水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

夜Ⅳ

2014年12月16日 23時43分16秒 | 詩編
 大丈夫だよ  誰かが  枕元で  静かに  そうささやく  明日を願えば  道が拓ける  少しでいいから  自分の人生を  信じてごらん  たとえ  嵐の中だって  歯を食いしばって  耐える木の甲斐甲斐しさよ  人の子らよ 見よ   . . . 本文を読む

雪降譚

2014年12月16日 19時57分55秒 | 詩編
 不完全さ故の過ちに  君の吐息の吹きかかる  ありふれた罪の応酬に  君の溜め息吹きかかる  冷めた世界の独唱に  君はあざとく目を向ける  孤独の到達した極限の地に  噫!いつまでも雪の降らんことを . . . 本文を読む

暗闇より風が吹く

2014年12月16日 17時08分15秒 | 詩編
 風が吹くよ  意味も無く  僕ら靡くよ  意味も無く  何を為せば  正解なのか  ひとつ  ふたつ  みっつ  君の網膜に  焼き付けられた  悲劇を  どう受け止めるか?    君は  その瞳で何を見  どう感じるのか?  いま  それを  世界へ叫んで欲しい!  真実の  主張を! . . . 本文を読む

物事の把握の仕方

2014年12月16日 17時01分25秒 | 詩編
 物事のある側面だけを  見つめているのは  危なっかしい  物事両面を  見つめることができなければ  立体的な思想など  構築できるはずもない  もう一方の道を  考慮に入れてこそ  ある一方の道の上を  有意義に  進むことができるのだろう。  人間の身体の構造は  おおよそ対称的になっている  ふたつの世界観を行き来することを  理想とする身体の仕組みになっている  だから一方向だけ . . . 本文を読む