辞めさせない理由

2011-12-05 11:59:17 | 日常

「襟を正して職責を」首相、防衛相の更迭を拒否
(2011年12月5日09時40分  読売新聞)

自民・公明両党による問責決議案提出の動きが出ている一川防衛相について、
野田首相は5日午前の衆院予算委で、「これまで以上に襟を正して職責を
果たしていただきたい」と、更迭を拒否する考えを示した。
稲田朋美氏(自民)の質問に答えた。
 問責決議案は、会期末の9日に自公両党が参院に共同提出する方針で、
他の野党の賛成で可決される公算が大きくなっている。(記事終了)

野田首相がどうして一川防衛大臣を辞めさせないのか不思議でならなかった
のですが、稲田議員の次の質問者、河井克行議員の質疑で納得しました。

河井議員は、環境アセスメントを提出したら、沖縄は「以後そういう防衛
大臣と話はしない」と言って来る。その時に一川大臣を辞めさせる腹づもり
なので今は温存しているのだ、というような趣旨の発言をしていました。

田中沖縄防衛局長の暴言(本音?)が報道され、環境アセスの年内提出は
無理だろうとコロ子は思っていたのですが、野田首相は強行するつもりの
ようです。野田内閣もう長くはないような.....。

2011.12.05 自由民主党・河井克行  衆議院予算委員会質疑から抜粋
河井議員 なんでこうまでして総理大臣が一川大臣をかばい続けなく
ちゃいけないのか、それは一川さんにまだ使いみちがあるからなんで
しょ。年内に辺野古移設に向けた環境影響評価書を沖縄に提出する
作業がどうしても必要だ、でも沖縄県知事も県議会も評価書の提出
には強く反対をしている。もし沖縄の反対を無視して評価書の提出を
強行するならば、時の防衛大臣とは今後一切話ができないと沖縄側が
言ってくることは容易に想定できる。よって、どうせ辞めさせること
になっている一川大臣に評価書の提出という泥だけかぶらせて、自分
の政権は生きながらえようとしている、まあだいたいそんなところ
じゃないですか、総理の腹のうちは。いかがですか、あなたは、
総理大臣、年内の評価書の提出を今の一川大臣に担当させるおつもり
なのか、それとも別の他の人に担当させるおつもりなのか、お答え
ください。
野田首相 あまりにもたくましすぎる・・(よく聞き取れず)に
びっくりしましたけれども、あの、私自身は一川大臣には引き続き
襟を正して職務を遂行していただきたい。それは環境影響評価書の
問題もありますし、FXの選定もありますし、様々な重要な課題が
ございますので、しっかり対応していただきたいというふうに
考えております。
河井議員 確認します。環境影響評価書の提出も今の一川大臣に
まかせるわけですね。yesかnoかお答えください。
野田首相 年内に環境影響評価書を提出する準備をしています
けれども、その担当大臣は一川大臣でございます。

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