おまえが今疲れているのは
小さな自分の幸せを守るために
余計な苦労をしているからだ
嘘で作った幻の自分をもたすために
水の中で息をしようともがくように
しなくてもいい苦労ばかりをしているからだ
もはや世界は変わり
愛の時代の息吹が聞こえようとしているのに
おまえはまだ偽物の幸せを抱き込んで
死人のように疲れた顔をしている
酒や遊びで自分をごまかしながら
こんなものが人生なのだと
嘘くさい悟りを気取って
あらゆるものを馬鹿にする
すべては
おまえが嘘で作った人生を生きているからなのだと
おまえはいつ気づくのか
すべての嘘を脱ぎ捨て
真正直な自分を見出し
神の前に躍り出てくるとき
迷いも疲れも吹き飛び
さわやかに澄みとおる自分になることができる
その幸福をおまえはいつ知ることができるのか
凡庸の沼に沈み
自分の幸せだけを守ろうとする
愚かな盗人よ
もはや神のまなざしが
おまえを去ろうとしているのに
まだしびれる疲労の中に安住しようとするか
そこに本当の幸せはないというのに