マルバウツギ。
ここは特に日あたりが良いせいか、花がぎっしりで、見ているとまぶしくてくらくらしそう。
こちらは対照的に日陰が好きなガクウツギ。
秘密の蛇苺小路。
ヘビといえば、このあいだ草苺を摘んでいて、ふと目を上げたら、しゃがんでいる右肩から50センチほどのところにある切り株の上に、巨大なヤマカガシがとぐろを巻いていた。
「わあ」と言ったら、するすると音もなくほどけて、切り株をすべりおり、下の草むらにもぐっていく。よく見ると、もう1匹、半分くらいの太さのも一緒にいて、親子かしら、夫婦かしら、と思っているうちに、どちらも見失ってしまった。
この「するする」という静かな動きは、他の生物には真似のできない独特なもので、いつも息をのんで見とれてしまう。ただし、ヘビ本人はどう思っているかわからない。頭はものすごく慌てて逃げているのに、尻尾がなかなかついてこなくて、もどかしさを感じているかもしれない。
ヤマカガシは暗緑色に赤黒の模様があって、見るからに毒々しいし、実際に毒があるけれど、むこうから襲ってくることはないから別に危険ではない。日本の固有種にしては日本のものらしくない色彩だ。アオダイショウやシマヘビのほうがあっさりした色で圧迫感がない。
恐竜のティラノサウルスが、巨大化しつつ前脚を失くす方向に進化したというのが、手を使う人間としてはどうもいまひとつ理解できないところだけれど、ヘビなんか後脚もないのに何の不自由もなく暮らしていて、形と動きが一体となってバランスのとれた美しさになっている。ティラノだって、実物が生きて動いているところを見れば、ああこうなんだなとすんなり納得できるに違いない。
エノテラ・スペシオサ(昼咲月見草)。
この花は少しの風でもふわふわ、ふわふわ揺れて、うまく撮れない。
この一帯は先住民のアジュガと芝桜がつねに領土争いをしているし、水仙もがんばっているため、なかなか思うように勢力を広げられないのが悩みどころ。
なにかフシギ生物っぽいフレンチラベンダー。
昨年は1株が梅雨を越せずに枯れてしまったので、今年はどうかな。
さあて、どこまでひろがるか見てやろう、のタピアン。
このへんだけ「なんちゃってガーデン」だよねえ。
タピアンのピンク。紫とはすこし性質が違うらしい。
本日の「いいね!」
9月入学は本当に必要か?
そもそも「学校でみんな一緒に同じ授業を受けなければならない」「人より遅れてはならない」という思い込みって何なのか。
未知のものごとに出会う機会は、いつでも、どこにでもあるし、学ぶよろこびというのはとても個人的なもので、学校という狭い枠の中だけで考えてはいけないと思う。
今回のコロナ休校が「またとない絶好のチャンス」だった子もたくさんいたのではないかしら。