モグラ穴で水切れと風で根元が揺れたリツチフィルド・エンジェルはどうしたかしら。
雨降り後でぬかるんでいるので作業はお休み、時間が有るので東側の端に見に行きました。
同じ列の同じ品種剪定を忘れていたもの、回復してます。
芽が出始めました。当然気が付くのが遅かったので枯れ枝も出ています。
畑も店もまだ黒点病は出ていません。畑は乾燥より周りが田なので加湿が天候によって心配です。
鉢植えも水やりでたっぷり鉢の土が濡れていない、極端に乾かし根が傷んだ時に古い葉を落としやすくして株が枯れないように病気を発症するように見えます。
病気は水不足が引き金、肥料不足で表皮が薄くアブラムシが襲います、肥料は水とともに溶けだした成分を体内に取り込み利用し成長します。
うどん粉病は窒素肥料過多の場合が多いです。肥料の袋に記載して有る成分表を確認してください。品種改良され大きな花を咲かせるバラに天然有機のみでは品種本来のサイズに咲かせるのは難しいです。
一番は基本の植え付けが出来ていれば根が育ち病気は少ないです。土中の問題が葉や花に出ます。
経験上ですが、気温25度以上の夏日には早朝7時には水やりが終わるように作業を始めています。
一番花までは乾き具合を見て午後6時以降丁寧な水やりが綺麗な葉を維持し美しい花を咲かせるポイントと考えています。早寝早起きしてみて4月下旬の5時は明るい朝です。その時にたっぷり水を吸い上げるには夜しっかり水を与えていなければ鉢内の水分を利用できません。小さな森では夕方しっかり、朝は見直し程度の水やりです。
8号鉢で調子の悪かった株も地植えで回復しています。
この辺りが地下水位が高く今年は上手く咲くか様子見してます。
水が好きなキンシバイが元気に新芽を伸ばしています。ということは加湿気味。
何時も見かける鉢植えの浅植え水切れ症状、土の配合を変え水持ちをよくするだけでも病気の発生は減らせます。実際お客様で頑固に赤玉土と堆肥を自分でフレンドしていた方が弊社で取り扱っているバラの土に変えただけで近年無いほど葉が茂りボロボロの株が回復していました。
喜んで下さいました。
土のブレンドを工夫し水はけ良く低温時の水やりにしたら良いです。ハウスの土の中に最低最高温度計を設置し一年間確認しました。鉢植えも同じことが言えます。突然36度にハウス内気温が上がった日にキャベツの葉の緑色が日焼けしたように壊れています。
夏日の影響で花芽のすぐ下の葉がチリチリ、水切れ現象です。直ぐに出る株も有れば一週間後の場合も有ります。
店のようにびっしり鉢を並べると鉢が互いに日陰を作り土の温度が上がりにくく根が傷みません。風通しが悪いと病気が発生するのではなく日照時間や水やりや施肥のタイミングや質の方が大切です。
品種の個性が出て茎が伸びてバラバラの背丈になるのは7月に入ってからです。植え付け時に品種の個性を理解しているのであらかじめ同じ生育の仕方の品種群に分けて並べて有ります。
それぞれを理解し品種本来の花を咲かせて楽しんでください。暑い夏がやって来る日本小さな鉢では限界が有るのを実感しています。畑は水やりを植え付け時以外しないで育てて記録しています。
少しでもお役に立てれば幸いです。
本日も最後までお付き合いいただき有難うございます。