桜の花びらが盛大に散ったあと、つづいて萼(がく)と蕊(しべ)がまとまって落ちる。
風に吹き寄せられて、コンクリートと地面の間にたまり、波打ち際の模様みたいになる。
落ちたばかりの萼はつやがあり、薄紅色がたいそう美しい。
散った花びらのことを「花屑」と呼ぶそうだ。
屑とは、用が済んだもの、何の役にも立たないもの。
役に立たなくても、きれいなら、それでじゅうぶんではないか。
自称屑愛好家(?)の閑猫としては、これも見過ごせませんので、ひとつまみ持ち帰り…
アートっぽくしてみました(笑)
ここ数日の初夏陽気で、冬のあいだお休みしていた金魚草が突然わっと咲きだしたので、このあたりだけ「なんちゃってガーデン」に。
いつのまにかカリンの花も咲いていた。
かぶさってきていたホオノキの枝2本を、Mに切ってもらいました。
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スイセンの葉をニラと間違えて給食に出し、園児らが食中毒に…というニュースをみた。
こういう話は毎年のように聞くけれど、そのたびに「間違えるかね?」と、Mとふたりして首をかしげる。
写真で見ると(細いスイセンと太めのニラは)区別がつかないように見える。だけど、いくらなんでも、まな板にのせて包丁で切れば、わかるでしょう?
ニラのにおいが全然しないニラを、ニラと思い込んだ、というのが不思議でならない。
しかし、今回、閑猫が首をかしげたポイントは、じつはそこではなくてですね。
数年前から(ニラだと思って)栽培していたというんだけど、その間、スイセンの花は一度も咲かなかったのかしら。
さらに、もうひとつ。
学齢前の子どもの給食に「ニラの醤油漬け」って、出すもの?
(ここにひっかかるのは、自分がニラとかニンニクとか生タマネギとかアリシン系に弱くて食べられないもんですから、小さい子がよく食べられるなあって。あ、そうか、ニラっぽくなかったから食べてしまったのね?)
夕方、東の空に白い月。
葉っぱがみんなよろこんでいる。
本日のコマ吉…
…の、これまでどうしても切れなかった前足の爪が、らくに切れちゃったのでびっくり。
「猫壱」の爪切り、噂にたがわず、スグレモノでした。
本日の「いいね!」
ウィロー君、かと思っていたら、記事中に her と書いてあったので、女の子だとわかりました。