ストーブが薪なので、お風呂も薪で焚くのかと
よく聞かれますが、そうではなくてプロパンガスです。
そのガスの風呂釜の具合が、もうだいぶ前からあやしくて、
なだめたりすかしたり叩いたり蹴ったりして使っていましたが、
ついに沸かせなくなったみたいです。
シャワーのお湯は出ますが、冬はやっぱり浴槽につかって
あったまりたいので、沸かせないと不便です。
修理に来てもらったら、配線だけじゃなく「基板」が壊れてて、
そこを取り替えても、残りの部分がいつまでもつか、
そのうちに部品も手に入らなくなる、という話なので、
まるごと買い換えることに。
ガスで沸かすのにどうしてこんな複雑な電気器具が要るんだろう。
子どもの頃のガス風呂は、栓をひねってシューとガスを出して
マッチで「ぼっ!」とつけるので、とてもわかりやすかったけれど。
新しい風呂釜は、設定温度まで沸くと「ピピッピピッ」といいます。
こういうのを、うちでは「お風呂が鳴いた」といます。
鳴くものは他にもいろいろあります。
ガスレンジ。電子レンジ。電気炊飯器。キッチンタイマー。
台所だけでもこんなにある。
目覚まし時計。ファクスの受信。あ、車のドアも。
「ピピッピピッ」
離れたところで聞くとそれが何の音だかわかりません。
しかも風呂釜と目覚まし時計のひとつがそっくり同じ音。
鳥だったらメジロとシジュウカラとエナガが混ざっていても
それぞれの鳴き声でちゃんと区別できるのに。
「ピピッピピッ」
「えっ、どこどこ? 何が鳴いた?」
という毎日。