噫!
孤独の悲痛な叫びを
曖昧な日々の噂も
溶けて弾け散る
極めて残忍な午後
遠く
僕らは目を凝らせば
実に明瞭に見えてくる現実たちが
羊たちの様に群れてやってくる
怖いほどに
気怠い朝の溶けた砂糖に
僕は神様の微笑みを見
小さな革命が起きるのを
確認する
. . . 本文を読む
差異と偏りのあるこの世界で
僕は一体何をよすがにして生き延びるべきか?
生き延び、何を為すべきか?
はじめから決まっていた筋書きがあるのだろうか?
僕ほど幸福な人間はいないのではなかろうか? . . . 本文を読む
どんどん面倒になっていく
生きることが……
そんな「甘え」
そんな「泣き言」
並べるのは
そんなに楽しいかい
僕は嫌だ
無明のまま人生を終えるなんて
僕は嫌だ
燃えたぎる純情を捨ててまで
真理などを手に入れようとするなんて
僕は嫌だ
言い訳ばかりして
結果笑顔にもなれない結末を迎えるなんて . . . 本文を読む
夏が流れて
人の感情を
逆撫でする
言葉失ってしまう
隙のある瞬間と
意味の消え去ってしまう
淡い時間が
流れていく
すべての
暗黒に
名前が付けられるとき
流れ始める
一筋の川がある . . . 本文を読む
精神の堕落と
汚染が僕らを
懊悩の淵へ追いやろうとも
そこには
光がある
理屈では
表現できない世界を
理屈で丸め込もうとして
永遠に理屈の螺旋を降り、あるいは、登ったりしている
僕らは永遠に
真理を見つけ出すことができない
いや、それだからこそ「真理」に憧れを抱くものなのかも知れない。
人は、もしかすると「幸福」とか、「愛」とか、簡単に語れないのかもしれない。 . . . 本文を読む