雨が降り気温が下がるのかと思っていましたが暑いです。今日も最高気温31度予報、最低気温25度。
咲けば散るし蕾が有れば害虫が来るので花柄摘みせずに7月下旬からそのままの株が多く花が咲いていない花壇です。レディ・エマ・ハミルトンの観察で小さな蕾から開花まで約10日、剪定後からだと夏は何日なのかしら。品種によって違うのとは思うのですが数株観察してみます。沢山の鉢植えに囲まれて何時もどれか咲いているので大して気にしていませんでした。ここは反省。
剪定前
花柄摘みをこまめにしていれば夏剪定は必要無く、どう仕立てたいかのほうが大事と考えています。花首だけを切り取り続ければ伸びる品種は夏には1メータ越えは当たり前。春先に出た葉は劣化して病気になっていたりするので、品種本来の花を咲かせるために元気な新芽を出させるために切ると考えています。出来れば9月下旬から10月中旬を目安に咲かせたい。
愛用の道具で切る目安を決めます。
箸より太い切り口には殺菌剤を塗ります
昨日のクイーン・オブ・スエーデンを夏ですから防犯も考えて60センチ程度に切り戻し、敷地内から撮影
蕾が付けば食害する虫が同時にやって来ます。追肥と一緒にオルトランDX粒剤を撒きます。その後見回りながら捕殺と蕾の先端を中心にベニカRの散布の予定です。適切な水やりで肥料が効いていれば病気は少ないはずです。近隣に迷惑を掛けずに最低限の農薬と的確な手入れで栽培していくバラ栽培を理想としてます。
お店では殺菌剤を塗るのでケガをしないように水平に切ります。
葉の付け根から1センチ程度
道路側から撮影
昨年秋から花壇植えを始め10年物のボロボロになっていた鉢植えやテッポウムシの被害にあった物も深植えすることでシュートが沢山出ました。イングリッシュローズは根に芽を接いで有るので足元の乾燥に弱いので小さな鉢植えでは夏を越えるのが難しいのではないでしょうか。弊社で15リットル入るデビットオースチン社の鉢を使用しているのは近年日本の夏の暑さからバラを守る最低限の大きさと考えています。鉢植えでも10年楽しんでいただけたらと思います。
バラにとっては最低気温25度は秋の入り口なのか雨が降り気が付けば新芽が伸びています。花柄摘みをして細い足元の枝を切り取りました。
初期の頃の品種アブラハム・ダービーです。販売リストから数年内に消えそうです。イングリッシュローズ愛好家に行き渡ればやがて販売が終了するのが宿命です。
今年の販売リスト落ちの品種は「品種のもくじ50音別」のページでご確認ください