…なので鰻、ではなく、梅を干す。
大粒の梅がうっすら紫蘇の赤に染まり、
染まりきれない薄黄色とのグラデーションが美しい。
ざるに並べ、ときどき裏返す。
柔らかいのでつぶさないように気をつかう。
帽子をかぶっていても頭から水分がじりじり抜けていくような暑さ。
こうして三日三晩干すという。
昔はどこの家でも主婦は家にいるものだったから、
三日間も梅のお守りをしていられたのだ。
夜露にあてたほうが良いともいうし、
あてないほうが良いともいうが、雨にあてるのは駄目。
わたしは夜中に雨が降ると困るので、
夕方にはとりこんでしまった。
「鳥の巣研究所」というMのサイト。
博士はなにかと忙しいので、
いちおうわたしが管理人ということになっている。
3年前に始めたころHPビルダーの使い方がわからなかったので
(今でもわかりませんが…)土台がちゃんとしていない。
古い画像をとりかえたり、いちど全部リニューアルしたいのだが、
下手にやってめちゃくちゃになったら嫌だなあと思って
なかなか手がつけられない。
とりあえず、リンクメニューだけ新しくしてみたけれど、
あっちとこっちをつないで、こっちをそっちにつないで、
あやつり人形の糸を結んでいるようだ。
ちゃんと動くかどうかを何度も確かめているうちに、
だんだんわけがわからなくなる。
夜になっても2階にこもった熱が抜けない。
机から離れたところで扇風機を「弱」でまわしている。
ときおり、すっぱい梅と紫蘇の香が漂ってくる。
明日も晴れるといい。