87%が関心無しと答える

2011-10-20 12:15:06 | 日常

仏サルコジ大統領に女児誕生 歌手のカーラ夫人(朝日新聞)

 フランスのサルコジ大統領(56)の妻で歌手のカーラ・ブルーニさん
(43)が19日午後、パリ市内の病院で女の子を出産した。

 2008年に結婚したサルコジ夫妻にとって待望の赤ちゃん。サルコジ氏
はこの日、ドイツ・フランクフルトでメルケル独首相やトリシェ欧州中央
銀行総裁らと会談を終えた後、赤ちゃんに対面するため病院に直行した。
女の子の名前や写真は公表されていない。仏大統領が在任中に新たな子供を
もうけるのは、1958年に発足した第5共和制下で初めてだという。

 サルコジ氏は離婚した2人の妻との間に計3人の息子がいる。イタリア
出身の元ファッションモデルのブルーニさんはフランス人哲学者との間に
息子がいる。今月初めの世論調査によると、サルコジ氏の子どもの誕生に
「関心がない」と答えた人は87%にのぼった。(パリ=稲田信司)

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87%が「関心がない」と答えたとのこと。コロ子はそういうフランスが好きだわ。 


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たった2.5%の関税撤廃のために差し出すもの

2011-10-20 10:58:50 | 日常

 

10月15日東京新聞朝刊に「TPP参加(対論)国益になるか」と
題するインタビュー記事が掲載されました。
TPPに賛成する立場から意見を述べられたのは、菅原淳一氏
(みずほ総研)、反対する立場からの意見を述べられたのは
中野剛志氏(京大大学院・准教授)です。
両氏の発言をコロ子の日記にも載せたかったのですが、賛成の
意見はテレビ、新聞紙面でゴロゴロ見つかるし、あえて中野氏
の発言のみ転載させていただきます。
国内制度に悪影響 中野剛志氏
ーTPPに反対する理由は。
「TPP農業再生との両立が大前提だったが、東日本大震災で被災
した農業地帯では原状回復のメドすら立っておらず前提条件が
崩れている。野田政権は復興を最優先に掲げているのに、なぜ
交渉を検討しているのか、外交成果を欲しがっているとしか思え
ない」
ー問題点は。
「最近の自由貿易協定(FTA)の交渉は、相手国の国内制度を
自国の企業に有利に変えるのが主要な中身だ。TPPはその
最先端だと言われている。米韓FTAでは、韓国は米国に惨敗
した。米国がたった2.5%の自動車関税などを撤廃する
かわりに、韓国は安全規制と排ガス規制を緩和した」
ー日本がTPPに参加したら、同様の影響が出るのか。
「もちろんだ。米国は以前から日本に共済制度の解体や、BSE
(牛海綿状脳症)規制の中止、農薬の残留基準の変更などを
求めている。特に米国が狙っているのは、共済とかんぽ生命の
簡易保険で、仕組みをなくして米保険会社の契約拡大を目指す
だろう」
ー米国が日本に参加を求める理由は。
「日本が参加した場合の十カ国の国内総生産(GDP)は米国が
約70%、日本が約25%を占め,日本が加わらなければ何の意味
もない。来年の大統領選挙に向け、オバマ大統領は十一月の
APECで成果が欲しい。それが日本の交渉参加だ」
ーTPPをアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)ヘ広げるため、
参加すべきだという声もある。
「中国包囲網とも指摘されるTPPに中国が参加する可能性は低く、
FTAAPにはならないだろう。中国が入っていないTPPが、外需
取り込みにつながるとも思えない」

付録
中野氏の発言で妙に気になったのは「韓国は米国に惨敗した」
という部分です。韓国が譲歩したのは排出ガス規制や安全基準
だけなのか、ネットで調べてみました。
参考までに、民主党斉藤やすのり衆議院議員のblogを一部転載
させていただきます。

米韓FTAの驚くべき内容

昨日から国会に来ています。国会は20日からですが、開会前
にTPPの議論が党の政調会や議員同士の勉強会で行われている
からです。野田総理がTPP交渉参加を”表明したい”というAPEC
まで後、1か月。ここに来て、遅まきながら政府から情報が
開示されるようになり ました。
とは言え、政府は相変わらず、「情報がないのでわからない」、
「交渉の席についてみないとわからない」、「米国の要望事項は
不明」など中 身はよくわからないというのが現状。誰かがTPP
おばけがどうのこうの言っていますが、まさにTPPは中に入って
みないとわからない「TPPお化け屋 敷」。

しかも、このお化け屋敷は一回、中に入ると抜けられないのです。
けさ、外務省に「お化け屋敷に入ってみたら、やっぱり怖いので、
抜 けさせてくれと言えるのか。実際、多国間交渉で途中で抜けた
例はあるのか?」と質問したら、「外交交渉上はまずい。国会で
批准を認めないなら別ですが…」 と外務省。

いま、一番やらなければいけないのは「TPPに入るメリット」と
「入った場合のリスク・最悪のシナリオ」、「日本として妥協し
てはいけないポイントはどこか」、この3つ。ところが、この
3つとも政府から示されていないので、私たちは”慎重派”は、
「APECがあるからと言って、 結論を急いではいけない」、
「いまのような情報がない段階での交渉参加は許すことはでき
ない」と声を上げているのです。

情報がない中で、 ひとつの目安というか、モデルになるのが、
米韓FTAの二国間交渉。間もなく、国会で採決されて、批准
されるFTAです。国内の報道でも「米韓のFTAで 日本の産業界は
遅れを取ることになる。だから、日本はTPPの加盟を急げ」と
いうようなニュアンスの報道が盛んにされていますが、昨日、
きょうと米韓 FTAの実態を知り、私は恐怖感すら覚えたのです。
なぜ、恐怖感を覚えたのか。

きょう、私が事務局を担当している「TPPを考える国民会 議」
が米韓FTAの研究をしている北海道の酪農学園大学のユウ
キョンヒ准教授を招き、講演をして頂いたり、政府側から
レクチャーを受けたりした中で米韓 FTAの恐るべき中身が
見えてきたのです。その中身を箇条書きすると。

○韓国の国家予算は日本の10分の1であり、人口も少ない。
2大財 閥の現代とサムソンの2社がGDPの40%を占めて
いる。韓国はGDPの7割が輸出入を占めている典型的な
外需国で対外貿易の依存度が極めて高い(日本は 2割程度)。
だから、韓国と日本を同じポジションで比較してはいけない。


○米国が締結した直近のFTAは米韓FTAであり、米国は米韓
FTAをTPP交渉で目指すハイレベルな先進事例として活用
するだろう。

○ 韓国政府はFTA交渉の過程で、この協定はメディアを通じ
「農業VS工業」であるかのように矮小化しえきた。それは今、
TPPの交渉参加を念頭にしている 日本でも行われている。
韓国でも事前に医療、福祉、教育には影響がないと盛んに
プロパガンダされていた。ところが、蓋を開けてみると、
医療、福祉、教育の 規制が次々、緩和され、「話が違うよ」
ということになっている。以下、その事例。

○医薬品分野において米国の要求が丸呑み。FTAにおい て
「医薬品・医療機器委員会」を設置することが合意され、
米国の医療機器輸出に対して規制を加えることが非常に
困難になっているし、高額医療の負担が国民 に帰結すると
懸念されている。また政府による医薬品の許可の遅延で
発生した損害は米国企業に補償を行わねばいけないし、
米国のメーカーは自社の薬価が低く 決定された場合、
これを不満として政府に決定の見直しを求めることが可能。
つまり、国が主体的に薬価を決めることが困難に。

○農協、漁協、労金の保険販売や韓国郵政の保険業務を韓国
政府の金融監督委員会の規制下に置き、同種の民間保険と
同一のルールを適用せねばならない。また韓国郵政は保険に
関する新商品の販売を禁止する。

○ 自動車は排出量基準、安全基準について米国産に対して
適用を一部免除。米国が韓国製トラックに課している25%
の関税は8年間存続させる一方で、韓国の米 国製トラックに
対する関税は直ちに廃止。小中型車の韓国国内の税率は据え
置きで大型車は減税(国内制度を変更させられる)

実は韓国内の中でFTAの情報が極めて少ない。以下の文章は
ユウ准教授の著書から抜粋したもので、ネットでも流れて
いる。ユン准教授が条文をはじめ、様々な文献や議員、政党
から調べて整理をしたもの。私はこれを読んで愕然とした
のである。(以下略)

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