さらば
馬鹿者どもよ
もう二度と会うまい
帰ってこいと
何度も何度も
喉を裂いて叫んでやったに
おまえたちはとうとう
最後まで振り返らなかった
偽物の栄光を詰め込んだ
嘘偽りの高楼から
落ちるのが嫌なばかりに
おまえたちは
何よりも大切な
自分自身を捨てたのだ
それこそが
神の国に入るための
たった一つの鍵だったというのに
馬鹿者は
永遠に自分など嫌だと言って
あほうにしてしまったのだ
さらば
馬鹿者どもよ
神は永遠に
おまえたちのもとから去る
おまえたちのために
海のように注いできた
愛に目をつむり
二度と愛しはすまいと
心を引きちぎって
去っていく