ある産婦人科医のひとりごと

産婦人科医療のあれこれ。日記など。

ホメオパシー利用者に複数死亡例の続報

2010年08月11日 | ホメオパシー関連

ホメオパシー関連の朝日新聞の続報がありました。

http://www.asahi.com/health/news/TKY201008100476.html?ref=rss

この記事によると、ホメオパシー利用者の中で病気が悪化して死亡する例が相次いでいるとのことです。

一番の問題は、ホメオパシー利用者が通常医療を拒み、病気の症状が悪化しても病院を受診しないうちに病気が進行してしまい、治療の機会を失うことです。ホメオパシーでは、病気の症状が重くなっても、自然治癒力が増した証拠の「好転反応」ととらえ、これが患者を病院から遠ざけているとの指摘があります。

報道されている事例は氷山の一角とも考えられ、今後、実態を徹底的に調査する必要があると思います。

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日本周産期・新生児医学会からの緊急声明

ホメオパシー(Wikipedia)

朝日新聞記事(12345

「ホメオパシー療法、信じる前に疑いを」

続「ホメオパシー療法、信じる前に疑いを」

第3弾「ホメオパシー療法、信じる前に疑いを」

赤ちゃんは治療法を選べない