いつものように、Dr.Kさんのすばらしいコレクション(柿右衛門陽刻白磁皿の名品)に誘われ、故玩館のガラクタの中から拾い出したのが今回の品です(^^;
径 16.4㎝、高台径 8.7㎝、高3.4 ㎝。時代、産地不明(明末?)。
表側は、陽刻も何もないノッペラボー。しいて言えば、一本のニュウとそれに続くジカンの林(^^; それから、鉄分が噴き出した小さな黒点が数個(写真でははっきりと見えません)。
それに較べれば、裏は少しにぎやか(^.^)
呉須で書かれた不明の銘と巨大なトリアシ。
また、あちこちに釉剥げがあります。
これを見ると、かなり厚く白釉が掛けられているようです。
これだけトロリとエンゴーベした皿は、日本ではあまりお目にかかれないので、中国の皿でしょうか。
よーく目を凝らしてみると、かすかに放射状カンナ削りの跡が見えます(白く写っている蛍光灯の右横)。
やはり、中国、明末位とするのが妥当な皿ですね(^.^)