無知の涙

おじさんの独り言

天元突破グレンラガン①

2008年05月20日 | グレンラガン

 

「天元」

とは、万物生育の根源という意味があり、
また
囲碁の用語では碁盤の中央(中心)を指す。(wiki調べ)

 

これはまだ・・・

自分の運命に

 

気付かぬ一人の男の物語----------------

 

今より遥かな未来。
人々は地中の穴の中で暮らしていた

時折起こる地震に脅え、
村民の心は小さく凝り固まっていた。

 

そんな無数にある集落の一つ--------
ジーハ村。

村の領土を拡張する為に、彼らは穴を掘る

その中で一際穴掘りに卓越した能力を発揮する少年がいた。

少年の名はシモン。穴掘りシモン。
  

シモンは掘削中に妙な小型のドリルを発見する

 

シモンは穴掘りに関しては突飛な才能を秘めていたが、
それ以外の事はからきしダメな少年である。

村の女の子たちも穴掘りばかりしてるシモンを気持ち悪がり、
近づこうとしない。

そんな女の子たちの態度に、しょげ返るシモン。
その前に一人の男が立つ。

彼の名はカミナ。


カミナ---------
一風変わったガキ大将である。
包容力があり、子分思いのいいアニキ分である。
その所為か、自分をアニキと呼ばせたがる
彼は少数の子分を従え、グレン団というチーム名をつける。

カミナはシモンに言う。

「お前のドリルは村長のモンじゃねぇ。
 そいつはオマエ自身だ。
 オマエのドリルは天を突き破るドリルなんだよ!」



彼はこの穴ぐらの上に地上があるのを見たことがある、
数少ない一人である。

カミナは地上に出たがっていたが、
誰も地上があることを信じない

そこで3人の子分とシモンを連れて脱出計画を企てる。


「オマエのそのドリルで、あの天井をブチ抜くんだ!!」

 

だが待ち構えていた村長によって、
その計画は阻止される。

 

カミナ率いるグレン団は村長に捕らわれてしまう。
だが子分たちはすぐに村長に取り入り、
シモンは穴掘り能力を見込まれているため無罪放免。

お咎めを受けたのはカミナ一人であった。



村長がカミナに怒鳴りつける。
「いい加減に目を覚ませ!お前が言う地上なんて物はない!」


だがカミナも屈しない。
「そんなコトはねぇ!俺は見たんだ。

 地上には壁はねぇ!天井もねぇ!

 その代わりに光り輝く青空があるんだ!」


その時、突如として地震が襲う。

 

村民たちはパニックに陥り、穴の中に逃げ込む。


だがカミナは逃げない。


「カミナ!逃げよう!カミナ!」
シモンはなんとか説得しようとする。


「イヤだ。…オレは逃げねぇ!」



強情を貫くカミナ。

シモンの脳裏に

辛い過去がフラッシュバックする。

 

ガレキに押しつぶされていく男女。
幼いシモン。


届かない手・・・・

 

「逃げないと!潰されて死んじゃうぞ!!!」

シモンのその言葉を聞いたカミナは
我に返ったようにハッとする。

「そうか…そうだったな。オマエは…
                               安心しろ!もうおさまる」


シモンを守るように抱き寄せるカミナ。



やがて揺れは止まり、
隠れていた村民たちが姿を見せる。

カミナは叫ぶ。

「毎日まいにち!!

   こうやって地震に脅えて生きてゆくのかよ!!」



「地上に天井はねぇんだぞォッ!」


カミナは牢獄に入れられ、


シモンも穴掘りに戻される。

シモンは穴を掘りながら考える。

「地震で俺の親は死んだ…七つの時だった。
 こうやって、いくら穴を掘ったって、
 俺も、みんなも、いつか天井が落ちてきて潰されて死ぬんだ。

                                

           それが決まりなんだ」

 

だがシモンはふと思う。
「決まり…なのか?」

その時、シモンのドリルが再び妙な物を発掘する



それは巨大な人の顔だった-----------



シモンが最初に掘り出した小型のドリルが反応する。

 

シモンはその巨大な顔をカミナに見せようと、
牢獄まで穴を掘り、カミナを連れ出す。

その時、すさまじい爆裂音と共に、
天井が砕かれ、穴ぐらに降ってくる物体(unknown)が一つ。

それは巨大な顔に手と足が生えた
奇妙なロボットだった。

 

つづく(次回!未定!)

 

 



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