月は
ふんわりと
まるく
夜の海に
浮かんでた
2月も
あっけなく
過ぎ去って
無意識の湖へ
溺れて消え去っていく運命といえども
外はまだまだ
何とも厳しい寒さです
「いずれ、花咲く春が来る・・・・・・。」
と 告げる貴女は
雪のよう
僕は
軽くくしゃみをして
もう一度天高く
吊るされている月を
見上げるんだ
ぽっかりと自意識を忘れ去ったように . . . 本文を読む
恐ろしい
波打つ
湖畔の記憶
眠りから
覚めても
まだ確かに
この記憶は鮮明だ
遠く
あの雲の向こう
雷が鳴っている
僕は耳を澄ました
不意に
あの雷が
頭上に突き刺さってきた
全てが
解けた
何億もの記憶が
意識の上に
立ち昇ってきた
終に
「何か」を分かったのだ
それは
終わることのない物語
受け継がれていく知恵
にもかかわらず . . . 本文を読む
答え。なんてあるようで、ないもの。誰かに期待されているだけ。僕らは、自分なりの答を見つけることができる。それでいて、風のように移ろうもの。桜のように、どんな確かな答えも散っていく。地元の桜は、今が見頃とのこと。どうかささやかな喜びを、感じられるように。
(これを書いたのは、もちろん春です) . . . 本文を読む
しかしながら、戦力を持つということによって、他ならぬ人間を傷つけるのは、果たして許されることなんでしょうか? 自国の人だ、他国の人だ、と分けるのは、人間が敢えて分けた存在に過ぎないとも思うのですが。人間が、今のところ近くにいる人たちのほうが安全だから、一定の場所に線を引くという行為をしているだけのような気がします。そして、それは過程であると。と、いっても、僕も果たして、じゃあ完璧な平和なんかが訪 . . . 本文を読む
なんにも、解決しないけど。なんにもないより、マシだ。でも、なんにもないこの夜だって、なんにもないわけじゃないんだろう。呼吸もしている。視力を使っている。タイピングしている。
最初に解決しないって言ったけど、なんにも問題なんてないんだから、何にも解決するようなことはないんだろう。でも、何にもないと、何かを生み出してしまう人間だから、つい苦しみも作ってしまう、それは、仕様がないんだろう。でも、きっと、 . . . 本文を読む
僕は
きっとどっかおかしいんだ
そんな自覚を持ったりしてる
君から見て
僕は変かい?
頭が狂ってみたりすることも
よくあることじゃないか?
僕は
神様に
こうなるように
取り計らってもらっていたんだ
今
月が見える
あの光は
どこまでも
怪しい
それでいて
優しい
涙が出てくるよ
ホント
狂ってしまって
僕は
自分が誰だか
とんと見当がつ . . . 本文を読む