コロナで、能もすっかりご無沙汰でした。
遅まきながら再開して半年、ようやく能管の難曲が上がりました。コロナでの中断があったとはいえ、五年もかかってしまいました。
「寝取り」とは、能楽の笛の特殊な奏法の一つです。「寝取り」には、「真の寝取り」、「恋の寝取り」などがあります。
今回の「真の寝取り」は、小鼓とともに演奏される場合は、「置鼓」ともよばれます。翁付の能や老女物の能の始まり、ワキの登場の場面で演奏されます。
笛方にとって、重い習い事で、いわば一子相伝の秘曲です。師匠と私とは、丁度、親子の年齢差、でも一子相伝の親と子が逆転しています(^^;
素人の手におえる曲ではありませんし、何かにつけ形式や慣習を重んじる伝統芸能界では、たいそうな手続きが必要です。が、そこは能楽界のヌーベルバーグ(古い言葉(^^;)の師匠、先の知れている私に一花咲かせるとの心遣いなのでしょうか、とにかくやってみようということになりました。
始めてみると、さすがに難曲、まず息が続きません。拍子が無いようで有るようで、つかみどころがない。さらに、緩急や間のとり方が難しい。特殊な指使いはもとより、口使い(そんな言葉はないのですが)も忙しい・・・・何とかのりきり、今日を迎えました(^.^)
よかったら、Youtube聞いてみてください。
一子相伝の秘曲の難曲ですか!
じっくりと聴かせていただきました(^-^*)
多芸、多趣味で、それぞれの道を、次々と極めつつありますね(^-^*)
すごいです!多彩すぎです(^^)
お面の雰囲気もよくまじまじと聞き入りました。
なんの見識もなく恐縮ですが、音を出すのもむずかしそうですね。
やはり伝統芸能的なものは日本人として琴線にふれるような感覚で、厳かな気持ちにもなれました(^^)
長いことやっていて習得済が多くなるので、こういうマニアックな曲しか残っていないのかも知れません。けれど、一番の理由は、残り少ない身への恩情でしょう(^^;
リードがないので、音を出すのは大変難しいです。口の形などで、一生鳴らない人もいます(^^;
さる笛の会の発表会など、本当に発表をやっているのか、会場の中に入ってみないとわかりません。本人は一生懸命吹いているのですが、聞こえてくるのは、スース―という音にならない音だけ(^^;
笛を吹いているのは(遅生)さんなのですね。
素人の耳には大変心地よく聞きほれました。
息継ぎとかを玄人レベルでのお話なのでしょうがうっとりと聞き終わりました。
まさに、これ
と
これらについて何の知識もなく恥ずかしいですが これらのお面や↓に紹介された数々の
海外のお面などは 1つ1つ箱に入れて保管されていますか?
それとも 壁みたいなものに掛けて保管されていますか?
口の筋肉が発達します(^.^)
もう少し続けますので、今度の曲も上がったら、聞いてやってください。
貴重な数面をのぞいては、壁にかけるか、棚にポンと置いてあるか、その辺に転がっています(^^;