遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

岐阜城の月

2025年02月25日 | 故玩館日記

先々回のブログで、月岡芳年『月百姿 稲葉山の月』を紹介しました。岐阜城を攻略すべく、夜半、険しい岩山を登る藤吉郎と背後の満月。抒情溢れる浮世絵ですが、稲葉山(金華山)と月の配置があり得ません。けれど、そこは浮世絵、大目に見て鑑賞しましょうということでした。

では、実際の岐阜城はどうか、というのが今回のブログです。

              photo by S.S.

                                                 photo by S.S.

合成写真ではなく、西方向(東方ではない)からの実写です。

浮世絵よりも幻想的!?(^.^)

 

 


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10 コメント

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Unknown (kinntilyann)
2025-02-25 08:42:34
美しい。
美しい月と城です。
ありがとうございました!
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遅生さんへ (Dr.K)
2025-02-25 10:46:07
実際の岐阜城と満月の取り合わせは、浮世絵よりも美しいですね(^-^*)
岐阜城と満月を取り合わせただけの浮世絵では、現実の岐阜城と満月を取り合わせた光景にはとても「対抗」出来なかったので、そこに「太閤」を登場させ、なんとかそれを凌駕しようと努力したのでしょうか、、(笑)。
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岐阜城と月  (もののはじめのiina)
2025-02-25 11:11:58
岐阜城と月の素晴らしい写真でした。

お城には、一度登りましたょ。
     眺めの好い立地でした。^^
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Unknown (ぽぽ)
2025-02-25 11:40:33
遅生さんへ
びっくりしました。
こんな写真とれるんですね。
あまりに美しすぎて合成を疑ってしまうあたり心が曇っていると感じています笑
改めて浮世絵をみると下方に配置している月が雰囲気でていますね!フィクションならではの美しさもありますね(^^)
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kinntilyannさんへ (遅生)
2025-02-25 11:58:55
この写真は、インパクト強いですね。
岐阜市の観光パンフレットにも登場すると思います。
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Dr.Kさんへ (遅生)
2025-02-25 12:01:49
明るくまん丸の月と暗い城とのコントラストが印象的ですね。
誰がこの構図を考えついたのか知りませんが、今、ちょっとしたブームです。
ただ、私の安物のカメラでは無理なようです(^^;
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ぽぽさんへ (遅生)
2025-02-25 12:08:34
写真好きの人にとって、こういう被写体はたまらないでしょうね。
望遠レンズがポイントのようです。
私の安物カメラでは無理です。
写真と浮世絵を較べて見るのも面白いですね。確かに、月が下方にあるのmはいいですね。
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iinaさんへ (遅生)
2025-02-25 12:16:02
ここへはいらっしゃってるのですね。山頂から眺めると、400年前の武将の気分にひたれますね。
金華山から南は、ずーーーっと海まで平地ですから、戦国時代、ここをおさえるのが天下取りの第一歩だったのも肯けます。
金華山は結構急な岩山ですから、頂上の城と麓の館を行き来するのは大変だったと思います。信長も、自然に足腰を鍛えていたのですね(^.^)
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遡って拝見いたしました (うばゆり3)
2025-02-25 14:13:36
こんにちは。

月岡芳年『月百姿 稲葉山の月』の記事を拝見して参りました。
浮世絵って全然わからないのですが、絵って「絵空事」ですものね。
方向など考えずに見ればイイ絵だな~って思います。
ましてやモデルが藤吉郎°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

ですが、写真の月と岐阜城いいですね~~
しみじみ眺めました。
素晴しいお写真ですね。
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うばゆり3さんへ (遅生)
2025-02-25 18:59:40
浮世絵には、それぞれの時代の雰囲気やトレンドなどがかなり反映されていると思います。維新の混乱が収まり、明治という時代の方向が定まっていく時、耽美的な月シリーズが出されたのはそれなりの必然があったのでしょう。
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