今年4冊目の絵本ができました。
「りんごのおじさん」(鈴木まもる絵・ハッピーオウル社)。
前に「絵本のつくりかた」の「津軽」と「りんご篇」で
書いたのはこの絵本のことです。
画像は →こちら
わたしにしては珍しく、というか、初めてかな?
実在のモデルのいる話です。
TVなどでも取り上げられたので、「あ、その人、知ってる!」
という方も多くいらっしゃると思いますが、
あくまでも「実話をもとにしたフィクション」ですので、
細部の相違などはご容赦願います。
りんごは、ずうっと以前から、わたしのテーマのひとつです。
もともとは、開拓時代のアメリカにりんご栽培を広めた
ジョナサン・チャップマンという人物に興味がありまして、
(小さいときにディズニー絵本で「りんごのジョニー」を見て以来…)
作品化できないかといろいろ資料をあつめていたのですが、
どうしても宗教と切り離せない部分があって書きづらく、
う~ん、困ったな…と思っていた矢先に、
今回の企画が空から降ってきました。
これが「りんご」でなかったら、書いていなかったかもしれません。
ところで、モデルのおじさんに、わたしは会っていませんが、
猫好きで、おうちにも猫がたくさんいるそうです。
その猫たちにも絵の中に登場してもらいました。
りんごと猫。好きなものふたつ。
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りんごのおじさん (おはなしのほん)竹下 文子 鈴木 まもるハッピーオウル社このアイテムの詳細を見る |