうなる事やら。

 


ヤマト2202 2章

2017年06月29日 | 漫画やアニメ

盛大にネタバレをしてますので、まだ見ていない方は閲覧注意です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月曜日に先週の土曜日から公開されているヤマト2202の第2章を観てきました。

第1章でモヤモヤしていた部分の情報が開示されたりと、情報量が多くてまだ頭の中でグチャグチャです。

ヤマトの乗組員のみにメッセージを送ったとされるテレサとは何者なのか。そしてその意図とは。

同時になぜヤマトの乗組員だった森雪はメッセージを受け取らなかったのか。

3年の月日しか流れていないのに、アンドロメダのような超大型戦艦が何機も建造されるのは不自然ではないか。

森雪以外の謎については割と序盤で明らかにされています。テレサとはテレザート星の住人たちの意識的集合体で、まさに神のような存在。星座の形さえも変えられるほどの力を持つそれを手に入れたものは、どんな望みでも叶うであろう。ということからガトランティスに狙われてしまい、ヤマトのメンバーに救援を求める為にメッセージを送ったのではないかとのこと。

だが、なぜヤマトのメンバー限定だったのかはよく分からない。最初から地球政府のトップ連中にも送っておけば、あそこまで身内でゴタゴタせずに済んだのではないか。まぁあのトップの連中が耳を傾けるかは大いに疑問だが。きっと限定的にならざるを得なかった理由があるのでしょう。

時間の流れの不自然さに関しては、コスモリバースの副作用で地球のある地下において時間の流れがおかしくなっている?とかそういう理由でした。時間断層?時空断層?地上での1日がそこでは10日ほどになり、地上では3年でもそこでは30年もの月日が流れていた。なんかドラゴンボールみたいな話になってきたけど、これはそもそも旧作がおかしいので辻褄合わせるのに仕方ない処置だったと思います。旧作よく知らないけど、1年くらいで元通りになったような話を聞きます。

反逆者扱いで地球を飛び出したヤマトだったけど、その疑いが晴れるのがけっこう早かったので拍子抜けしました。。ガトランティスも根回しできるなら、もっと早くしとけよ。けっこう特殊部隊は犠牲でちゃったんじゃないの。

やはりキーマンはキーマンでなく、森雪なのではないだろうか。彼女の失われた過去に、テレサからメッセージが届かなかった謎が隠されているのかと。

と、いろいろ疑問に思うところはありましたが、予備知識のほとんどない僕としてはで楽しめています。旧作知ってる人たちはけっこう微妙な評価でした。