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時悠人chosan流処世術

★萩紀行③:風情

2021-11-23 08:11:42 | 旅行記
 萩市は、人口5万人程の小都市だが、伊藤博文、木戸孝允、高杉晋作等々を輩出した“明治維新胎動”の歴史が息づく城下町で、見所が随所に詰まっている。

 2015年に「明治日本の産業革命遺産」として、世界遺産に登録されたのも、先人の進取の精神が受け継がれた賜物で、今も教育熱心な土地柄だ。

 城下町は、日本海に面した城の外堀から碁盤目状に区画され、武家屋敷から医者・商人町へと広がっており、歩くと、街の匂いの違いが分かる。

 城近くから出ている「萩八景遊覧船」で、水の都・萩の城下町を川と海から眺めてみて、独特の地形が、萩観光の特徴を創出していることを実感した。

 船頭さんに、「何処から?」と訊かれて、金沢と答えたら、「百万石に比べると、貧乏だから、保存の費用が無い」と謙遜したが、私は、萩の方がはるかに昔ながらの風情を留めていて、居心地よさを感じる。