大空と大地の中で。

大自然を相手に駆け回ってます。

北海道・銀泉台~赤岳~緑岳~黒岳縦走

2015-09-25 11:57:08 | 山 行・ハイキング

平成27年9月17日(木)

北海道の天気は、とてつもない快晴。

そりゃ~、今日は旭岳~層雲峡まで縦走するぞぉ~と気合いだけは入っていた。

でも・・・ザックが重過ぎる・・・(*´Д`)=зと、同時に

美瑛駅から旭岳ロープウェイに到着するのは、11時頃

そこから層雲峡まで縦走するには、絶対無理だな! 層雲峡まで行って帰りに旭岳まで縦走することに変更。

天気が良いのに残念だけど、移動日とする。 こんな時は一人だと気楽でいいなぁ~と実感。

美瑛駅始発の電車で、旭川駅へ。

おぉ~、朝早い電車だというのに地元の人が沢山いる、電車も2両で走っているじゃん!

凄い!ありとあらゆるちょっとした出来事に目をパチクリしながら、北海道を楽しむ。

自分の足で北海道を移動するのも、時間があれば楽しいものですな。

ただ山中は別の話だけど!

 

旭川駅から路線バスに2時間揺られて、層雲峡に行く。

途中、JR上川駅で休憩タイム。

駅の中をウロウロ、ここで1つ発見しました。

JR上川駅~愛山渓温泉まで路線バスが出ている事を、

地図を広げ愛山渓温泉に泊まれば、歩きたいと思ってる場所を山中1泊すれば縦走出来るのか・・・と、

参考にしときましょう♪

本日のお泊り場所は、層雲峡バス停から数分のところにある「層雲峡ユースホステル」。

ユースは初めて利用、安いし赤岳・黒岳に行くのは便利なので、

予約したので少々汚くても何も期待はしていなかった。

ユースに辿り着き外観を見た時、案の定 こんなもんだよね、って感じで中も古かったし。

 

しかぁ~し! 

周りのホテルと比べない限り、期待は大きく裏切った。

格安でこんなに良いホテルは他にはないということを体験した。

層雲峡ユースホステルの良かったところ。

1Fは、男性部屋・浴室・洗面所・トイレ・ランドリーと食堂兼談話室。

2Fは、女性部屋・浴室・洗面所・トイレ・ランドリーと、完全に男女別々。

部屋は1部屋に2段ベットが4つ、各ベットに遮光カーテンが付いていて、部屋の電気がもれない。

各ベットにはライトが備え付いてコンセントもあった、シーツも布団もとっても清潔だし食事も美味しかった。

トイレもめっちゃ綺麗で感激してしまう。

一人山旅中の者にとっては、なんと言っても談話室で貴重な情報交換が出来る事が最大のメリット。

各国の外国人も多く利用していた。

 

今までちょっとした移動の時に利用するホテルって、ビジネスホテルしか頭になかった私でしたが、

特に一人旅の時は、ユースホステルは使えるぞ!って、新たな発見をいたしました。

 

平成27年9月18日(金)

銀泉台~赤岳~緑岳~北海岳~間宮岳~中岳~黒岳~層雲峡縦走。

ユース前始発のバスで銀泉台へ、バスに揺られて約1時間。

7:10 銀泉台から赤岳へ。

 

長年見たいと思っていた、これが大雪山の紅葉かぁ~。

カメラを抱えた人達が、一生懸命写真撮影しています。

やっぱり、一眼レフ持って来れば良かったなぁ~(*´Д`)=з

第3雪渓まで紅葉が綺麗だと、前日誰かが話していた。

マイペースで写真撮りながら登ってゆく。

何枚も何枚も同じ場所で写真を撮りまくる。

毎年、大雪山の紅葉を見たいと思っていた私にとって、夢のような景色なのだ。

赤岳へ。

予定では、赤岳~黒岳~層雲峡に下山する予定でいたが、

北海道に来る前に地図を見ていたら、緑岳がある事を知り緑岳をネットで調べてみると、

景色が良さそうな場所だったので、ついでに緑岳へ。

緑岳へ行く途中の小泉岳。

白雲岳の避難小屋が小さく見え

なだらかの丘の様な場所を緑岳へと進む。

赤岳から先は誰とも出会うこともなかった、雄大な大雪山。

緑岳。

緑岳から眺める高根ヶ原に忠別岳、そして北海道の王冠ともいえるトムラウシ山、雄大な景色だ。

以前、縦走した場所を眺め良く歩いたなぁ~と改めて思い、

そして高根ヶ原一帯は、熊の生息地だった事を思いだし、

小心者の私は、そそくさと来た道を戻り、

白雲岳避難小屋へと向かう。

テント泊してる人が数名いました、避難小屋周辺まで来ると人もいて一安心。

避難小屋でゆっくりとお昼のパンを食べて、地図を眺め白雲岳は以前登っているのでスルーして、

北海岳へ。

冷たい風が頬を打ち付けてくる、人も歩いていないだだっ広い山の中。

まだ1時前だというのに、もう夕方のような静けさ足元の岩場でエゾリス達が戯れている。

ナッキー出てこないかなぁ~。

一人で歩いていると、なんとなぁ~く心細くなってきたので熊鈴をザックに付ける。

流石にここでは唄う事は出来なかった。

いい按配に鈴が風になびき、鈴音が大きく大地に響き渡る。

前方から一人の登山者がやって来る、決して話す訳でもなく挨拶を交わすだけ、

ただそれだけの小さな出来事なのに、人の温もりが感じられホットしている。

13:00 北海岳山頂

北海岳山頂から黒岳を眺め、

さて、ここから右回りにするか左回りで黒岳石室に行くか、地図見て検討。

18時の最終リフトには間に合いそうだったので、左回りで歩くことにする。

中岳で、前方から来る2人と出会う、この人達は白雲岳避難小屋泊なのかな?って。

風が強い、熊鈴がうるさいほどザックから響いている。

北鎮岳分岐から北海道第二の高峰、北鎮岳に登りたかったが流石に登ってる時間はないのでスルー。

15:45 黒岳石室

小屋のおじさんに、リフトの最終は17:00と言われて大慌て。

最終18:00だとばかり思っていた。 間に合うか?

大急ぎで写した写真だったので、黒岳の字が見えてない。

途中の紅葉の写真をさっさと写し、大急ぎで下山。

16:45 最終のリフトに間に合った!

リフトでロープウェイ乗り場まで降り、

ロープウェイの切符売り場のおじさんに、余裕持って下山しなければダメだよと怒られてしまった。

トホホ、はぃ、すみません・・・と(*´Д`)=з

大雪山の紅葉がみれ、大満足の北海道でありました。

 

 

 

コメント (4)
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北海道 ローカル線&路線バス

2015-09-22 16:06:46 | おでかけ・散歩

平成27年9月15日(火)ー19日(土)

 

以前から見たいと思っていた、大雪山の紅葉。

ある日、何気なくANAのマイレージ数を見てみると1500マイルが貯まっているではないか!

1500マイル貯まっていれば繁忙期以外であれば、国内の往復航空券がマイルと交換が出来る。

 


このマイルを使って、北海道・大雪山の紅葉見物に天気の良い日を狙って行く事に決める・・・が。

内地と同じで、北海道の天気もなかなか安定しない、紅葉と天気、飛行機の空席との組み合わせもなかなか難しかったが、

今回は、マイルとの交換なので金額に拘ることもない、空席さえあれば座席が確保できるので、

気軽に一人で北海道へ行く事にした。

行くならシルバーウィーク前だ!間際に航空券をゲットし9/15~一人で行く事に決定。

 

 

9月15日 

旭川空港到着は、定刻通り 8:25との機内アナウンス、旭川空港周辺の天候は、霧だと・・・。


数日前から大雪山の天気が気になり、暇さえあれば天気のチェックをし、喜んでみたり、落胆してみたりの繰り返しであった。

今回は大雪山を縦走したかったので、ローカル線と路線バスを利用することに決めていたが、

15日の移動日だけ、空港でレンタカーを借り美瑛・富良野周辺をドライブ。

ドライブと言っても、この周辺は殆ど行っているので なんとなくパットしないが、「風のガーデン」へ。

今年の夏に食べた上富良野のスープカレー屋さんが美味しかったので、また行こうと思ったのだが火曜日は定休日。

ネットで他のお店を検索して、口コミランキングが多かった

「あぜ道 より道」の人気NO1 季節の野菜盛りだくさんの野菜カレーを注文。

上に乗ってる野菜類は、夏に食べた野菜と変わりないがカレールーは、個人的に夏に入ったお店の味の方が好きだった。

でも、美味しく頂きました。

そして宿に荷物を置きに行く途中の「四季の丘」に寄り道。

今は、何処に行っても中国人の観光客が多いですなぁ~。

ここにも沢山居ました。

彼らたちは、売店で大きな夕張メロンを輪切りにして種を取ったくぼみにソフトクリームがのってる

夕張メロンソフトクリーム1000円を買い、メロンと丘をバックに写真撮影してました。

横目で美味しそうだけど、甘そうだなぁ~と眺めていた。

旭川駅にレンタカーを返却に行って、旭川駅15:32の富良野線に乗って

ローカル線に揺られてガタゴトと美瑛駅へ・・・。

美瑛駅はちゃんと駅員さんが居るので、電車のドアが全部開きましたよ。

ローカル線とはいえ、学校帰りの高校生や道民の方達が多く利用しているのには驚きました。

この日の宿は、駅から数分の場所にある美瑛の「クレス」に素泊まり。

 

9月16日(水)

十勝連峰へ・・・。

前に登った時に十勝岳のピンバッチを購入するのを忘れていたので、

ピンバッチを買いながら、十勝岳か美瑛岳に登りましょう♪

美瑛駅始発の路線バスに乗車し、白金温泉へ。

白金温泉から望岳台遊歩道を歩いて望岳台へ。

途中まで歩いてなんだか・・・ 

この遊歩道失敗したかなぁ~と不安がよぎるが、ここまで来たらもう望岳台まで歩くしかない。

しかし、家に帰って改めて調べてみたら富良野駅から1日2本、白銀荘経由の路線バスがある事を知った。

ちょっと、リサーチが甘かったと悔やむ。

 

望岳台の駐車場から十勝岳を眺めるが、十勝岳に傘。

避難小屋まだ登ってゆくが、さらに真っ白の状態、上は風が強そうだ・・・。

避難小屋まで登ったが、まったく登る気がなくなり、

街並みを見下ろし

美瑛岳にでも登ろうか・・・と思うが、頭に傘。

どうするかなぁ~。

折角ここまで来たのだから、美瑛岳に登ろうと意気込んではみたが、

一度登る気がなくなってしまうと、登ろうという気力が全くおこらない。不思議なものだ。

望岳台で十勝岳を眺め、ぼぉーと寛ぎ、あの遊歩道をまた歩くのかと思うと憂鬱になり、

時間がかかるけど車道を歩こうかとも、しかし頑張って遊歩道へ。

途中まで歩いて、やっぱり車道を歩けばよかったと後悔し、

不安になると気持ちはどんどんエスカレート、枯木を拾い笹をバシバシ叩いて歩く。

笹の中で「カサカサ」って小動物が移動するたびに、ビビリまくる小心者である。

「誰か人が来ないかな?」と何度も後を振り返るが、殆どの人は望岳台まで車で行ってしまうので、

こんな場所を歩く人は居ないかぁ~と呟く。

 

あぁ~もうダメ、怖い!唄を唄おう・・・。 

「何唄う?」って自分に問いかけて口ずさんだ歌は、中島みゆきの「旅人のうた」だった。

最初は遠慮がちに唄っていたが、怖いと声は自然と大きくなり、望岳台遊歩道で一人大熱唱状態。

こんな姿を他の人に見られることもなく、熊に出会うこともなく幸いだった。

青空の下で大声張り上げて歌うのなんか、小学生ぶりだなぁ~。

11:45 やっとバス停に辿り着くのだが、バスは3時間に1本

次のバスは13:05なのだ。まずは忘れていた十勝岳のピンバッチを買いに行き、

温泉に入って時間つぶしをしようかとも思ったが、カラスの行水の私には温泉は時間つぶしにはならないと諦め、

近くの滝を眺め、「どうすっかなぁ~」って、滝の近くに「白樺の遊歩道」があったので入ってみた。

この遊歩道は絶対に「青い池」まで繋がってると信じこみ歩きだす。

でもこの時期は、あまり人が歩いてないようで何度となく蜘蛛の巣に引っかかる、

戻ろうか?このまま行こうか?

前から突然何かが走って来た、たぬきだよ。

たぬきに白樺の遊歩道を追い出され、舗装された白樺道を「青い池」のバス停まで歩くことにした。

いつもは望岳台まだ車に乗せてもらっていたので、車からの景色と歩いて見る景色はまた別のものに感じ

新鮮な気分であった。

 不動の滝に寄って

よいタイミングで「青い池」のバス停に到着。

青い池は一度みたので、バスを待つ。 13:10のバスで美瑛駅へ。

駅周辺を散策してると、お店の上に数字が付いてる。

何だろうと思っていたのだが、この数字 各お店の創業した年なんだって。

美瑛駅はなかな立派で綺麗でありました。

この駅中でテント泊できるじゃん!って感じ。

駅から宿に行く途中の住宅街の公園の芝生の中に、沢山のきのこが生えていたのにはビックリ。

自分の足でテクテクと北海道を歩いていると、色々な発見がありますなぁ~。


 

 

コメント (2)
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