本日2つ目の投稿は久々の「恵みの余滴」です。
(8か9か忘れてます。笑)
これは、教会のお話なので、興味の無い方は、
スルーして下さっても構いません。
読んで下されば、感謝です。
今回は、60年記念誌「軌跡」に載せた
私の文章を基に、自由に表現して書きたいと思います。
***
今の教会には、幼い子ども達は一人も居ません。
でも、教会の願いは、教会の中に子ども達の声がすること。
教会には若いクリスチャンホームは皆無なので、
そこから通うお子さんは居ません。
とりあえず、事実上休止状態だった子どもの集会を
始める事になりました。
とはいえ、従来の教会学校(cs)という形では、
教会に来たことの無い子達には、来づらい時間帯(日曜朝)と
内容では難しいと判断して、とりあえず月1回で、
様子を見ようということになりました。
2年前の6月から始めた子ども集会「日曜フレンズ」。
近所や団地など、子ども達の居そうな所や、
新聞折り込みもしました。
ある日の午後、会った子ども達に
ちらしを配りました。
一人の女の子に教会の近くで会いました。
「今度の日曜日に、そこの教会でピザパーティーするから、
是非来て下さいね。」と誘いました。
するとその子が言いました。
「行かなくてもいいですか?」と。
もう何十年も子どもたちにチラシを渡したことが
ありましたが、「行かなくてもいいですか」と
言われたことは一度もなくて、どう返答すべきか
一瞬迷いました。
とりあえず「でも、良かったら来てね」と
言った記憶があります。
そうして、6月の集会が持たれました。
6人の子ども達と3人の父兄が集えましたが、
その子は来ませんでした。
そして、月日は過ぎ、子ども達もやがて減って、
とうとう0の時が何回か続いて、
私もスタッフたちも意気消沈していました。
このままクリスマス会をしたところで、
本当に子ども達は来るのだろうか。
来ても、何ヶ月続けてこられるだろうか。
クリスマス会に向けて、小学校の前でチラシを
配布しましたが、かつて断られた女の子に
また会いました。
そして、同じようにチラシをあげましたが、
このときもまた「行かなくてもいいですか」と
いう返答でした。
そして、クリスマス会の日、
予約制の子供会ということでした。
時間もぎりぎりになった頃、
4人の女の子たちが教会に入ってきて、
「予約していないけど、来てもいいですか」と
不安そうに聞いてきました。
なんと4人の中に例の女の子がいたのです!!
私はびっくりして、心の中で神様に感謝して、
「大丈夫だよ、どうぞ、どうぞ」と大歓迎しました。
そのクリスマス会には10人のお子さんと、
2人のご父兄が来られました。
そんなに多くはありませんでしたが、
0を経験していた者としては、本当に感謝に思いました。
そして、1月の「新年会」には、クリスマスを上回る
子ども達が来てくれました。
2月には、毎日のように子ども達が
遊びに来るようになりました。
毎月1回の日曜フレンズよりも、
週日の放課後の方が、人数も増えて、
多いときで20人近くの子ども達が来ます。
いつしか「行かなくてもいいですか?」の女の子は、
「毎日教会に行ってもいいですか?」の女の子に
変わりました!!
本当に感謝な事です。
ただ、スタッフが不足していること、
私も腰痛や体力不足で、ずっと一緒に行動できない理由から、
牧師一人の対応で、多忙に多忙を重ねている牧師です。
夏休みや冬休みになると、
午後1時から5時までびっしりと遊びに来る子ども達。
事故や怪我から守られるように祈らなくてはなりません。
神様は、本当に不思議な方法で
子ども達を与えて下さいました。
何のつても無い所から、
どうしたら子ども達と関われるかわかりませんでした。
一つの与えられたなすべきことを継続していくと、
その中で最善な道を導いて下さるのだと思います。
「継続は力」と言いますが、確かに
継続は「主の力」なのかもしれないですね。
曲がり角の先に何が待っているかわかりません。
(私の大好きな「赤毛のアン」で言うところの
bend(曲がり角)です。)
でも、最善な事が待っていると確信して
祈りつつ、待ち望むことの大切さを覚えさせられました。
正直、しんどい事の方が多いです。
子どもたちだけに集中できる環境にはないから。
あらゆる奉仕の中で、子ども達への働きは、
ほんの一部に過ぎないからです。
働き手がほしい!!というのが実情です。
(高齢者、病気の方が多い教会です。)
どうかお祈り下さい。
いろいろな働き手が与えられるように。
牧師の健康が支えられるように。
恵みの余滴と言いつつ、
最後は祈りのお願いになってしまいましたね。
ブログは生きているので、
その時の心情が吐露されるんです。
長いこと読んで下さり、
ありがとうございました。
次の余滴がいつになりますやら・・・
その時まで、またね。
ここあでした。