大空と大地の中で。

大自然を相手に駆け回ってます。

箱根・明神ヶ岳

2015-11-15 08:30:15 | 山 行・ハイキング

平成27年11月5日(木) 

 

秋晴れが続いていたので、箱根の外輪山の東部にある穏やかな山容の明神ヶ岳へ行く事にした。

箱根湯元駅からバスに揺られ、仙石バス停下車。

矢倉沢口から明神ヶ岳へ、箱根の別荘地の中にある登山口。

つづら折りの登山道を矢倉沢峠の分岐まで登るとうぐいす茶屋とトイレがある。

この分岐から左に登ってゆくと金時山、右の緩やかな道に進むと明神ヶ岳へと続く。

分岐から気になっていた尾根道を明神ヶ岳方面へと歩き、

茶屋から少しだけ登った場所から後を振り向くと、金時山の頭が覗く。

 

10年程前は山歩きなんて全く興味もなかった、その頃、初心者の山だから楽勝だよなんて軽い気持ちで登り、しっぺ返しを食らった山。

帰りは口も聞けないほどクタクタになり、翌日は筋肉痛で歩行困難状態に陥った思い出のある懐かしい金時山。

肌寒さを感じてくる季節になったのに、花が咲いていたことに微妙に嬉しさを感じたのも束の間、

展望のない密生した箱根竹の中を延々と歩く、何処まで行ったら視界が開けるのだろうか?

一瞬、視界が開けた場所から富士山、明神ヶ岳に行くまで隠れんなよぉ~。

そしてまた、展望のない樹林帯の中へと入りこむが、彩りがあり華やかな木々へと変わった。

 やっと開放感ある場所に飛び出すと、

「まさかりかついで~きんたろう~

の歌でおなじみ童話「金太郎」の舞台となった山、標高1213m金時山が良く見えたが富士山はあっと云う間に雲の中。

 

陽だまりに腰を下ろし休憩していると、気持ち良くて睡魔が襲ってくる。

 

このまま、ここで休憩していたら寝てしまいそう。

先を急ぐことにする。

広い尾根道を歩き明神ヶ岳へ 

明神ヶ岳と大涌谷の噴煙。

宮城野方面へと下山。

分岐から明星ヶ岳へ行く予定だったのだが、「早くビールが呑みたいね」なんて話しになり、

明星ヶ岳を経由しないでそのまま宮城野バス停へと下山。

分岐からバス停までの下山が、凄く長く感じバス停に着いた時はクタクタでした。

小田原駅で寄り道をして生ビールをグビグビと飲み干し、お疲れさまとなりました。

 


浅間・石尊山

2015-11-07 22:30:03 | 山 行・ハイキング

 

平成27年11月3日(火)

 

浅間・石尊山 (血の滝・血の池)

浅間と云うと、浅間山・黒斑山が真っ先に頭に浮かんでくるが石尊山は影が薄かった。

石尊山は浅間山の南西の裾にあり、噴火に寄ってできたコブの様な山。

浅間山が大き過ぎて、殆ど目立たない存在なのだが昔は信仰の山だったので、

あちこちに祠があったり、石仏があり昔の名残があった。

そして何よりも興味があったのが、血の滝・血の池がどんなものなのかと見に行く事にした。

 

標高1000mの場所にある追分宿登山口の駐車場は、車4台くらいしか停められない狭いスペース。

下界は快晴であったのに、駐車場付近は濃い霧のベールに包まれていた。

これじゃぁ、浅間山は拝めないかな?と思いながら、

赤松林の真っ直ぐ延びた平坦な林道を、メンバー10名とおしゃべりしながら歩いてゆく。

久しぶりの大人数での山行で、話が弾む。

歩き始めて20分ほどで馬飼の土手を通過、何て事ない場所に「馬飼の土手」の標識があり

3本位の林道をまたぎ、赤滝(血の池)方面へ

滝の手前には洞窟があり、その中に二体の不動明王が祀られている。

光背には激しく燃え盛る迦楼羅(かるら)炎が刻まれている、怒った石仏だそうです。

 

石仏の先には、血の滝があり濁川へと流れこんでいる。

鉄分を多く含んでいることから、空気に当たって酸化し茶色くなっているのだそうです。

血の滝を横からも眺めながら

血の池へ。

ここは期待していた程赤くはなかったので、源泉へ。

豊富に湧き出ている源泉は、特に温かくもなく手ですくって飲んでみたら、

まさに!鉄の味、鉄の棒を舐めている感が口の中に残った。

貧血に人には、良さそうな源泉なのか?

赤滝から先は、地図の上では点線ルートになっているが、

踏み跡もバッチリとあるので、迷う事はない。

石尊平?から傾斜を登ってゆくと背後には、煙を吹いた浅間山を見上げ、

石尊山山頂

麓は、ちょうどいい具合に色付いている

特別寒さも感じる事なく、陽だまりで浅間山に周りの山々を眺めながらランチタイム。

 

そして・・・ 下山。

今回のリダーさんは、道なき道を歩くのが大好きな方。

登山口から赤滝までは一般ルート、赤滝から先は地図上では破線ルートになっているが、

踏み跡もバッチリ付いていたので、迷う事はない道。

リダーさんにとっては物足りない道であり、このままじゃ終わらないなとは思っていたが、

下山はやっぱり、地図にも載ってない道をGPS頼りに、座禅窟までの急坂を藪こぎしながらの下山となりました。

途中たらの木が沢山あって、春に来たら沢山収穫出来そうな予感。

藪こぎ終了、ホットして木々の間からカラフルに染まる紅葉をパシャリ。

座禅窟

浅間山の噴火で出来た洞窟、中は30名位は入れる広さ。

 

「テント設営出来るんじゃない?でも夜、出そうだよね」なんて、座禅窟の中ピークパーチク。

修験者は交代で座禅窟に入り苦行していたそうです。

 

長い林道を歩き、駐車場へ。

 


山梨県・鶴ヶ鳥屋山

2015-11-04 22:33:35 | 山 行・ハイキング

 

平成27年11月1日(日)

 

11月、一発目の山は、山梨県の鶴ヶ鳥屋山。

はぃ、この山の名前は今まで一度も聞いた事のない名前で、何処にあるのかも知りませんでした。

すると三ツ峠の北に位置する山。

 

山梨の山に登ると、大概 山頂標識には山梨百名山と刻まれいるが、この山頂にはなかった。

マイナーな山ゆえにとても静か、なかなか良い山でありました。

 

久しぶりの電車利用の山行、早朝の早い電車は久しぶり。

電車の扉が開き電車内に入ろうとした瞬間、車内は酒臭い。

まぁ~、早朝の早い電車での酒臭さは、今更感じた事でもなかったが、

それよりもビックリしたのが、車内にいる人達。

着ぐるみを着ている人、目元から赤いものを垂らしてる人、魔女の格好をしている人・・・と、エトセトラ。

テレビで観た光景の人達が、車内にいるのだ、「なんだぁ~こりゃぁ~」

前日のハロウィン帰りの若者達なのだ。 

異様な光景にビックリしたものの、

この日この時間だからこそこの瞬間に巡りあえ、前夜の興奮を微妙に感じとれた朝でありました。

 

JR 笹子駅で山友さん達4 名と待ち合わせ。

登山口まで林道をしばらく歩く。

登山口からは、容赦ない急坂が続き、途中林道へ出る。

 

林道からは、今年の夏に熊と遭遇した滝子山が格好良く見えるが、

もう一度、あの山に登ろうなんて気にはどうしてもならない。

 

林道の先からも、急坂に喘ぎ一気に汗が噴出してくる。

久しぶりの大汗だ。

鶴ヶ鳥屋山と本社ヶ丸分岐。

木々は赤みを増し、登山道までも赤く染めサクサクとわざと音をたてて歩く。

辺りの山々までも、赤茶色に見える。

電波塔がある三ツ峠が見え、

鶴ヶ鳥屋山の道標に沿って、アップダウンを繰り返し、

鶴ヶ鳥屋山頂に辿りついた。

山頂からは、薄っすらと富士山が見え隠れして遊んでいるかのような光景を繰り返していた。

山頂で昼食を摂った後は、一気に急坂を下りJR初狩駅を目指すものの、

途中、枯れ葉の絨毯で道が覆われ道迷いをしながら、林道へ。

やっとこさ、林道に出るものの猿の集団に出くわし、

キィーキィーと声掛けしながら、人間が来た事を知らせている。

長い急坂を下り、車道からは今さっきまで居た鶴ヶ鳥屋山を望む。

JR初狩駅で缶ビールを呑みながら、メンバーさんらとホームで電車を待ち、

お疲れさま・・・。

 


新潟県・佐渡ヶ島一周 ♯尻立山

2015-11-03 22:35:18 | ☆☆☆ 甲 信 越  ☆☆☆

 平成27年10月23日(金)

 

少しだけ山に付き合って・・・。

 

細いクネクネの山道をドンデン山荘駐車場へと登ってゆく。

ドンデン山荘駐車場からは、金北山が良く見える。

ススキの向こう側には海。

ドンデン山荘

ドンデン山荘の脇の小路を歩いてゆくと

眺望の良いドンデン高原に出る。

目の前の小高い山が、尻立山。

後から歩いて来るPちゃんを見ると、「もう、これ以上は歩かないよ」って、顔をしている。

「困ったなぁ~」と思いながらも、「直ぐそこだからぁ~」と・・・。

駐車場から20分程で、尻立山山頂。

Pちゃんと同じ景色を眺めながら、色々と共感できた事に喜びを感じる。

赤い屋根が、避難小屋とテント場かな?

九州に居た時は、色々な山巡りを一緒にしていたのに、

東京に戻って来てからは、あまり山に行かなくなってしまったPちゃん。

久しぶりに一緒に眺める山頂からの景色。

さて、フェリーの時間もあるので

来た道を両津港まで戻り、車を返却して

港でこの旅最後の、海鮮丼を食べ

ジェットフォイルより5分程早く出航した、カーフェリーを見送り、

我々もジェットフォイルに乗船。

 

新潟駅から新幹線に乗り、お疲れさま・・・。

楽しかったね(-^〇^-)


新潟県・佐渡ヶ島一周 ♯観光

2015-11-02 22:03:43 | ☆☆☆ 甲 信 越  ☆☆☆

平成27年10月20日(火)-23日(金)

 

新潟県・佐渡ヶ島へ

 

温泉に入って、美味しい海の幸を食べに行こう!って、前からPちゃんに言われていたけど、

夏・秋と行きたい山が優先になり、後回しになっていた旅。

 

行くのであれば、山シーズンも一段落した今がチャンス!

行くと言っても何処に行く・・・?

 

まぁ~日本国内行きたい場所はまだまだある。

その中からピックアップし旅の行程を考え始めたのだが、電車での移動となると中々面倒な事も多く、

はっきり言って途中で面倒くさくなってしまった!

 

どうするかなぁ~・・・と、思案していたところ

そうだ!

以前 暇な時に机上で旅をしながら、日程を考えていた佐渡ヶ島の事を思い出した。

 

佐渡ヶ島に行こう!

 

佐渡ヶ島はここ数年、春は花の百名山として、とっても人気が爆発している島、

雪解けとともに花の開花時期は、フェリー・宿・レンタカーの予約が取りにくくなっている状況である。

 

観光で行くのであれば、シーズンオフの今が人が居なくて最高の時期である。

天気に合わせ各種の予約は間際でも大丈夫だし面倒な事もない。

日程は、お互いの都合と天気に合わせ3日前に決った。

 

行くのであれば、新潟港の始発のフェリーに乗船したい。

自宅から始発の電車に乗れば、始発のフェリーに乗船できるのだが・・・。

朝の弱いPちゃん、始発の電車なんて冗談じゃないって!(*´Д`)=з

やっぱり・・・ってな感じで、自宅をのんびり出て、

14:32発の新幹線で新潟駅へ、ビューン。

新潟駅近くのビジネスホテルに荷物を置き、さっそく2人で美味しそうなお店探し。

新潟は、やっぱり新鮮な海の幸に日本酒。

 

今回、私の呑んだ日本酒は越後湯沢の「緑川」、殆ど出回ってない新潟の銘酒。

昔、越後湯沢に行った時、3本位買いだめして帰った程、好きな日本酒なのだ。

日本酒を呑みながら、海鮮を食べて前夜祭はホッコリ幸せな気分でありました。

 

10月21日(水) 快晴

 

朝、「起きなかったら、置いて行くからねぇ~」と、脅し。

 

新潟駅からバスに15分程乗り、新潟港へ。

8:55のジェットホイルに乗船し、1時間程で佐渡ヶ島・両津港に到着。

両津港は、佐渡ヶ島のちょうど中央部のくぼんでいる場所。

港でレンタカーを借り、北から攻めるか南から攻めて行くか・・・。

港から車を北に走らせると、直ぐに海岸線の気持ち良いドライブコースが広がる。

ドライブするには、もって来いのお天気である。

海岸線沿いの、二ツ亀・大野亀・尖閣湾と景勝地をゆっくりドライブし、佐渡金山から大佐渡スカイラインを通り、

両津港へと戻った。

港近くの「みなみ旅館」へ。

今夜は、部屋食。

カニ一杯を夢中で食べたら、結構 お腹が満腹になりフウフウ。

食事が美味しいお宿で、ご満悦でありました。

 

10月22日(木)

潮騒を聞きながら、再び海岸線のドライブです。

本日は両津港からお寺巡りと、佐渡と云えばの観光スポットを巡りながら南を攻めて行きます。

佐渡の観光スポットと云えば、トキ・盥船・佐渡金山ですなぁ~。

そして、かつての船乗りや船大工が住んでいた「宿根木」。

一歩踏み入ると石畳の細い小路沿いには、家々がびっしり建てられ独特な雰囲気を感じられる場所でした。

沢崎鼻灯台

この日のお宿は、両津港の反対側にある相川町 「民宿 敷島荘」

舟盛りで一杯、今度は何処に行こうかぁ~と、相談しながら食事がすすみ、

お疲れさま・・・。

 

今まで、いくつもの島巡りをして来ましたが、どの島も1日で1周出来る島が殆どでした。

しかし、佐渡ヶ島は大きい!

大きなはずです。 東京23区の1.5倍の広さだそうです。

 

今回は、初めての佐渡ヶ島だったので、観光名所・景勝地だけを巡りましたが、

もっと見たい場所、行きたい場所もありました。

ゆっくり、じっくり観光するには、島が大きすぎて2泊3日ではちょっと足りなかったです。

でも、楽しい旅となりました。