水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

寒さの折に

2016年07月10日 03時34分09秒 | 詩編
 月は  ふんわりと  まるく  夜の海に  浮かんでた    2月も  あっけなく  過ぎ去って  無意識の湖へ  溺れて消え去っていく運命といえども  外はまだまだ  何とも厳しい寒さです  「いずれ、花咲く春が来る・・・・・・。」  と 告げる貴女は  雪のよう  僕は  軽くくしゃみをして  もう一度天高く  吊るされている月を  見上げるんだ    ぽっかりと自意識を忘れ去ったように . . . 本文を読む

湖の記憶

2016年07月10日 03時33分00秒 | 詩編
 恐ろしい  波打つ  湖畔の記憶  眠りから  覚めても  まだ確かに  この記憶は鮮明だ    遠く  あの雲の向こう  雷が鳴っている  僕は耳を澄ました  不意に  あの雷が  頭上に突き刺さってきた    全てが  解けた  何億もの記憶が  意識の上に  立ち昇ってきた    終に  「何か」を分かったのだ  それは  終わることのない物語  受け継がれていく知恵  にもかかわらず . . . 本文を読む

答なんて

2016年07月10日 03時31分35秒 | エッセイ
答え。なんてあるようで、ないもの。誰かに期待されているだけ。僕らは、自分なりの答を見つけることができる。それでいて、風のように移ろうもの。桜のように、どんな確かな答えも散っていく。地元の桜は、今が見頃とのこと。どうかささやかな喜びを、感じられるように。  (これを書いたのは、もちろん春です) . . . 本文を読む

平和論議

2016年07月10日 03時31分06秒 | エッセイ
 しかしながら、戦力を持つということによって、他ならぬ人間を傷つけるのは、果たして許されることなんでしょうか? 自国の人だ、他国の人だ、と分けるのは、人間が敢えて分けた存在に過ぎないとも思うのですが。人間が、今のところ近くにいる人たちのほうが安全だから、一定の場所に線を引くという行為をしているだけのような気がします。そして、それは過程であると。と、いっても、僕も果たして、じゃあ完璧な平和なんかが訪 . . . 本文を読む

問題設定

2016年07月10日 03時30分21秒 | エッセイ
なんにも、解決しないけど。なんにもないより、マシだ。でも、なんにもないこの夜だって、なんにもないわけじゃないんだろう。呼吸もしている。視力を使っている。タイピングしている。 最初に解決しないって言ったけど、なんにも問題なんてないんだから、何にも解決するようなことはないんだろう。でも、何にもないと、何かを生み出してしまう人間だから、つい苦しみも作ってしまう、それは、仕様がないんだろう。でも、きっと、 . . . 本文を読む

どうしようもない狂気

2016年07月10日 03時29分12秒 | 詩編
 僕は  きっとどっかおかしいんだ  そんな自覚を持ったりしてる  君から見て  僕は変かい?  頭が狂ってみたりすることも  よくあることじゃないか?  僕は  神様に  こうなるように  取り計らってもらっていたんだ    今  月が見える  あの光は  どこまでも  怪しい  それでいて  優しい    涙が出てくるよ  ホント  狂ってしまって  僕は  自分が誰だか  とんと見当がつ . . . 本文を読む