先回のブログで、「雷門の飛んだり」の納札を紹介しました。「飛んだり」のような小さな動くおもちゃは、江戸土産として数多く作られていたようです。
私の所にも、似たような品が数点ありましたので、順次紹介します。
板の上に乗った、小さな小原庄助さん人形です。
3.4x5.7㎝(台板)、高さ1.8㎝。年代不明。
小原庄助さんが朝風呂に入っている場面です。
おカミさんが、手ぬぐいを渡しています。
♬ ~小原庄助さん 何で身上(しんしょう)潰した
朝寝 朝酒 朝湯が大好きで それで身上つぶした
ハア もっともだ もっともだ~ ♬
何とも、ユーモラスですね。
首の所に針金が通っています。
それを支点にして、ゆらゆら動きます。その様子には、思わず口元がほころびます(^.^)
両方とも、頭が動きますが、庄助さんの方はバランスが絶妙で、数分間動き続けます。
手の上に置くと、ずっと動き続けます。
人間の手は、無意識のうちに、小さく振えているのですね。(^.^)
ちいさいのに、精巧に出来ているんですね!
庄助さんが持っている「布」は褌(ふんどし)かと思いました(~_~;)
「お~い、これ、洗っておけ!」と言っているのかと思いましたが、違ったんですね。
おカミさんが、湯上がり用の手ぬぐいを渡しているところなんですね(^_^)
古き良きものをいつも拝見させて頂いて有難うございます
これって可愛いいですね
人間の手は、無意識のうちに、小さく振えているのですね。~
全くですネ!先人の知恵には頭が下がります。
このご時世、インドアにてこのようなモノ作りを始めてみるのも、ウィズコロナのヒントがあるように思います。
これからは、中途半端な例えの文句を、変えねばなりませんね。
「フンドシには短し、手ぬぐいには長し」(^.^)
間口の広さだけが取り柄の故玩館は、雑多なアイテムにあふれています。その中から、気の向くまま、いくつかの品を取り出してアップしていきますので、お気に召したらどうぞ(^.^)
顔が動くのと動かないのとでは、ずいぶん感じが違いますね。動いている人形をずっと見ていると、自分が小原庄助さんのような錯覚におちいります(^.^)
しかも、このサイズなのに頭が動くように作っているのは遊び心が凄いです
江戸の人々は「粋」が体に染み込んでいたんでしょうね。
これだけ小さな物に一工夫するのは、やはり江戸の心意気というか洒落、粹というか、そんなものを感じます。
西洋でいうならウィット、エスプリ。ギスギスした今の世だけに、新鮮ですね。
コメントされているかたのお名前をみると、何人かは、何処でお世話になった方が多い気がします。(笑)世の中狭いですね。
古物愛好家のブログは、ペットやガーデニングなどに比べて圧倒的に少ないので、おのずとメンバーも決まってきますね。その分、わきあいあいでいけるのではないかと思います(^.^)